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【本と映画】私をくいとめて 綿矢りさ

今までの綿谷作品とは一味違うように感じた本作。相変わらず自分の世界に閉じこもり気味な主人公ではあるものの、お一人様を満喫しながら、周りのみんながなんだか憎めず、毎週楽しみにしている30分ドラマを観ている感覚に陥った。
2020年の作品だし、何か心境の変化でもあったのかな。表紙センスは相変わらず素敵💓

大瀧詠一さんの曲と水の音の親和性

本を読んでからアマプラ鑑賞。
映画版では能年玲奈改め、のんちゃんが主演、芸名が本名だったために、事務所と揉めたら自分の名前を名乗れないなんて可哀想!昔の加勢大周を思い出す。親友役には橋本愛さんが出ていて、あまちゃんコンビ!復活でした。のぞみさん役の臼田麻美さんもいい味出してる。
飛行機のシーンはシュールだけど、音楽が飛行機の怖さを助けてくれるのはわかる。林遣都さんはここ数年で急によく見かけるようになった、おっさんずラブぐらいから。

ただ、やはり綿谷さんの作品はモノローグが多いのでもっとコメディ要素が多めの方が面白い気がした!"勝手にふるえてろ"の松岡茉優さんの呟き具合は良かった記憶あるけど!そもそもこの作品自体が新しくて2020年ぐらいのものなので、映画化されてる事を知らなかったのであることが意外でした。



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Meg NY帰りシンガーのひとりごと。
NYでフリーランスのライターと日本語の先生をしています。どこまでも自由になるため、どこにいても稼げるようなシステムを構築しようと奮闘中。