今日もカフェでコーヒーを飲みながら⑪ 10.反撃に出るも…

中学2年生になって間もなく、私達家族はE市へ引っ越し、私は、O麻中学校へ転校しました。

転校先のO麻中学校でも、男子達に取り囲まれ、叩かれるといった『いじめ』に遭いました。
が…、
その頃から私は、自分の身を守る為、いじめっ子達に反撃するようになりました…。

学校から帰ると、体力をつける為に、家の近所や学校の周りを、ほぼ毎日、ランニングするようになりました。

また、手芸用の1mぐらいの硬めの紐や、ホームセンターで売られている細めのチェーンを購入し、何本かを『護身用』に持ち歩いていました。
いざという時に、その紐やチェーンを『鞭代わり』にする為、自主トレまでして、出来る限りの、ありとあらゆる手段を考え、自分の身を守る方法を試してみました。

しかし…、
私のその行動が、同学年だけでなく、上級生にまで目を付けられ、反感を買ってしまうキッカケになってしまいました…。


転校後、しばらく経つと、女子の先輩達数十人程に、校内の階段や校門前で取り囲まれるようになり、
「お前さ〜、転校生のくせに、何目立ってんだよっ!」
「クソ生意気でムカつくんだよっ!」
と言われては、連日、殴る蹴るの暴行を受け続け、体じゅう青アザだらけになっていきました…。

母は、昼も夜も仕事で、殆ど会う事がなく、高校1年生だった姉も、夜遅くに帰宅したり、友人宅へ外泊する事が多くなり、私は誰にも相談出来ず、1人で抱え込み、次第に心が折れ、耐え切れなくなっていきました…。

そして…、
夏休み前になってから、私は、M町の祖母に電話し、相談しました。
祖母は、私の苦しみを察してくれ、
「チャア、こっちに戻っておいで…」
と言ってくれました…。

母に話すと、最初は反対されてしまいましたが、それでも、母に頼み込んで、夏休みに入ってすぐに転校手続きをしてもらい、元いたM町へ戻り、祖母と、当時6歳だった妹の3人で暮らす事になりました…。

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