クランボルツ的小学校受験
こんにちは、ステラ・システムズCEOの原です。当社はスタートアップの資金調達や事業計画の策定を支援しています。先日、クランボルツの計画的偶発性理論を記事に書いたところ、野本さんが下記の記事を書いて紹介してくれました。
今日は、最近娘の小学校が決まったのですが、このプロセスがまさしくクランボルツの計画的偶発性理論だったので、紹介したいと思います。
まず、計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)とは、心理学者のクランボルツ氏によって発表されたキャリア理論で、成功した人のキャリアを調査したところ、その8割は偶然がきっかけだったということです。この考えはキャリアだけでなく、他にも幅広く応用が効きます。
小学校入学までのプロセス
きっかけは、今年の春に義理の父が、たまたま群馬に一軒家を買い、そこを賃貸に出すという話を聞いたことでした。
丁度娘が来年から小学校だったので、引っ越すのもありかもねという話を妻としました。その時に、親戚の子も通っている小中高一貫校は、その家から通える範囲だよね、折角だから学校説明会行ってみるかという話になり、今年の6月に参加しました。
正直、僕自身は自分で勝手に勉強すればいいと思っており、学校教育に期待を持っているタイプではなかったのですが、説明会に参加するとその内容が素晴らしく、また、国際バカロレア教育を提供してくれるのも面白いなと感じました。
国際バカロレアは、野本さんのNOTEを定期購読しており、たまたま下記を読んでいたので、内容については何となく知ってました。
学校見学時点では、ほとんど冷やかしみたいな態度だったんですが、夫婦でこれは本格的に検討するのありだという話になりました(どうでもいいですが学校の近くにある鰻屋さんが美味しかったです)。
その後8月にこの学校が提供するサマーキャンプ(日帰り)に娘を参加させてみたところ、娘がすごく楽しい、この学校に行きたいと言ったため、元々小学校受験をする予定ではなかったのですが、急遽準備を始めました(僕は基本的には娘に自分の人生は決めてもらいたいと思っていたので、受験自体は強制させたくなかったので行きたいと言ってもらえてよかったです。あと小学校受験ってびっくりするくらいお金かかりますね・・・)。
そんなノリで始めた小学校受験ですが、元々英語はインターナショナルスクールに通わせて出来ていたこともあり、11月に受験し、合格をもらいました。結果発表までの1週間は人生で一番緊張した1週間で、妻なんて駐車場で他の車にぶつける事故まで起こしてます。来年の3月には群馬に引っ越す予定です。
これらの一連のイベントって、元々計画されたものではなく、本当に全部「たまたま」あった偶然性に対して、家族で意思決定して、行動を起こした結果だと思います。
偶発性を取り込むために必要な要素
個人的に、偶発性を取り込むには、以下の2つが必要だと思っています。
①肉体的、精神的に健康であること
②余裕があること(特に時間面で)
健康でないと、正直先のことまで考えられないです。僕はコロナを機に自分の生活を見直し、コロナ前よりもずっと健康になりました(今は1日8時間寝る健康優良児です)。鬱々した状態で将来の意思決定をするのは難しいと思います。また、仕事についても、本業と副業のバランスをとりつつも、ほどほどに暇な時間を持つようにしていたのがよかったです。仕事に追われていたら、学校のことを調べたり、小学校受験の準備をしたりとかそういったことはできなかったと思います。
最後に
娘の学校入学のきっかけになった野本さんには大変感謝しております。ありがとうございました(最近は、娘は12年一貫校に通うので、他で「やめる練習」しないといけないなと考えています)。
以上、クランボルツ的小学校受験の紹介でした。
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