「Ulysses」と「Marked 2」でTableを使う
Friedrich Ruynat(@hdrxs)氏による記事「Using Tables With Ulysses and Marked」(2014-07-22)の私家版和訳です。
普段、記事を書くのに使ってるエディタが「Ulysses(ユリシーズ)」なんですが、唯一、Tableタグをサポートしてないのが、ホント、玉に瑕。ということで、Ulyssesの開発者さんによるブログ記事です。ただ、元記事が最新版を反映してないので、判る範囲でコマンド等を最新版の物に差し替えてます。
以下、本文です。
プレーンテキスト編集の重要な利点の1つは、特定のツールやファイル形式に縛られないことです。Ulyssesの特定機能が不足している場合、その機能だけに優れたツールが存在する可能性があります。
たまたま、Tableの作成とエクスポートは、Ulyssesでは未サポートのライティングに於ける一般的なタスクです。幸いなことに、プレーンテキストの性質上、Tableを使った作業はまだ可能です。Tableが作業の重要な部分であり、webにたまたま公開す"るのであれば、Marked 2がぴったりのアシスタントになるかもしれません。これはMultiMarkdownをHTMLにエクスポートする為の十徳ナイフです。Ulyssesで書いて、Markedを使ってエクスポートできるようになります。
セットアップ
始めるには、開発元のサイトからMac App StoreでMarkedをダウンロードするか、無料体験版をインストールしてください。インストール後、少なくとも一度は起動していることを確認してください。その後、Ulyssesに切り替えて、以下のテキストを空白のシートに貼り付けます:
## ザクセン州の都市
| City | Population | Area |
| - | - | - |
| Leipzig | 520,838 | 297.60km² |
| Dresden | 525,105 | 328,8km² |
| Chemnitz | 241,210 | 220,8km² |
MultiMarkdownで書かれた簡単なTableです。各ロウは1行に配置され、カラムは縦棒「|」で区切られています。Tableの見出しと本文は、一連のダッシュ「-」で区切られています。
Tableのエクスポート
右上の「エクスポート」ボタンをクリックし、ドロップダウンで「テキスト」を選択します。フォーマットで「Markdown」が選択されていることを確認してください。最後に、「次で開く…」ボタンをクリックして、「Marked 2」を選択します。Ulyssesは文書をエクスポートし、結果をMarkedに直接送信します。
Markedは、生成されたwebページのプレビューを開きます。Marked内では、様々なスタイルを選択したり、CSSを使ってスタイルを微調整したりできます。結果に満足したら、ドキュメントをHTMLファイルとして保存し、ブログにアップロードするだけです。
勿論、より洗練されたテーブルレイアウトを作成することもできます。詳細についてはMultiMarkdown webサイトのTableドキュメントに記載されています。
PS - Markedをお勧めするのは、説明したワークフローの為のエレガントなツールだからです。しかし、それを使用する義務はありません。MultiMarkdownのHTMLへのエクスポートをサポートする他のツールでも、実行できます。例:MultiMarkdown、MultiMarkdown Composer、Byword。
Friedrich Ruynat
Friedrichは6歳で兄のCommodore 64を相続し、コーディングへの情熱を見出しました。数年後、コンピュータサイエンスを卒業した後、フルタイムの開発者としてUlyssesに加わったのは、彼が初めてでした。
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