UNIMAKE®(ユニメイク)でできること
株式会社ステックワイアードの岸浪(きしなみ)と申します。
チームスポーツのユニフォーム作りを応援するカラーシミュレーター「UNIMAKE®」の担当をしています。
UNIMAKE®はユニフォームのカラーシミュレーションを行うシステムです。
前回のコラム「ユニフォームはどこで作る?アンケート調査」で、皆さんがユニフォームをどこで作っているのかのアンケート調査結果を発表しました。地元スポーツ用品店でユニフォームを作る方は全体の1/3という結果になり、「ユニフォームは地元のお店で作る」という仮説は間違ってはいなかったと少しホッとしました。
一方でインターネットショップで注文される方は全体の約50%で、いわゆるカラーシミュレーターを利用されている方はそのうちの半分程度です。
各社がカラーシミュレーターを開発してネットで完結できる世の中ですが、全体の約75%の方々は昔ながらの注文方法でユニフォームを作っているという結果になりました。地元スポーツ用品店を応援するUNIMAKE®としては、少しでもスポーツ用品店のDXに向け貢献したいと再認識したところです。
今回は「じゃあUNIMAKE®では何ができるの?」をお伝えしたいと思います。
百聞は一見に如かず
まずは見ていただくのが一番わかりやすいと思いますので、シミュレーション動画を見てください。これは「【SWS】スポーツウェブショッパーズ」様に使っていただいているUNIMAKE®です。パソコン操作の画面になります。スマートフォンでは違った操作感になるので、ぜひスマートフォンでもご覧いただければ幸いです。
https://player.vimeo.com/video/745724548
いかがでしょうか?
手前味噌になりますが、シンプルで使いやすい画面になっているのではないと思います。
UNIMAKE®でできること
UNIMAKE®にはシミュレーション以外にも便利な機能を盛り込んでいます。当初はシミュレーションのみの機能を開発していたのですが、お客さまからの希望をお聞きするごとに、あれも必要、これもあった方がいいな、と便利機能が増えていきました。
1)ユニフォームシミュレーション
ゲームシャツ、ゲームパンツ、ソックスのカラーシミュレーションを行います。他にもジャージやピステなどのウェアを登録していれば同じくシミュレーションできます。
メーカーロゴの位置の変更、番号(背番号・胸番号など)やネームの有無や位置の変更、フォントの変更、ワッペンの有無なども同じ画面内でシミュレーション可能です。
ゲームシャツとゲームパンツの組み合わせが気になる方は、全身ショットも確認できるので上下カラーバランスもじっくり検討できます。
2)シミュレーション保存
せっかくシミュレーションするなら、何パターンも試してみたくなりますよね。シミュレーションごとにデータを保存できる機能があるので、お一人で何パターンか作るもよし、チームメンバー全員でカスタムして保存したデータの中からじっくり検討するというのも楽しいと思います。シミュレーションIDを入力するだけで呼び出し可能で、パソコン・スマートフォン・タブレットで簡単に見られます。
3)自動見積り
シミュレーションが終わったら、アイテムごとにチーム人数分のサイズを入力すると自動的に見積り計算が完了します。
例えば、11人以上の注文の場合は1人分を無料にする、期間限定で10%OFFのセールを行う、といったことも細かく設定できるようになっています。
ネットで完結させたくないショップさんは、来店時にシミュレーション結果を確認して再度見積りする(おまけする)といった運用も学生さんには喜ばれるかもしれませんね。
4)メーカー管理
ここからはショップさん用の機能になります。
取扱いしているメーカーさんごとに登録していきます。メーカーマスターデータの作成です。
5)ユニフォーム管理
各メーカーごとにユニフォームの型を登録できるようになっています。ユニフォームの型を管理画面上で登録・編集・削除できるので、季節ごとにユニフォームが入れ替わるたびに制作会社へ依頼して費用が発生するといった運用のお悩みは解消できます。
カラー登録もここで行います。ユニフォームごとに使えるカラーが異なるので、このユニフォームのこのパーツはこのカラーバリエーションにする、この色の組み合わせはNGにするといった設定も行います。他に価格設定や販売時期の設定もこの機能を使用します。
注意点としては、ユニフォーム型データの作成はAdobeイラストレーターなどを使用しますので、慣れている方は問題ないですが、慣れていない方については導入時にはレクチャーと練習が必要になるかもしれません。何となく大変そうですが、慣れれば簡単です。
6)カラー管理
ここでは各メーカーごとのカラーマスターデータを作成します。同じ「赤」でもメーカーごとに呼び方が異なりますし、カラーコード(RBG)の値も違います。最初にマスターデータを作っておけば、後はほぼ変更のないところです。
7)サイズ管理
ここではサイズのマスターデータを作成します。S・M・Lといった名称だけでなく、対応する身長、胸囲やウエストサイズなどの登録、メンズ、レディースやジュニアごとのサイズなどを登録していきます。
これも一度マスターデータを作成すれば、ほぼ変更のないところです。
8)フォント・マーキング管理
パソコンやスマートフォンに初めから用意されているフォントだけでシミュレーションするのであればシンプルなのですが、カスタムユニフォームの場合は各メーカーごとに特殊なフォントを用意しているケースが多く、これらのフォントの登録を行いフォントマスターを作成します。
ショップの中にはマーキングを独自ルートでマーク屋さんにお願いしているというところも多いかと思います。この場合は、マーク屋さんで使用可能のフォントデータを登録しておくと、シミュレーションと仕上がりの差を埋められるので便利です。
9)オーダー管理
注文が入るとオーダー管理に追加され、同時にメールによる通知が届きます。その後オーダーごとに「見積り中」「入金待ち」「発送済み」といったようなステータスを管理したり、ユーザーとのやりとりをコメント欄に残したりと、注文~納品までの一連の管理をここで行います。
10)できあがり画像登録
UNIMAKE®ではシミュレーション画面のユニフォームに過度なリアルさを求めていません。一番大きな理由はメンテナンスを容易にし、運用時の労力やコストを抑えるためです。リアルな方がカッコイイと思われるかもしれませんが。。。どちらを優先するかですね。
シミュレーションにおけるリアルさを求めない分、できあがり画像でカバーしていきます。シミュレーション画面で見ているユニフォームが、実際はどんな仕上がりになるのかきちんとお伝えするため、できあがり画像を登録できるようになっています。同じ型でもカスタマイズ次第で印象が変わるので、何種類か参考画像を載せてあげるとユーザーのイメージは膨らみます。
11)会員登録
会員登録しなくてもシミュレーションは楽しんでいただけるようになっています。ただ会員登録していただいた方が、後々の追加オーダーが容易になったり、新着アイテムのお知らせが届いたり、ユーザーにとってメリットがありますし、ショップさんとっても会員データをマーケティングにも活用することができます。
ユーザーの大切な個人情報なので、必要以上の情報は入手せず、安心・安全に管理できることが大前提です。
12)ロッカールーム
チームメンバーが作成したシミュレーション結果を管理する機能です。加えて注文履歴もここで管理します。ロッカールーム利用には会員登録が必要です。
毎年必ず新入生が入部する場合に、過去データを呼び出して人数とサイズを入力すれば、そのまま発注できると便利ですよね。昨年までのユニフォームをベースに、少しだけアレンジしたいとった場合も、過去データを呼び出してカスタムすることができます。
13)SNS連携
SNS連携は学生さんや社会人チームなど、メンバーの時間が合わせづらいときに使用すると便利な機能です。全員が集まってシミュレーションできると話は早いのですが、なかなか集まれないときにメンバーがそれぞれシミュレーションしたものをSNSで共有して意見交換する機能です。ユニフォームを作る時間もワクワクするようなサポート機能です。
14)縫製工場データ連携
ショップさんではあまり必要ない機能かもしれません。メーカーが直接受注するよなケースで、注文データをそのまま縫製工場に連携するときに使用します。シミュレーターから書き出されるデータと縫製工場で使用するデータ形式をあらかじめ共通化し、8)オーダー管理と紐づけることで注文~納品までの流れがスムーズになります。
あなたのショップにUNIMAKE®が加わったら?
UNIMAKE®は小規模・個人経営スポーツ用品店にてなるべく手間がかからずにプラスアルファの売上が作れるようなことを想定して自走できるシステムを検討&開発してきました。24時間365日休まず営業、商圏は全国です。
「あなたのショップにUNIMAKE®が加わったら?」
いかがでしょう?イメージが湧いてきましたでしょうか。
是非ご意見ください!できる限りUNIMAKE®に反映します
最後まで読んでくださりありがとうございます。
僕はUNIMAKEの構築にずっと関わっていますが、メインはWEB制作やシステム構築の提案なので、スポーツ用品店の実情を深く理解している訳ではありません。なので「いやいや、そんな簡単なものじゃないよ」「考えが甘い」とお𠮟りを受ける覚悟でこの文章を書いています。
そこで、ご覧くださったスポーツ用品店の皆さまの立場から「こうなったら導入してもいいかな」と思える機能や運用方法などご意見いただけませんか。お叱りも含め。
スポーツ用品店の皆さまへ
「こうなれば使ってもいいかな」のご意見いただければ幸いです。今後の開発の参考にさせていただきます。
・こんな機能ないの?
・このくらいの値段なら、まあ使ってもいいかな
・導入後のサポートはどうなっているの?
・どの競技で使えるの?
スポーツメーカーのご担当者さまへ
カスタムユニフォームのカタログデータやオリジナルフォントデータの入手に毎回苦労します。
・参加してもいいよ
・こんな条件ならユニフォームデータ(入稿データ)を提供してもいいよ
・一回話聞かせてよ