今日生まれ変わっているのに、昨日のことで怒られる。

人間の細胞は周期的に生まれ変わっているとどこかで聞いたことがあるだろう。
実際は生まれてから死ぬまで変わらない細胞はあるらしいが、私が言いたいことは身体的なことではなく、精神的なことである。

私はそこまで意志の力を信じているわけではないが、それでも何かしらの意志によって行動が変わり、生活が変わることに繋がることはあるだろう。
その点において、当人の人生に何かしらの変化が生じ、大袈裟に言えば精神的に生まれ変わっていると言える。

ただ、それは主観的な変化であり、外にいる人間からはその内的な変化はわかりづらい。客観的な変化を生むためには、やはり実際の行動によりその思考の変化を反映させることが不可欠であろう。
そのため、自分自身が思考を変化させ生まれ変わったと考えていても、過去の自分の行動は地続きであり、今日生まれ変わっていたとしても昨日のことで怒られるということは往々にしてあるということだ。

過去は離れず、ぴったりと背面に付着し続けるということである。


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