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そんなはずじゃあ14
ある休日の午後、美里と栄子はお茶しながら話していた。
美里「わたし、浩志とお付き合いする事になったからねー💕」
栄子「えーっ、おめでとう‼️」
美里「ありがとう😊」
栄子「で、どんな感じなの❓」
美里「もう、そんなエッチな話し、ここでするのー❓」
栄子「アハハハ、そこまでエッチなんかい⁉️」
美里「最初、身体中舐められて、、、栄子としてる時みたいにフワフワになって、、、アレも大きくてキツキツだったんよー、失神したし、最後はもう寝落ちするまで逝っちゃった」
栄子「浩志くん、やるなぁ」
そんなエロ話しで盛り上がる女ふたりだった
家に帰った栄子は圭吾にも報告する。
栄子「美里、幸せになれそうだね」
圭吾「そうだなぁ、オレも嬉しいよ、アイツがそんなに喜んでくれて、、、
美里には笑顔でいて欲しいからなぁ」
栄子「そうね、やったねー👍」
圭吾「後は本当に浮気性が治ってるかが問題なんだが、、、ふーむ」
栄子「それはもう大丈夫でしょ、あの子も懲りてるからさ」
圭吾「そうだな、大丈夫だな」
そんなこんなで月日は流れ
約一年の時が流れた
圭吾と浩志はあれ以来、不定期で飲んで交友を重ねている
その日は仕事終わりに繁華街で待ち合わせ飲む事にしていた
圭吾と浩志は趣味が同じで話は尽きない
音楽、バイク、将棋に茶道🍵、、、
浩志が圭吾に合わせて共にして来たこともある、、、それは浩志は圭吾の人間性が好きで、圭吾に一定の敬意を持っている、、、決して同性愛というものではないので、誤解の無いように、、、
そんな浩志がふと漏らした言葉
浩志「美里、浮気、大丈夫だろうか❓
オレ、惚れてるから心配なのよ、、、結構マジで、、、はぁ」
圭吾「そか、やっぱ不安かぁ、だろうなぁ、、、アイツはオレを裏切った時に、オレが栄子と出来ちまったから、その時ホント死ぬほど辛い思いをしたから、もうそれは無いと思いたいところなんだけど、、、」
浩志「そうだったなぁ、、、まぁ、
信じるしかないかぁwww」
圭吾「ああ、、、いゃ、待て、、、
ちょっと試してみるか❓」
浩志「どうするんだよ」
圭吾「恋の刺客を送り込むのさ、、、」
浩志「恋の刺客⁉️」
圭吾「ああ、、、オレの後輩で絶好のキャラなヤツがいるから、ソイツにやらせてみるかなぁ、、、」
浩志「どんなキャラだよwww」
圭吾「美里の浮気相手のキャラはな、
サラダくんなんだよ、薄っぺらくて、チャラくて、早漏で、祖ちんとお決まりのキャラなんだwww」
浩志「あー、あの時、なんかステーキの合間にはサラダ食べなきゃとか、言ってたなぁwww」
圭吾「そうそう、それそれ」
浩志「心配だけど、、、不安なままじゃ続かないからなぁ、、、頼むよ」
圭吾「まぁ、最後までは行かない様に仕込んでおくから、、、大丈夫だ」
そして圭吾は会社の後輩と交渉して"恋の刺客"をやってもらうことになる
後輩の名は翔太、性格といい、風貌といい、美里の相手には絶好のキャラ、アソコ(祖ちん)も会社の慰安旅行の風呂場で確認済み
オナニーも3分で済ます強者だ
会社帰りの道すがら
第一段階は財布落としで初接触、成功
その場でお礼にお茶を誘って、成功
連絡先交換、成功
デートの約束、成功、、、
おいおい、どこまでいっちゃうの⁉️
やっぱ浮気性は治らんのかぁ⁉️
圭吾は浩志に連絡して現場を確認する事にした。
浩志は複雑な心境だったが、祈る想いだったろう事は想像に難く無い
休日のファミレス、、、
そこには"恋の刺客"の翔太が待っている
圭吾と浩志はファミレスの外のクルマの中で、翔太の胸ポケットのスマホカメラ画像をモニターしている。
美里「お待たせーーーッ💕」
翔太「ううん、全然待ってないよ」
美里「翔太くん優しいねー💕」
翔太「だって憧れの年上女性だから」
美里「あらまぁ、嬉しいっ💕」
翔太「僕、悩みがあって、、、」
美里「なぁに、どうしたの❓」
翔太「あの〜、僕、まだ、、、」
美里「なによ、お姉さんが聞いてあげるからさ、、、どしたの❓」
翔太「ど、ど、童貞なんでぇ、、、美里さんみたいな素敵な方ならいいのになぁって、、、思ってて、、、あっ‼️ごめんなさい、そんな、そんな事、ダメですよねー、もう初めてのデートでこんな事言っちゃって、、、僕どうかしてました、ごめんなさい🙇♀️」
美里「そ、そうだったの❓、、、わ、わたしは、、、い、いいのよ、別に」
翔太「ほっ、ホントーですかぁ⁉️
やったー、ありがとうございますぅ、
やったー、やったー🎊㊗️🍾」
美里「ちょっとぉ、もう、騒ぎ過ぎぃ」
翔太「アハ、ごめんなさい、、、
じ、じゃあ何か食べましょう、お腹空いちゃって、、、」
美里「そうね、食べましょ」
翔太「じゃあ、オーダーしますね、、、」
ピンポーン(呼び出し音)
店員「はい、オーダーお伺いします」
美里「じゃあ私はこのパスタで、、、このパスタ美味しいのよ、また頼んじゃったwwwこのパスタちゃん」
翔太「パスタちゃんってwww
じゃあ僕は和風ハンバーグくんとパンくんでwww、、、あっサラダくんも」
その時だった
美里「あっ‼️、あーーーッ‼️ダメ‼️
ダメーーーッ‼️」
美里はそう叫んで慌てて店を出て行ってしまったのである
美里は思い出した、、、圭吾の言葉を
〜 回想 〜
圭吾「だから、お前の浮気だよ、、、サラダくんだっけ❓
あーいやいや、斗真ちゃんだったなw」
圭吾に浮気がバレた時に言われた言葉
"サラダくん"
その言葉を聞いた途端、美里の脳内に稲妻が落ちたかの様な衝撃と共に、死ぬ想いをして後悔したあの辛さが蘇って来たのである
ダメだこんな事してちゃ、、、浩志を大切にしなきゃ、ごめん浩志、ごめん浩志
そんな言葉を吐きながら
美里は走っていた
駐車場のクルマへ走る途中、足を挫いて転んでしまう、、、
美里「痛〜ぃ、、、もう、わたし、ダメな女、ダメな女、ダメ女ーーーッ‼️」
泣き崩れる美里、、、
それを見守っていた圭吾と浩志
圭吾「何とか持ったなぁ、、、一時はどうなるかと思ったけど、ちゃんと自分で踏み止まったぞ、浩志、おい、行ってやれよ、」
浩志「ああ、じゃあ行って来るは」
圭吾「優しくしてやるんだぞ🙏」
浩志「そうだな」
駐車場で転んだまま泣いている美里
そこへ浩志が、、、
浩志「ダメ女さん、お迎えに上がりました」
浩志はそう言って美里に手を差し伸べる
美里「えーっ‼️浩志⁉️どうしてここに⁉️」
浩志「ああ、食事に来てただけだよ」
美里「ダメ女って、、、知ってるの❓」
浩志「何をだい❓」
美里「、、、わたし、、、あ、あの、」
浩志「大丈夫だよ、君はもう大丈夫さ」
美里「えっ、何を知ってるの❓」
浩志「うん⁉️なんも知らんけど」
美里「だってわたし、さっき、あのー
サラダくんがさ、、、言ったの、思い出してさ、、、」
浩志「アハハハ、もう言わなくて良いから、分かってるって、、、よく頑張ったね、、、オレ、美里のこと好きになって、本当に良かったよ」
美里「浩志、ありがとう、ありがとう
ありがとーーーぅ💦💦💦」
浩志は美里を抱き上げて美里のクルマに乗り込んだ
当然、即ラブホ🏩である。
軽微な浮気心など簡単に打ち消す濃厚な交わり、、、想いの上書きをした
その一年後、
浩志は美里と結婚した
大丈夫なのかぁ⁉️と思うでしょw
そりゃ長い夫婦生活だから色々あります
偶に浩志が晩御飯にサラダをリクエストするんですよ、ぐさっとねw
そして、偶にサラダくんごっこって言うイメプレをするんだそう
その時はお互い覆面をして浩志がチャラ夫を演じて擬似精子を出して早漏まで演じる
美里もお姉さんキャラ全開でやりたい放題、、、ご苦労様www
逆にコスプレ好きの浩志に合わせて、セーラー服や看護師、CA、熟女を美里に演じさせて楽しんでいるようだ
お互いの趣向を理解して認め合えることは幸せですね
どこまでもアレがお好きなふたり
末永く、お幸せに
・・・おわり・・・