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集中力

こんにちは、ステラ・システムズCEOの原です。当社はスタートアップの資金調達や事業計画の策定を支援しています。今回は集中力について書きます。

きっかけ


2022年の目標を「空白」を作ることにしたのですが、「空白」を作るためには、作業を効率的に行っていく必要性があり、「集中力」が大事だと思い、これを機に「集中力」について調べることにしました。僕はもともと集中力については興味があったのでいい機会でした(僕の愛読書である「才能を伸ばすシンプルな本」では、少し難しい目標に集中して取り組む重要性が説明されていますし、「嫌われる勇気」は今を集中して生きろというメッセージと解釈していますし、OasisのBe Here nowとポルトガル・ザ・マンのLive in the Momentも好きです)。

参考にした本一覧


今回このNOTEを書くにあたって参考にした本(これから読む予定の本も含む)は以下です。

①ヤバい集中力

②4 Focus 脳が冴えわたる4つの集中

③SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる

④自分を操る超集中力

⑤モンク思考―自分に集中する技術

⑥BRAIN DRIVEN ( ブレインドリブン ) パフォーマンスが高まる脳の状態とは BRAIN DRIVEN パフォーマンスが高まる脳の状態とは

⑦最高の脳で働く方法 Your Brain at Work

⑧1440分の使い方 ──成功者たちの時間管理15の秘訣

⑨左利きのエレン

書き方

このNOTEでは、ヤバい集中力をベースに関連する内容を当てはめていきます。

そもそも集中力とは何か?(ヤバい集中力)

ヤバい集中力では、集中力という単一の能力は存在せず、自己効力感、モチベーション管理能力、注意の持続力、セルフコントロール能力といったスキルが絡み合ったものであると説明されています。また、同書では、「獣と調教師」をメタファーとして集中力の台を説明しています。

ここで、獣≒本能であり(辺縁系)、

①難しいものを嫌う
②あらゆる刺激に反応する
③パワーが強い

ヤバい集中力

という特性を持っています。
一方、調教師≒理性で(前頭前皮質)、

①論理性を武器に使う
②エネルギー消費量が多い
③パワーが弱い

ヤバい集中力

という特性を持っています。
僕は、ドラクエ5の主人公を調教師として、仲間になるキラーパンサーを獣としてイメージしています。
ここで、本書では、調教師は獣に勝つことはできず、獣を導くことにより莫大なパワーが得られるとしています。つまり、集中力を得るというのは、獣と正面対決せず、上手く獣のパワーを引き出すことだと言えます。

なお、最高の脳で働く方法では、調教師に相当する前頭前皮質を役者たちが芝居する小劇場の舞台に見立てて説明しており、舞台を動かすには多くの照明が必要(調教師の特徴②エネルギー消費量が多い)、舞台には多くの役者を同時には上げられない(特徴③パワーが弱い)等、異なる観点から説明しています。

そもそも集中力とは何か?(4 Focus)

他方、4 Focusでは集中=注意を向けている状態とし、集中力は注意力の延長線上にあると説明しています(結構あっさりとした説明)。脳は要らないことには注意を向けない仕組みになっており、本書では脳のネットワークから集中力を説明をしています。
本書では、

人間の脳には大きく分けて、3つの情報処理ネットワークがあります。
1 デフォルトモード・ネットワーク・・・無意識に近い状態で、記憶や経験を準じてオートマチックに情報処理や指示出しをする。
2 セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク・・・自発的に意識を向けたときに活発に働く
3 サリエンス・ネットワーク・・・1と2の対極的なネットワークの切り替え役を担う

4 Focus 脳が冴えわたる4つの集中

自分なりの解釈

ヤバい集中力と4 Focusでは一読すると、集中力について違うことを言っているようにも見えるのですが、実は近い概念を説明していると感じました。
ヤバい集中力の獣≒デフォルトモード・ネットワークで、調教師≒セントラル・エグゼクティブ・ネットワークであり、獣のパワーを引き出すこと≒サリエンス・ネットワークの活用であると捉えています。
獣の特性①難しいものを嫌う理由は、エネルギーの浪費を防ぐためという説明があるし、これは脳が要らないことに注意を向けないのは省エネのためという点と共通します。
また、獣の特性②あらゆる刺激に反応するというのは、デフォルトモード・ネットワークが無意識に近い状態で指示出しすることと共通します。
さらに、獣の特性③パワーが強いは、4 Focusではデフォルトモード・ネットワークの力を活用することを推奨していますと共通します。
ヤバい集中力では、獣の暴走を食い止めつつ、獣が好む報酬の在り方やマイ儀式を活用することで獣の力を引き出すことに焦点が当てられています。
一方、4 Focusは、セントラル・エグゼクティブ・ネットワークを起点に、デフォルトモード・ネットワークの力を上手く活用するようなアドバイスが多いです(セントラル・エグゼクティブ・ネットワークを使った集中である入門集中から、デフォルトモード・ネットワークを使った集中である、記銘集中、俯瞰集中、自在集中にどうやって繋げていくか)。

このように読書により得た情報を関連付けていく行為は、4 Focusでは引き出す(リトリーブ)と呼ばれ、記憶の定着に役立っていくと説明されています。

NOTEを書きなれていない人間が2,000字以上書くと、集中力を使い果たしてしまった感があるので、今日はここまでにしたいと思います。ありがとうございました。


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