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代表との出会い と アイコン

こんにちは、執行役&コーチのAikoです。

この舞台アトリエ【sana】は、元々、代表&演出のさいとうますみが、2018年に始めた表現教室劇団sana の【sana】を受け継いでおり、表現教室は現在、表現の杜 へと受け継がれています。(その変遷は下記のリンクへ!)

それで私は、代表のさいとうと2024年の初頭に出会ったわけですが、好きなアーティストが一緒だったり、初めから意気投合することはあれど、月一のお手伝い的&お試し的に、基礎的なことを彼女の劇団で教えはじめて、それでも本腰を入れて…とまでは考えていませんでした。それが、この短期間に、私が「彼女とやってみよう」と、一転、本腰になった理由をシェアしたいと思います。

彼女が、表現教室劇団sana として、最後に演出した劇が2024年10月にありました。『天才の国』という劇だったのですが、とにかく、その演出が素晴らしかった!社会的問題をユニークな視点で語る台本選びのセンスもさながら、主人公が他の多才な登場人物(特に親友となる人物)との交わりを通して、活き活きと変化していく様を、機微に富んだやり方で観客に魅せていく手腕は、国内外の芝居を見てきた私も唸るものがありました。

代表のさいとうは、実はとっても自己評価が低く、出会った頃から、上を目指したさそうだけど、自信がなくて、中途半端な立ち位置で右往左往している…まぁ、そんな私の印象でした(笑)後で、彼女も『天才の国』では、思い切って、自分の挑戦をしてみた的なことを話してくれましたが、この作品を見た私が、むしろ「何やってるの!もっと本気で取り組んだ方がいい!」と発破をかけたくらいです。そして同時に、この才がある人なら、一緒に本気になったら楽しいだろうなとも思いました。これが一つ目の理由です。

二つ目は、素晴らしい演出だっただけに、役者が応えきれていないことに、ヤキモキしたのです。このヤキモキというのは役者の才に対してというわけではなく、むしろ、磨けば光りそうなのに、ちゃんとしたレッスンや稽古を受けていないばかりに、未熟なままであるという状態についてです。これは、私が前々から感じていた、日本では現代演劇の教育が何十年経っていてもなかなか浸透していないという状況と、繋がっています。

そして、三つ目。この作品には、私がクローズドで歌唱を教えていた生徒が全員、出演していました。この作品はミュージカルではないので、歌唱は関係ないのですが、観終わった後に生徒たちとグループ・ハグをしたのですが、その時「先生〜」と言って寄ってきてくれた子らに、とってもトキメキ、可愛いなという感情が湧いてきたのです。私の、食べていくための職業(所謂、ライス・ワーク)は学者・研究者なので、「先生」と呼ばれることは多々あります。郵便物も「先生」で届きますし、講座や講演をすれば「先生」と呼ばれます。でも、私個人は「先生」と呼ばれることに抵抗がありまして、講座を受けている受講生にも名前で呼んでほしいとお願いしています。それは、私がアメリカ(高校まではMr.やMs.をつけて先生を呼ぶが、大学では教授をニックネームで呼んだりする)で育ったのもあり、堅苦しいのが苦手、そして本音を言うと、私は自分が学ぶ側であるのが好きで、他人の成長に責任を持ちたくないという思いもありました。そんな私が、「先生」と呼ばれて、初めてときめいて、教え子って可愛い、この子らの成長に寄与したいという想い、同時に、その責任を請け負うという覚悟が心に芽生えたのです。それが三つ目の理由です。

そんなわけで、舞台アトリエ【sana】のSNSアイコンは、代表&演出のさいとうますみの力作であり、私たちにとって「はじまり」と言う象徴的な意味を持つものでもあるのです。

これから、それぞれが「この、私の人生」という舞台で輝ける人を世に押し出していくぞー!

お付き合い頂き、ありがとうございました。

公式LINE(舞台アトリエ【sana】のお知らせ等が不定期に届きます。)


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