【女が心が閉じていく時】
【女が心が閉じていく時】
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「女性があきらめる」とはどういう状態か?
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クライアントさんと接する中
友達と話す中
自分自身の状態を観察する中で見てきたもの。
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それはやっぱり
「言っても変わらない」
「言っても、一時的にしか変わらない」って
感じてしまった時なんだろうと思う。
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「相手に伝わりやすいように伝える」ということは
すごく労力がかかる。
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言っても変わっていると感じられないとか。
言葉を重ねても、一時的には変わるけど
結局すぐにもとに戻ってしまうとか。
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そうなるとすごく疲れる。
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疲れると、心が閉じていく。
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心が閉じると
「あぁもういいや」ってあきらめてしまう。
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そうすると
「旦那をATMとしか見れない」
「優しくしてくれる人と不倫する」とかが
発生していくんだろうなと思う。
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妊娠出産などがからんだ場合。
「拒否しようのない変化」が訪れる女と違い、
男性側は逃げ道がある。
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「仕事がいそがしい」
「子どもが苦手」
「家事が苦手」
などなど。
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女は体も変化するし、
産まれてしまえば目の前に
「世話をしなければ死んでしまう生き物」がいるから
どうにかして殺さないように
世話をするしかない。
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「おむつを替えるのが苦手」と言って
うんこまみれにしておくことなんてできないし。
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料理が苦手でも
どうにか子どものごはんの確保に務めるわけで。
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結局、「やらざるを得ない」から
「どうにかやっていく」のだ。
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でも、男性は言う。
「いそがしい」
「俺だってがんばってる」
「努力している」
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妊娠、出産も
「努力」とか「がんばり」が通じればいいけど。
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通じない。
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「がんばったけどしんどいから
7ヶ月目でおかーさん交代します」とかできない。
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出産は産み落とすまで終わらないし
育児はいつ終わるのかもわからない。
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働いてくれることも。
努力してくれることもわかっている。
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でも、こちらは
「いそがしさ」とか「努力」とかでは片付けられない
「どうりょうもないもの」にさらされて
受け入れざるを得ないのだ。
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(というのを、「わかってて妊娠したんでしょ?」という人は
速攻ブロックしてください)
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それをわかろうとしてくれる姿勢が見られない時。
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女は「あきらめて」「心を閉じる」
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そしてATMとみなすか
「子どものようなもの」と扱うようになるのか。
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そうやって自分がないがしろにされた恨みを抱えながら
虎視眈々と離婚の機会を待つのか。
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というふうになるのだ。
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女が乙男に何も言わなくなった時は
その男をあきらめた時に他ならない。
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「あぁひとりで生きた方がラクだな」と。
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ひとりで生きていく道を模索する。
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つまりそれは
「お金」を稼いできてもらえることよりも
「コミュニケーションがとれないパートナーシップ」に
費やすエネルギーの方が
膨大だと判断された時なのだ。
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女性も稼げる社会になったというのに。
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男性がコミュニケーションに割くエネルギー量が変わらないのであれば。
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それは、女性が男性を必要としなくなる社会である。
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(実際にその傾向があるから少子化もあると思う)
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そして。
女はうまいこと女同士のコミュニティを作っていくけど。
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京都アニメーション事件のようなことをするような
社会に属せなくなった人の割合は
圧倒的に男性が多い。
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それは、女のみならず、
「社会からあきらめられた結果」なんじゃないだろうか。
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目の前のパートナーにあきらめられてしまった先の未来は
「無敵の人」(検索してみてね)という
「社会からあきらめられた人」なのかもしれない。
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