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Re・Birth⑩ 〜エピローグ〜

数日後…、
小次郎が『男』としての生活に慣れるまでの間、美麗に頼まれ、忍が一緒に住む事になり、忍は自分の家から荷物を運んでいた。

春休みが終わり、小次郎は忍と一緒に中学校へ向かって歩いた。その途中、洋次が二人を待っていた。
「よぉっ♪」
洋次は二人に声を掛けると同時に、小次郎の腕をグイッと引き寄せ、忍から離れた。
「何っ…?」
小次郎が洋次の顔を見ると、洋次は、小次郎と忍が一緒に住む事を前の日に知って、キレる寸前の表情になっていた。
「植村、お前まさか、忍に手ぇ出してないよな…?」
洋次が小次郎の耳元で、忍に聞こえないようそう言うので、小次郎は思わず頬を赤くした。
「バッ…! んな事するワケねーだろ〜がっ…!」
小次郎は、洋次の顔面を軽く叩いたつもりだったが…、
勢い余って洋次は後ろへ吹っ飛んでしまった。
「あっ…。悪い悪い、まだ力の入れ加減慣れてなくて…」
小次郎が洋次に手を差し伸べようとした時、忍がすかさず小次郎の腕を引き寄せた。
「さっ、馬鹿は放っておいて、早く行こっ♪」
忍はニコッと笑うと、小次郎の腕を引いて走った。それを見て洋次は起き上がり、二人の後を追った。
「コラッ! 待てよ〜っ、忍〜っ! 薄情者〜っ!」
洋次がそう叫ぶのを聞き、忍は後ろを見ると、「ベーッ!」と思い切り舌を出した。
小次郎は半ば呆れて後ろを振り向くと、洋次が顔を赤くして怒って追いかけてきたので、思わずわらってしまった。
三人は、まだ雪の残る道を、学校に着くまで走っていた…。


Maybe,to be continued…
See you again♪

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