見出し画像

私が持つ死への具体的な考え

 前回「長年抱える死への恐怖」で私が持つ死への恐怖の理由とその対処法についてお話ししました。今回は私が持つ死の考えを詳しく話していきたいと思います。

1.なぜその話をするのか


 この話をする理由は、私と同じ悩みを持つ人について知って欲しいと思ったからです。前回の「長年抱える死への恐怖」では、死への恐怖の原因が「死を恐怖する原因がわかっていないため」とお話し致しました。以下はそのブログのリンクとなります。ぜひご覧ください。

 以前私は自分が持つ死の考えかたをインターネットで検索してみました。そこでいくつか同じような症状の人を発見しました。そこで「アペイロフォビア(無限恐怖症)」と言うものを見つけました。
 しかしあまり詳しい内容(特にどのような思考回路をもとに恐怖が生まれているのか)が書かれていないように思うのです。そこで実際に何を考えどのような思考回路を経ているのかを書いてみようと思いました。

2.実際の思考回路


 まず寝る前に恐怖のトリガーとなる話題が頭に浮かびあがります。私の場合は宇宙や命のことが多いです。これは今日あった会話の流れを思い出していたり、寝る前に読んでいた小説の内容であったりと様々です。では、ここから頭の中で思っていることを文字に起こしてみます。今回は「死後自分はどのようになるか」について妄想した時に実際に起きたことを例としています。()は頭で思っていることで「」は無意識に声に出たものです。

(死は知覚することはできるのかな)
(無理か)
(じゃあどうなる?)
(何もなくなる)
(何もないって何?)
(無という事)
(怖い)
(どうしたらいい?)
(どうにもならない)
(永遠の命が欲しい)
(そんなものは手に入らない)
(どうしたらいい)
(わからない)
「どうしたらこの恐怖がなくなるんだ」
「怖い怖い怖い」

 この時頭には銀河の映像やブラックホールに地球が飲み込まれる、地球が内部から破裂してしまう、何もない闇が広がる世界などが写真や映像のように瞬時に頭の中を通り過ぎています。そして最後の「」の部分では自分が消えたことによって世界が終わる(どうなっているかわからないもの)が頭にこびりつきます。

3.最後に


 どうでしょうか?少しはこの症状を想像することはできましたでしょうか?すこしでも理解ある人が増え、身近にいるであろうこの症状に苦しんでいる人にやさしくしてくれると嬉しいです。

 この恐怖症の怖さは、一度起きると落ち着くまで繰り返すという事です。その落ち着きも一時的に考えていないだけで、早ければすぐに再発します。特に気持ちが沈んでいるときなどは良く起こりやすいです。ひどい時は眠ることができず、パニックに陥ってしまいます。そのため身近にこのような症状の人がいる方は、そばにいてあげてください。それだけでとても力強く感じると思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?