MySQLリファレンス|「Server構成のデフォルト」
MySQL 8.0リファレンスマニュアル「5.1.2 Server Configuration Defaults」の私家版和訳です。
先日の記事「MySQLの設定ファイル「my.cnf」は、どこに置く?」関連です。
MySQL 5.6時代のmy.cnf.defaultの冒頭コメントが↓。
# 設定を変更する方法についてのアドバイスは
# http://dev.mysql.com/doc/refman/5.6/en/server-configuration-defaults.html
# *** DO NOT EDIT THIS FILE. これはテンプレートで、インストール時にデフォルトの場所にコピーされ、新しいバージョンのMySQLにアップグレードした場合に置き換えられます。
一方、MySQL 8.0時代のは、コメントが実に素っ気無い。というか、「どこそこを見ろ」ってのがない。ってことで、私家版和訳してみました。
以下、本文です。
5.1.2 Server構成のデフォルト
MySQLサーバーには多くの操作パラメータがあり、コマンドラインオプションや構成ファイル(オプションファイル)を使用してサーバー起動時に変更できます。また、実行時に多くのパラメータを変更することも可能です。起動時や実行時のパラメータ設定の一般的な手順については、項5.1.7「Serverコマンドオプション」、項5.1.8「Serverシステム変数」を参照してください。
Windowsでは、MySQL Installerはユーザと対話し、デフォルトのオプションファイルとしてベース・インストール先ディレクトリにファイル「my.ini」を生成します。
注:Windowsでは、オプションファイルの拡張子(「.ini」や「.cnf」)が表示されない場合があります。
インストールプロセスが完了したら、デフォルトのオプションファイルをいつでも編集して、サーバーが使用するパラメータを変更できます。例えば、行頭に「#」文字でコメントされているパラメータ設定を使用するには、「#」を削除し、必要に応じてパラメータの値を修正します。設定を無効にするには、行頭に「#」を追加するか、削除します。
Windows以外のプラットフォームでは、サーバーのインストールプロセス中もデータディレクトリの初期化プロセス中も、デフォルトのオプションファイルは生成されません。項4.2.2.2 「オプションファイルの使用」の指示に従って、オプションファイルを作成してください。オプションファイルがないと、サーバーはデフォルトの設定で起動します — 設定の確認方法については、本項(項5.1.2 「Server構成のデフォルト」)を参照してください。
オプションファイルのフォーマットと構文については、項4.2.2.2 「オプションファイルの使用」を参照してください。