【女にはコストがかかる】
【”女”にはコストがかかる】
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“女”が”女”であるにはコストがかかる。
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肌のケア
髪のケア
爪のケア
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メイクして、落としてスキンケアして。
マッサージして。
髪や爪も保湿したりして。
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似合う服を選んで。
ヒールなどをはいて。
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わたしはその辺、元々すごく雑だから
労力も精神的なコストもかかる。
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「好きと言う」ことも
「スキンシップを求める」ことも。
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当然、コストがかかる。
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そのコストを維持するためには
「女として求められる」というのがかなり大事なのだけど。
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結婚とか妊娠すると、それが減る傾向にある。
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ただでさえ、コストがかかる「女であること」にさく余裕がなくなるし、求められなくもなるなら。
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もうやめてしまおう、となる。
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おしゃれをするとか
アクセサリーをつけるとか。
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物理的な制約も増える中で
「今まで通り」を維持することはむずかしいし
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求められなくもなるのであれば
「女である」をあきらめていったほうがラク。
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そして「女」をあきらめると同時に
パトーナーへの「男」もあきらめることになる。
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「男として頼る」というのを減らしていって。
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「お父さん」とか
「子どもを育てる協力者」とかならまだしも
だいたい「便利なATM」になる。
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パートナーシップのお悩みは本当によく聞いてきたけど。
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「レス」の悩みの裏側には
「女として扱われない悲しみ」が言いようのない濃度で存在する。
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そして「あきらめてしまった女」を取り戻す日が来るのは
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「女であること」をあきらめることになった相手に対してであることは、ほぼない。
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仕事復帰だったり
「いいな」と思う男との出会いだったりするわけで。
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だから子育てがひと段落して
「余裕」がうまれると、不倫が横行するわけだ。
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男性の相談で「妻が子どもばかりで自分を見てくれない」とか
「妻が女でなくなった」と不倫の言い訳にする人がいるけど。
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ただでさえ目の前の赤子は「世話をしないと死んでしまう」のに。
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そんな余裕がない状態で「女」を維持するコストをかけられるわけがないし。
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その余裕を与えてくれるわけもないし。
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なにより「わたしを大事にしてくれなかった」人を大事にできるわけがない。
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だからよくて「父親」
普通で「ATM」
悪く「離婚」となる。
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男性側がそれを避けたいのであれば。
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パートナーがまだ「何か言ってくれてるうち」に、「言われたことをすぐやる」「ずっとやり続ける」をするしかない。
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わたし自身が離婚した時にも思ったけど。
男性の「まだ大丈夫」と女性の「まだ大丈夫」にはだいぶ乖離がある。
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女が口をつぐんだ時はもう、あなたはあきらめられている可能性が高い。
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その「あきらめた状態」から「何か言ってくれる」までの関係性を復帰させるめにかかる労力は、
「言われた時に対応する」よりもはるかに膨大であり
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「言われた時にやる」には「感謝」という報酬があるけど
「あきらめ」の場合にその報酬はない。
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むしろ「今さら、、、」という侮蔑に似た表情を浮かべられるのが大半だ。
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(あなたがパートナーの言うことを「うるさいな」という表情で受け止めてきたように)
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そんな中で関係の改善のために努力し続けられるほど、人間性が成熟している場合は少なく。
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何回かの努力(パートナーは過去にもっと言ってるけど)のあと、あきらめる。
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そして女は思うのだ。
「そうやってすぐあきらめるのね」
「やっぱりあなたにとってわたしは、その程度なのね」と。
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そしてさらなる不信感を募らせて
「ATM視」を確固たるものとする。
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もはや、緊急事態宣言がほぼその効力を失っているように。
今さら給付金をだしたところで、求心力を取り戻せないように。
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国民の7割近くが選挙にいくことすらしないほど、「興味を失われた存在」となる。
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失われたものを取り戻す労力は膨大で。
しかも離婚がこれだけ当たり前になった今。
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「離婚に踏み切らない抑止力」も失われつつある。
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パートナーにいつまでも「女」でいてほしいのなら。
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自分自身を「男」として扱って欲しいと思うなら。
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それはそれなりのコストがかかるのだ。
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あなたはパートナーの中で
「男」なのか
「パパ」なのか
「ATM」なのか。
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それはあなたがパートナーをどう扱ってきたか?
の写し鏡なのだ。
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