人間は一人で育児できるようにはできていない
ブックレビューです。
今妊娠中、赤ちゃんがいる人、
ワンオペ育児になってる人、
ぜひ夫婦で読んでほしい。
世の中、男性育休を推進する方向やけど、
私的には、
よく気がつくごく一部の男性以外は、
育休より時短勤務で家族のサポートに入る方がええんちゃうかと思ってました。
だって、男性は、気遣い力が女性の1/6って聞いて、めっちゃ納得したもん。
って思ってたところで出会った本
『ポストイクメンの男性育児』
平野翔大さん著
夫に対して
指示せな動かへんのやったら
もういっそ外で仕事してきてくれたらええわ!
ってなってる母は私だけじゃないはず。
せめて時短とか、ノー残で家事手伝ってくれたらそれでいいと思ってたんです。
でもこの本を読んだら、
日本人男性の報われなさよ。。。
本によると
確かに日本人男性の家事育児の時間って、
欧米に比べると圧倒的に少ない。
4割〜半分
かたや、女性は多い。
きっとこういうデータがインパクトあって
男性も育児しようよ!っていう風潮になってるんやと思う
でもどんな分析対象も、常に片側から見てはダメということを痛感。
【図6】睡眠・食事を時間を抜いた時間のうち
どれだけ家事育児をしてるか?
【図7】睡眠・食事・仕事・通勤を抜いた時間のうち、どれだけ家事育児をしてるか?
のデータを比較すると
図7で日本は欧米より高い数値になる。
つまり、仕事関連の時間(仕事と通勤時間)が長いから、家事育児の時間が少ない。
イクメンという文字だけがもてはやされ
どこかのイクメンと比べられ
会社は、
育休をとってもマイナス評価はしないよ!
さぁ取って!
取ってくれたら会社のウケがよくなるから!
って勧めてくるけど、実際は、育休取ってない人はもちろん普通に評価される
なんなら、育休とってる人のカバーをしてプラス評価を得ているかもしれへん
年一回か2回の昇進試験を受けられるチャンスもある
でも育休とったら、その期間は仕事してないからプラス評価にはならないし、
昇進試験は受けられへんし、
仕事量は減らへんし、
これって実際はマイナス評価よね?
育休とったらプラス評価します!
じゃないと、育休推進してることにはならへんのでは?
という話でした。
納得。
本の中では、
では企業はどう対応したらいいのか?
では男性は育休をとったらいいのか?
についても、もちろん触れられてるし、
男性が育休をとってまずするのは【安全な育児】で、それをできるようになるには、と、具体的なことが書かれています。
妊娠中の方に、男性女性ともにぜひ読んでほしい一冊です。
私も10年前に読んでたら、
産後うつにはならず、
夫へのイライラが減ってたのかも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?