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西予市野村シルク博物館に行ってきた! ③

前回までのあらすじ:ついに博物館の資料ホールに足を踏み入れた山下絵美とねむたやスタッフP嬢。興味津々で館長の密田さんを質問攻めにしてしまい…!?

西予市野村シルク博物館に行ってきた! ②

密田さん「こちらが家蚕の品種です。家蚕というのは室内で育てる蚕のことで、外で育つ野生の蚕を天蚕と言います。」

蚕(繭)の品種 色も形もいっぱいある!

P嬢「あ!!!小石丸!!」

さすがP嬢 目ざとい

密田さん「小石丸は美智子上皇后陛下がお育てになられていますね」

P嬢「他の品種と比べてみると割と小ぶりなんですね!」

密田さん「そうですね。ここで育てている、伊予生糸になる蚕は改良あけぼのという種類になります」

蚕の品種改良の歴史
淡々と展示されてはいるが、ものすごい知恵と苦労を感じる

P嬢「改良されるたびに形が揃って、大きくなっていますね」

私「生き物が作る形を工業製品並みに揃えるって…皆さんの努力の結晶ですね」

外飼いの野生の蚕の繭

密田さん「これが野生の蚕、天蚕(てんさん)の繭です。
桑の葉ではなくクヌギの葉っぱなどを食べるんですよ」

私「この緑は自然にこの色なんですか?」

密田さん「そうです」

P嬢「繭がペコペコして薄そうですね!」

密田さん「そういう特徴があるんです」

天蚕でできた糸 キレイ!

日本の中心?あの場所で使われている生地も…

密田さん「こちらが国会議事堂で使われている生地です」

この伊予生糸の商品名は「カメリア」

私&P嬢「ぎゃー‼️‼️ 立派!!!」

作者の高田倭男(たかだ しずお)さんは宮内庁御用達の宮中御装束調進24代目
正倉院や国立博物館の委託を受けて歴史的染織品の調査・復元を手掛けるガチ職人なのだ

密田さん「こちらは皇室に納めたものです」

私&P嬢「有り難すぎる…🥺🙏✨」

ついつい手を合わせてしまうような作品の数々。
尊すぎてしんどい😭✨

次回へ続く…


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