※ネタバレ?注意※【ドラマ&映画感想🎬】SPドラマ『グランメゾン東京』&映画『グランメゾン・パリ』
【注意事項】
あくまでも、個人的な感想となりますので、予めご了承下さい。
1:SPドラマ『グランメゾン東京』感想
現在、TVerでの無料配信をしているので、まだ観ていないという方々は、映画を観に行く前に、是非観てほしいですし、、、
ドラマ『グランメゾン東京』の過去放送回も、期間限定で配信しているので、そちらも是非観てほしいです。
まず、序盤は京都からなのですが、、、
京都の『紅葉寺』と称される東福寺の、紅葉が美しく、思わず見入ってしまいました。
※東福寺は、美食評論家でコラムニストの中村孝則さんが、2014年にFacebookで紹介していたのを見て、同年の10月28日〜30日、母と一番下の妹の3人で京都旅行した際、最終日に立ち寄った紅葉の名所で、、、
当時は、まだ紅葉が始まったばかりだったのですが、他の観光名所にはない、静けさの中の侘び寂びを感じ取れて、、、
何より、母と妹が、予想以上に気に入ってくれました。
他にも、祇󠄀園や鴨川など、京都の観光名所と呼ばれる場所がいくつか出てきて、
「またいつか、京都へ行ってみたい」
と思ってしまいました。
物語は、コロナ禍を乗り越えた、グランメゾン東京の、まさかの現状と、、、
パリから帰国していた尾花夏樹が発した、
「グランメゾン東京を終わらせる」
という、CMにもあったこの言葉の、真の意図が最初分からなくて、
「まさか、グランメゾン東京を閉店させて、総動員でパリへ…?」
と思ったのですが、、、
映画のポスターの画像を見ると、若手3人の姿が無く、パティシエには、映画で新加入したメンバーがいて、、、
中盤、gakuの丹後シェフが、平古シェフをgakuへ来るように言っていたので、
「まさか、若手3人とも、gakuへ…?」
と思い、どのようにして、映画『グランメゾン・パリ』へとストーリーが繋がっていくのか、いろいろ思考を巡らせてみたのですが、、、
クライマックスからの流れが、予想の遥か斜め上を行くような、驚きの展開の連続で、、、
終盤で、映画へと繋がっていく過程が分かり、あっという間でした。
Bad Endにならず、ホッとひと安心したのと、、、
ラストの、尾花夏樹と早見倫子のやりとりで、これからの展開に向けての希望が見えたような気がしました。
正直、このSPドラマは、映画『グランメゾン・パリ』の前編として公開してもよかったのでは?と思えるほどでした。
2:映画『グランメゾン・パリ』感想
前日にSPドラマ『グランメゾン東京』を観てから、公開初日の12月30日に、TOHOシネマズ日本橋へ映画『グランメゾン・パリ』を観に行きました。
※残念な事に、予約時点で舞台挨拶の回は完売していましたが。
TOHOシネマズ日本橋にしたのは、映画を観る前に、上映館のあるコレド室町のスペイン料理『BIKiNi』で、ランチを食べようと思っていたのもあります。
ランチのコースメニューに、スパニッシュ・オムレツを追加し、若干急ぎ気味になったものの、美味しく食べてから、映画鑑賞しました。
今回、最前列席を予約したのは、スクリーンとの間に、一切余計な情報を入れたくなくて、映画に集中したかったのもありました。
でもって、いざ、映画本編に入ると、、、
前日に観たSPドラマから一変し、何だか、重苦しさすら感じるシーンから始まり、、、
まるで、ドラマ『グランメゾン東京』の序盤にあった、パリのシーンがフラッシュバックしてくるような感じがしました。
ミシュランの中でも、フランス料理の本場でもあるフランスは、超激戦区であり、、、
異国出身のシェフが、フランス料理の魔物ばかりの地で、ミシュランの星を獲得し、且つ、それを維持し続ける事が、どれだけ困難を極めるか、想像を絶すると思います。
恐らく、飲食業界に関わる人達が観ても、リアルに描かれたストーリー展開は、説得力のあるものだと思います。
※その事を踏まえても、日本人がフランス料理の本場であるフランスで、ミシュラン二つ星を獲得し、維持し続ける事が、いかに困難を極め、大変で、凄いのかという事を、改めて再認識出来るのではないでしょうか?
前半は、尾花達に次々と起こる困難や挫折、市場で満足のいく食材がなかなか手に入らず、苦慮しているシーンもですが、一番衝撃的だったのが、早見倫子シェフが店を去ってしまった事でした。
※但し、この事は、中盤以降の展開へ繋がっていきますが。
そして、テナントのオーナーであり、尾花の恩師でもあるシェフと、
「次のミシュランで三つ星を獲れなければ、店を辞め、フランスから出ていく」
という約束を交わしてしまうなど、不穏な展開が続き、
「このままじゃ、以前に尾花がパリにいた頃以上の、とんでもない展開になってしまうんじゃ…?」
という、一抹の不安を感じながら観ていましたが、、、
中盤以降、ある事がキッカケで、尾花達の周囲が変わっていき、、、
尾花自身も、自分がフランス料理のシェフになったキッカケを思い出していき、、、
店の仲間達と力を合わせて、次々と斬新で、且つ、素材の味と風味を活かしたメニューを開発していき、、、
その結果が、ラストで全てを物語っていると言っても過言ではなく、、、
映画のクライマックス辺りから、涙が止まらなくなるほど、感動したのは言うまでもありません。
また、作中に出てきた、
「望めば叶う」
という言葉が、非常に印象的で、、、
この言葉は、飲食業界に限らず、どの業界に携わっている人達もですが、、、
今、いろんな意味で、思い悩んでいる人達や、将来の夢や希望が持てない(見えない)という人達が、この映画を観る事によって、何かを得て、心を満たし、、、
今後、自身が人生を歩んでいく上での糧になり得るような作品だと思っています。
これから観に行くという方々は、ハンカチまたはティッシュを多めに持って行く事と、上映館周辺に美味しい飲食店があるかを予め調べた方が良いです。
※観る前に、ランチ食べたにもかかわらず、観終わった後、無性にお腹空きました。