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NYのお部屋事情〜私が暮らした酷い家の話〜

私が暮らした酷い家の話 その1

1軒目は、結婚して日本から戻ってきた時。初ブルックリン住みだったのですが、目の前の道路に何故か!バスケットゴールがあり、そこで大人たちが夜な夜なバスケをするという。。一階だから、そのボールが窓に当たったり、ダムダム、夜の11時ごろまで。。何回か通報したり、そのゴールを持って帰ろうとする人がいて、陰ながら応援したりしてたけど📣結局、そのバスケットゴールはそこにい続けた。

その家は不動産を通して借りている家だったんだけど、会社ぐるみで家の郵便番号が間違っていて、日本から送った引っ越し荷物が路頭に彷徨い、7個中届いたのは一つだけ。4個がボロボロになりながら、1年後に日本に戻り、2個が紛失しました。途中で気づいて、あらゆる手を尽くしましたが道中の住所変更は難しく、そのエリアの郵便局も本当に無責任なポンコツでした。日本の郵便局の方も手を尽くしてくれましたが、旅立ったものはどうにもできないみたいな感じでした。訴えようとしてたけど、結局何もしてない。

細かいことならもっといっぱい。例えば、水道から茶色い水出るとか、寒い日に親やヒーターが止まったり、古いビルではよくあることらしく、ほんとにNYのどこが先進国なのか??と日本を恋しく思いました。

極め付けは、私たちが入居した後、数ヶ月して、地下の工事が始まりました。どうやら、人を地下に住めるようにする為の改修工事のようでしたが、プロではなく、ヒスパニック系の住み込み管理人たちが自分たちで工事しているため、とにかく雑、とにかくうるさい、うるさい。そして、トイレのタイルが割れたり、トイレと部屋のしきりの大理石が割れたり、地下と繋がっている、ヒーターのパイプ周辺がひび割れてきて、床に穴が。。今度はその穴から地下で作業中にタバコやドラッグを吸う人たちの臭いが寝室に入ってくるようになり、限界。。その人たちがいよいよ住み始めると週末はパーティで夜中まで騒音と臭い。頭がおかしくなりそうでした。

極め付けは、そのビルに空き巣が入り、家の前の道路で当時の夫がヒスパニック系の男に投げ飛ばされる事件。危なすぎる。

要は治安が整っていないエリアってことですね。お金で安全は帰るので、家賃をあげて選ぶしかないです。この家で1BRで$1575でしたね。ここは一年未満。10ヶ月くらいで出ました。

私が暮らした酷い家 その2

次に住んだ家は、床が斜めだった。もうそれだけで日本ではなかなかお目にかかれない物件。。床の斜めっぷりはやばくて、コンロにフライパンを置いて、オリーブオイルをしくと片側に寄ってしまうとか、何か液体をこぼすと、部屋の低くなってる方の端っこまで流れてってしまうとか、ベッドの片側が低いから頭や足に血がのぼるとか、そういう域。身体が斜めさを感じるレベル!ベッドの片側に紙袋や段ボールをかませて高さを揃えたり、試行錯誤しましたね。オーナーは香港生まれの中国人。オーブンは元から壊れてるけど直さないという条件で入居。なんだそれ?そのうち気づくけど、使い物にならない消化器がdisplayされてて、これ壊れてて使い物にならないよ?って言ったけど、ただ置いといてと言われる。。なんだそれ?

そして、騒音問題。クイーンズは比較的閑静なエリアに住んでいたはずなんですが、飛行場が近くてですね。天気の悪い日の軌道の真下だったんです。見学の時が晴れていて、聞こえなかったので気づかなかった!窓を開けていると直接的にかなり聞こえるので辛かった。それも天気の悪い日ってフライトが遅れたりするじゃないですか?正に、それ!その空港は0時までだったので、通常は23時までに全便が飛び終えてたりするんだけど、天候で遅れてるから、0時とか2時ぐらいまで飛び続けてたりして、ほんと参った。

そして、この家の極め付けは、虫。ゴキブリ発生率がやばくて、大家に話すとホウ酸とか撒いてくれるんだけど、効き目があまりなくて、なんか、ゴキの進化形?小さな虫が炊飯器やレンジの電光掲示板に入って蠢いてる。その度にトースター捨てて、レンジ捨ててってやってた。大家は持ってきた電化製品に入ってて、連れ込んだってこっちのせいにしてくるし。。そんなわけない。ブルックリンの家は確かに酷かったけど虫はほぼ出なかったから。とにかく、中国人は自分の非を認めない、謝らない、こちらのせいにするが日常茶飯事。そして、自分のルールだけはちゃんと守れ!と強いてくる。前の家よりマシという事で、そこに2年住んだかな。小さな2BR、家賃は$1400で光熱費やWIFIは自分たちで契約。この2軒が恐ろしく酷かった家たちです。

番外編 地下の家

一度だけ、短期間で地下の家に住んだ事がある、2週間ほど。上の二つのように酷かったことはないが、やはり窓がほとんどなく、暗い部屋で過ごすと昼夜がわからなかったり、気持ちが鬱々としてくる。天井も低く、ラジオ体操すら出来ないような狭いスペースで、色々無理があった。。それでも自分なりに居心地よく過ごそうと心がけてはいたけれど、長期的には無理だなぁと思った。ルームメイトが2人いたけれど、個性的な人たちで、仲良くもなれず、そもそもその2人が相入れてなくて、とばっちり。

NYは家のレベルが低すぎて、チェック項目が多すぎてもうほんといや!

その他の家は、居心地は良かったし、今の家も本当に綺麗で静かで申し分ないです。







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Meg NY帰りシンガーのひとりごと。
NYでフリーランスのライターと日本語の先生をしています。どこまでも自由になるため、どこにいても稼げるようなシステムを構築しようと奮闘中。