舞台アトリエ【sana】です⭐️
はじめまして!私たちは2025年4月から、茨城県筑西市で本格始動する舞台アトリエ【sana】です。そんな私たちの理念宣言を紹介したいと思います。
日本で舞台芸術 〜 特に演劇やミュージカル 〜 は、まだまだ「芸事」や「エンタメ」といった概念を抜け出せていません。最近は、大学でも学科として設立されるようになってきましたが、欧米のように舞台芸術そのものの学部は存在しませんし、世界では当たり前の手法やメソードも浸透していません。
しかし、舞台芸術は「アート」であり「自分を、他者を、社会を、すなわち人間を見つめること、そのもの」でもあります。私たちは誰もが役者を経験しています。日常の中で、親や子、恋人や親友、様々な顔を持って生きている、それが私たちだからです。だからこそ、舞台で役者が演じるとは、「ふり」でも「モノマネ」でもありません。なぜなら、観客席の誰もが、普段から役を背負って生きているわけですから、「ふり」や「モノマネ」はすぐにバレます。舞台で役者が演じるとは「真実を再現すること」なのです。そうでなければ、人間(ひと)の心を動かすことはできません。舞台芸術を「アート」まで昇華し、人間(ひと)を感動させるためには、演じることの真髄を学び、心身を育まなければなりません。それには、確立された手法やメソードが必要ですし、何より「人間教育」が必須なのです。
パンデミック後、世界はさらなる変革の時期を向えています。常識が塗り替えられていく変化の加速化、情報戦、新たな脅威への不安、これからの子供たちは、より一層、不安定で不確実な未来へと生きていかねばなりません。英語やプログラミングをやらせるのも良いでしょう。しかし、すべての教育の土台となる「人間力」や「観察眼」そして「表現力」を磨くのは、舞台芸術が最も適していると確信しています。社会生活では、自分も他者も気遣える技術、気づく力、プレゼン力として、その人の武器になります。私生活でも、自分の心の安寧と身体の健康を保ち、人との健やかな関係を築ける術になってくれるのです。
このような「人間教育」を通して得られる「哲学観」や「人生観」は、舞台を離れても、人生というもっと大きな舞台で、個を花開かせ、道を切り拓き、社会で生き抜いてゆくための道しるべとなってくれるでしょう。
人生を変える教室へ、ようこそ!