独りきりの人生
生きていると
辛い事や 苦しい事 悲しい事があって
その度に 心が傷付いて
泣きたくなる時だってある…
「自分は、何の為に生まれてきたんだろう?」
と 自分の存在意義すら
わからなくなる時もある…
そんな事ばかり考えていると
心の中が どんよりと暗くなって
笑い方も 忘れてしまう事もある…
最後に心の底から笑ったのは
いつだったかすら忘れて
瞳はいつしか 輝きを失って
今の自分が 何者にもなれていない事を嘆いて
ただただ毎日が 時間が 通り過ぎていく…
最後に誰かに恋をしたのは
いつだったかな?
今までも これから先も
誰の事も好きになれず
誰からも見向きもされず
誰からも想われもしない
独りきりの人生を
ただただ歩いていく事で
自分自身の人生を
全うするしかない…
誰からも愛されない
誰の事も愛せない
これが『運命』というなら
その道を 歩んでいこう…
『愛』とは無縁の人生だったけれど
不幸せとは思えない…
自分の人生に『愛』が不要だっただけ…
誰のものでもない 独りきりの人生
心に受けてきた傷跡は
きっと 消えないけれど
それならば 自分の弱さごと
受け入れて 生き続ける…
この傷跡は 誰にも癒やす事は出来ないし
こんな傷だらけの心を
受け止められるような人とは
一生 出逢えないだろう…
大丈夫 きっと…
独りきりの人生を
歩いていけばいい…
※2024年6月4日、作