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教えるときは模倣の力を使う シュタイナー教育 0~7歳⑦ 生活

0〜7歳の教育のキーワードです。

模倣で学ぶ

小さな子が何か学んでいくときは、
空気を吸うように
善なる世界を真似していきます。

精神界から降りてきた子たちは、
世界は善だと思っています。

子どもは、悟性的(インテリジェンス的)な判断はしません。
悟性はアストラル体の働きですからずっと後、
第二次性徴の後です。

良いことも悪いこともすべて真似していきます。

たいへんお恥ずかしいのですが、
私は、よく子どもに隠れて
食べかすがこぼれないように
お煎餅を台所のシンクでつまみ食いしてたんですが、
今でも大人になった次男が、
そのままやっているのをみて
また恥ずかしくなります。

そして次男も長男も、毎日料理をします。
たぶん、わたしが料理をしない日はないくらい
毎日毎日していたからでしょう。

あんまり掃除はしません(笑)
それは……もういいですね。

教えるとき

なので、理屈で言うのではなく、
大人がだまって楽しそうにそれをしていれば、
自然に真似するなかで学んでいきます。

歯を磨かせたかったら、
大人が磨きます。

自分はスマホをみながら、
「歯みがきしなさーい」と言っても
磨かかないでしょう。

めんどくさくても、一緒に磨くのが早いのです。

やってほしいことは、大人がやってみせましょう。
楽しそうにやると、子どもも楽しそうにやります。

内緒で楽しそうにお煎餅を食べていれば、
同じように食べます。
ぼくもシンクに背が届くようになったら、
おかあさんがやってるのと同じことをしよう……と、
小さかった息子は無意識に思っていたに違いありません(恥)

もうこれでお分かりのように
隠れてやってるつもりでも
どこかで見ているので、
大人は規範となることが……大事です……(大汗)


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