遊びの中で意志を育む シュタイナー教育 0~7歳 ⑨ 生活
意志とは?
意志とは、シュタイナーによれば、
「人間の地上生を超えて、死後まで持っていく萌芽」です。
『一般人間学』の第2講に詳しいのですが、
簡単に言うと、
私たちの中に生きる、未来へ向かう力
と、考えておいて良いでしょう。
共感(周りと一体になる力。「好き嫌い」とは別です)
の上に成り立つもので、
ファンタジー、イマジネーションを生じさせるものです。
④でお伝えしましたが、
子どもがシンプルなものを何かに見立てて遊ぶとき、
そこでは、その子のファンタジーが生きていて、
意志が育まれていきます。
小さい子の意志を健やかに育むには、
遊びながら自然にできる環境を整えます。
おもちゃの置き方、場所を工夫する
シュタイナー園だけにとどまらず
子どもに配慮している園であれば
どこでもされていると思いますが、
子どもの
動的な遊びの場所と、
静的な遊びの場所が分けてあり、
子どもがおもちゃを自由に手にとって
遊べるように配置します。
これを当たり前と思える方は、
とても良い園に通われていたり、
通わせていたのではと思います。
園の中には、予算の関係で、ほとんどおもちゃがなくて、
子どもたちが、部屋の中で走り回っているだけ
(子どもは、やることがなければ、走り回ります)
の園なども実際にはあります。
プレ保育園や、保育園、幼稚園を探すときには、
こうしたことも一つ視野に入れて
見学に行かれるのも良いかと思います。
お家での環境を整えるときも
子どもが意志を持って
おもちゃを選んで遊べるように
してあげられると良いですね。
『一般人間学』
第2講の勉強会、11月30日(土)の21:00から行います。
勉強会はRingで行っています。
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