【ポエム解説・振り返り】⑧『Spirit Of Fire』は、以前にヘヴィメタルのコピーバンドをしていた姉に提供しようと思って書いてみた詩

高校時代、2歳上の姉は既に高校を中退していて、街中でヘヴィメタルのコピーバンドをしていたメンバーからスカウトされ、そのバンドのヴォーカリストになりました。
元々、170cm近い長身で、小学校高学年頃から剣道、中学時代は柔道を習っていましたが、推薦で高校に入学すると、美術部の方が忙しくなり、剣道と柔道をやめてしまいました。

高校2年の頃、同じ高校に入学していた、小学校時代からの姉の友人が、良くない仲間とつるんでいて、、、
姉も、その人達に引き込まれていまい、、、
ある一件がキッカケで、友人が姉に罪を全部着せたが為に、姉1人だけが退学処分になってしまいました…。

ただ、、、
その後は、友人と完全に縁を切り、、、
すっかりヘヴィメタルに染まった姉は、札幌市内でちょっとした有名人になり、、、
LIVEの回を重ねる毎に、姉のファンという女の子達が増えていきました…。

姉が所属していたバンドに、一時期、プロデビューの話もありましたが、、、
他のメンバーの音楽性の違いが、日に日に強くなっていき、、、
挙げ句、リーダーの男性が、一旗挙げる為に東京へ行くと言い出した為、話し合いの結果、バンドは解散となりました…。

その後、姉や、他のメンバーの人達は、それぞれ別のバンドに加入しましたが、、、
姉の中で、違和感が払拭出来なかったらしく、最後に所属していたバンドから脱退して以降、姉はどこにも所属しなくなり、ヴォーカリストとして歌う事をやめてしまいました…。

私が高校卒業した年、姉はバイト先にいたバツ1で子持ちの男性と結婚し、、、
歌だけでなく、油絵も、趣味程度にしてしまいました…。

幼少期から、絵を描けば母や親戚、友人や後輩達から褒められ、、、
剣道と柔道も、もう少しで初段になるトコだったし、、、
ようやく、自分の居場所として認識していたバンドが解散、、、
何をやらせても器用だった姉は、タイミングに恵まれなかったのではないかと思います…。

私は、姉がいつか、再びどこかのバンドに加入して、失いかけていた居場所を見つけてほしいと、密かに思い、、、
妹の私に、何が出来るのか?と考え、、、
いつか、姉に提供出来るよう、作詞してみようと思い、ハードロック調のメロディに合いそうな詩を書き続けていましたが、、、
それが叶わないと確信した時、私は、姉の為ではなく、自分自身の為に、詩やオリジナル小説を書き続ける事にしました…。

今となっては、この詩は、時代にそぐわなくなってしまいましたが、、、
私の『推し』であるTM NETWORKの御三方も、アップデートし続けている姿を見たり、、、
最近『推し』になった某アーティストMさんが、現在も月1回のLIVE活動を続けている姿を見ていると、
「私も、頑張ろう…」
と、励みになります…。

たとえ、今すぐではなくても、、、
見果てぬ夢だとしても、、、
私は、私自身の為に…。

ちなみに、、、
『Spirit Of Fire』のタイトルは、小学校中学年頃、叔父がダビングした洋楽のカセットテープを、母が運転する車の中で頻繁に聴いていたのですが、、、
『Magnetic』と『Spirit Of New World』を歌っていたグループ名を、『Spirit Of Fire』と聞き間違えてしまい、、、
何年か後に、あの有名な『アース・ウインド&ファイアー』だと知り、
「この勘違いした名前、何かに使えないかな?🤔」
と思い、、、
それが、ずっと頭の片隅にあり続けていて、、、
この詩を書いた時、
「あのタイトルを付けようかな?🤔」
と思い出して付けました😅

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