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西予市野村シルク博物館に行ってきた!⑥

前回までのあらすじ:蚕糸業に携わってこられた野村町の皆さんの団結力と改善力に度肝を抜かれた山下絵美とねむたやスタッフP嬢。 野村シルク博物館に来て、シルクのことだけではなく地域と地場産業のあり方などもめちゃくちゃ勉強になっている。
この博物館…要チェックや!!!

西予市野村シルク博物館に行ってきた! ⑤

密田さん「じゃあ、次は今作っているところを見にいきますか」

私&P嬢「はーい🙋‍♀️🙋‍♀️✨」

博物館横の製糸工場の建物へ。

私&P嬢「こんにちは〜〜!」

???「は〜い!」

荒ぶる機械を優雅に使いこなす
この女性は一体…!?

密田さん「こちらは新人さんです」

スタッフさん「どうもはじめまして!」

私&P嬢「ギャー‼️‼️さっき見てきたものがちゃんと現代まで継承されてる‼️‼️(P嬢、泡を吹いて倒れる)」

私「ちょ、ちょっと待ってくださいよ、これさっきの機械がここまで進化したってことですか…??」

これがこう…ってコト!?
ここってキテレツ斎様のふるさとなん?

私「こ、これ、私たちさっきこの機械のご先祖様を見ましたよ…!?!?!?ちょ、進化やばくないですか??」

P嬢「皇室や国会議事堂で使用されるシルクの糸を製造しているという、ご自身の誉あるお仕事について、今のお気持ちを一言!!!」

スタッフさん「えへへ、そう言っていただけると嬉しいですけど、実際まだそこまでの実感はなくて… これが何に使われているかを聞くと、すごいんだなあとは思いますけど😊💦」

私&P嬢「なんて謙虚なお方…(スキ)😭🙏💕✨」

密田さん「ここでは今、繭5つで一本の糸になるように作っているところです。これは通常の糸よりかなり細いんですよ。」

私「これは一体何に使うんです?」

密田さん「重要文化財の修復です」


私&P嬢「じゅ…重・要・文・化・財・の・修・復」

私「え、え、それってつまり昔作られたもので非常に歴史的かつ文化的価値があるゆえに現代まで大切に保管されているモノがあり、それを修復するためにここで育てている純国産の蚕を使って純日本製の糸を作り、これが修復に使われた暁にはここから更に千年単位でなんなら半永久的に保管されていく、その一連の流れを支える重要なアイテムが今まさにここで作られているってワケなんですか!???(超早口)」

P嬢「……(白目)」

密田さん&スタッフさん「そういうことになりますね(ニッコリ)」

私&P嬢「す、すごすぎる〜〜!!!😭✨」

密田さん「良かったら繭を保管している冷蔵庫も見ていきますか?」

私&P嬢「ハイ!ぜひお願いします🙋‍♀️🙋‍♀️💨」

庫内はひんやりしていて
形がキレイに揃ったたくさんの繭が保管されていた

密田さん「鰹節みたいな匂いがするでしょう」

私「そうですね、なんか独特な動物性の匂いって感じ」

P嬢「…あ…あの、これ、遷宮って…(ガクガク)」

遷宮ってあの遷宮?

密田さん「ああ、それは伊勢神宮の式年遷宮に使う生地の原料をご注文いただいたんです」

P嬢「ヒッ…」

私「あ、あの20年に一度の…」

密田さん「遷宮の場合、行事の8年前には納めないといけないんですよ」

私&P嬢「あ〜その後織って生地にして仕上げないといけないから…」

密田さん「そうなんですよ」

P嬢「え、え、じゃあここの糸って宮中、国会議事堂、重要文化財、伊勢神宮に納められてるってことですか…?めちゃめちゃご利益ありそうな有難い糸じゃないですか…(そういうの大好き)」

出た!天蚕!
この緑は天然の色だそう

密田さん「ここに外飼いの蚕、天蚕もあります」

私「本当だ〜!なんだか野生的!😘💕」

密田さん「次は養蚕しているところを見にいきますよ!」

私&P嬢「は〜い!🙋‍♀️🙋‍♀️💨」


見ていて面白すぎる野村シルク博物館!
お次はいよいよ蚕とご対面!?


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