はじめに
このシナリオは「ニンジャスレイヤーTRPG」第2版基本ルールブック環境用のもので、ニンジャスレイヤーTRPGのシナリオ・コンテスト「ゴールデン・ヌンチャク賞」への応募作品でもある。
また、このシナリオは初版同名記事シナリオのコンバート版であり、初版記事ではRP内容などかなり細かく記載されているため、マスタリングの際の参考になるかもしれない。
このシナリオはニンジャスレイヤー第1部第4巻『ネオサイタマ炎上4』収録のエピソード『コロス・オブリヴィオン』を元にし、一部文章の引用・改変を行っている。
NM向け記号解説
:「ドーモ、ニンジャスレイヤーです」
のような「:」から太字の文章が続く形になっている文は、シナリオの進行に合わせてNMが読み上げる文であることを意味する。「:」の前に発言者の名前や、読み上げるにあたっての条件が書かれていることもある。通常の太さの説明文の中に、太字の「セリフ」が挿入されることもあり、その場合は前後の文章を見てその「セリフ」を、いつ、だれが発するべきなのか判断されたし。
:「イヤーッ!」(命中判定)「グワーッ!」
のように、内部に判定や条件が書かれた()で文章が区切られている場合、判定が成功するか、シチュエーションが条件に合致していないと、それに続く文章は読み上げられない。
:<DKKが最も高いキャラクター>の前に、赤黒い影が現れた。
といった「条件」が<>で囲まれている箇所が出現した場合は、そこにその条件に適合するキャラクターの名前を入れる。
これらの文にはNMの判断により、自由に修正を加えて構わないが、重要な情報が失われないよう注意されたし。
シナリオサマリー
1.導入/ダンゴウ
各人がアイサツを行い、ニンジャ同士の会話の区切りがいい所で、ソニックブームを登場させてダンゴウを開始する。
:「おう。揃ってるみてェだな。ドーモ、ソニックブームです」
:現れたるは赤地に金糸装束の大柄なニンジャ、ソニックブーム。強力なソニックカラテを武器とする、極めて高位のソウカイ・ニンジャである。
◆ソニックブーム (種別:ニンジャ)
カラテ 12 体力 17
ニューロン 6 精神力 12
ワザマエ 10 脚力 6/N
ジツ 5 万札 50
攻撃/射撃/機先/電脳 12/10/6/6
回避/精密/側転/発動 12/10/10/-
◇装備や特記事項
『●連続攻撃2』、『●連射2』、『◉忠誠心:ソウカイヤ』、『★◉◉ソニックカラテ衝撃波』
『★◉◉ソニックカラテ衝撃波』:
手番攻撃フェイズ開始時に【体力】か【精神力】を1消費し、以下の戦闘スタイルを使用できる:
射撃用の『戦闘スタイル』として使用:
・ソニックカラテ衝撃波(連発):連射5、ダメージ2
・ソニックカラテ衝撃波(収束):連射2、ダメージ3、時間差
・ソニックカラテ衝撃波(乱打):連射10、ダメージ1
素手攻撃用の『戦闘スタイル』として使用:
『近接攻撃』に『痛打+1』と『リーチ+2』を得る。ただし、隣接している敵に対しては攻撃不能。
ソニックブームは以下のようなミッション内容を説明する。
ロールプレイ重点で進行させたい場合は、太字の◎だけをまず伝え、PC側から質問があった場合のみ、他の情報を伝える。
出発前に、以下のRPを行う。
2.シゲルチ・テンプル
PC達が「初期配置」マスに自分のコマを配置し、ステータスを記入し終えたら戦闘開始。
余程の例外がない限り(例:カナシバリ・ジツ使いPCの『☆◉操り人形』で攻撃させた)、ABBM集団はアワモ僧正やサラリマンを無視してPCのみを攻撃する。
ABBM集団の全滅、もしくはPCの全滅か脱出。以上のいずれかが起きた時点で戦闘終了。
アンタイブディズム・ブラックメタリスト / ABBM
◆アンタイブディズム・ブラックメタリスト (種別:モータル)
カラテ 2 体力 2
ニューロン 2 精神力 2
ワザマエ 2 脚力 2
ジツ – 万札 1
攻撃/射撃/機先/電脳 2/2/2/1
◇装備や特記事項
フランベルジュやグレートソード: 近接武器、2ダメージ、攻撃難易度:HARD
『◉血の狂乱』:
体力が1になった場合、そのブラックメタリストは狂乱し、『突撃』を使用可能となる。
『◉儀式的自傷』:
自らの胸にナイフで逆さ鳥居や魔法陣などのパターンを刻み、異常興奮状態に入る。
手番開始フェイズに「瞬時行動」として自分自身に1ダメージを与えることができる(自動的に成功する)。
スモトリ・ブラックメタリスト
◆スモトリ・ブラックメタリスト (種別:モータル)
カラテ 4 体力 4
ニューロン 1 精神力 1
ワザマエ 2 脚力 2
ジツ ー 万札 2
攻撃/射撃/機先/電脳 4/2/1/1
◇装備や特記事項
フランベルジュやグレートソード: 近接武器、2ダメージ、攻撃難易度:HARD
『◉血の狂乱』:
体力が1になった場合、そのブラックメタリストは狂乱し、『突撃』を使用可能となる。
『◉儀式的自傷』:
自らの胸にナイフで逆さ鳥居や魔法陣などのパターンを刻み、異常興奮状態に入る。
手番開始フェイズに「瞬時行動」として自分自身に1ダメージを与えることができる(自動的に成功する)。
アワモ僧正
◆アワモ僧正 (種別:モータル) 【カルマ:善】
カラテ 1 体力 1
ニューロン 3 精神力 1
ワザマエ 3 脚力 2
ジツ - 万札 1
攻撃/射撃/機先/電脳 1/3/3/3
◇装備や特記事項
特になし
サラリマン
◆サラリマン (種別:モータル) 【カルマ:善】
カラテ 1 体力 1
ニューロン 2 精神力 1
ワザマエ 3 脚力 2
ジツ - 万札 3
攻撃/射撃/機先/電脳 1/3/2/2
◇装備や特記事項
「オーガニック・スシ」所持
戦闘後
情報収集
◇被害者への聞き込み
もし、アワモ僧正やサラリマンといった被害者が戦闘に巻き込まれず生きている場合、PCのうち代表者1名が朦朧としている彼らを起こし、難易度EASYの『交渉判定』でアーマゲドンについての情報を聞き出すことができる(PC達は彼らの命の恩人なので、手荒な真似をしなければ素直に話してくれるのだ)。
◇ABBMへの聞き込み
また、もし被害者が全滅してしまった時などには、無力化したABBMの一人にまだ息があったものとして聞き込みを行ってもよい。
ただし、 『交渉判定』の難易度はHARDであり、判定に有利な知識や交渉スキルも被害者らとは異なったものとなる。
トレジャー獲得
テンプル内は既にABBM集団によって荒らされているため、誰にも見咎められなければ、PCがトレジャーを拾得してもABBMに破壊されたものと考えられ、PCに疑いが及ぶことはなく、【DKK】も蓄積しない。
ただし、被害者の意識回復後にトレジャーを拾得しようとした場合、彼らは君たちをハック・アンド・スラッシュの一味と考えて非常警報ボタンを押そうとするため、即座に始末する必要が生じる(NMはトレジャー拾得前にきちんとPLに警告すること)。
この時、被害者を殺害したPCは、殺害人数につき【DKK】1を獲得する(殺害以外の方法で無力化すれば【DKK】の獲得は免れる)。
もし、始末しようとしなかった場合、警報に応じて現れたボス級NSPDデッカーとチーフマッポ、レッサーマッポ複数(下記リンク参照。全員カルマ:【善】)をマップに適宜配置してPCと戦闘させよ。
部屋の隅のコモンランダム・トレジャー
オファリングボックス
撤収
PCが情報収集やトレジャー拾得を完了させたなら、PCをシゲルチ・テンプルから撤収させる。
この時、アーマゲドンの行方についての情報を獲得していたならばバッサリ・テンプルに向かわせるが、情報を得られていない場合は、アーマゲドンの行方がわからずすごすごとトコロザワ・ピラーに帰還する。(評価D)
ただし、その場合も、NM判断で『バッサリ・テンプルがアーマゲドンに襲われているとのマッポ通信を傍受した』、『ダイダロスがハッキングで居場所を割り出した』というIRC通信をソニックブームから受信したものとして、無事にバッサリ・テンプルに辿り着かせても構わない(この時、ペナルティとして、報酬を多少減額してもいいだろう)。
もし、撤収までにアワモ僧正が正気を取り戻しており、PCがカルマ:【善】のモータルに危害を加えるような行動を行っておらず、かつトレジャーを拾得していなかった場合、アワモ僧正はPCを高潔なブッダウォリアーの降臨と崇めて全てのトレジャーを自ら差し出す、などというオプションを付けてもいいだろう。
3.バッサリ・テンプル
戦闘開始前に以下のタダオ大僧正通信RPを行う。
マップ内ギミック等
シャッター制御UNIX
PCがシャッター制御UNIXに対する難易度NORMALの『ハッキング判定』に成功した場合、F13のマスにシャッターを出現させられる事を宣告せよ。
シャッター:【体力】5、『ダメージ軽減1』、【ワザマエ:UH】に成功すると『ダメージ軽減』消滅
一度ハッキングに成功した後であれば、シャッター制御UNIXに接してその他の行動を消費することで、ハッキング者に限らずPCはシャッターを自由に出現ないし消滅させられる。
なお、このシャッターは、主に後述のニンジャスレイヤー出現時に、PCの脱出を阻むために用いられる。
イロリ僧正への干渉
イロリ僧正は特に何事もなければ震え上がったまま動かないが、PCは彼から聖職者専用拳銃ソード・オブ・ブッダを奪って自分で使ったり、あるいは彼を説得して戦闘に参加させたりすることができる。
◇聖職者専用拳銃ソード・オブ・ブッダ奪取
PC1名は、イロリ僧正に隣接して「その他の行動」を消費することで、彼が装備している聖職者専用拳銃ソード・オブ・ブッダを奪うことができる。
イロリ僧正は泣き喚くだけで目立った抵抗もできないため、判定不要の自動成功となる。
また、後の展開のために、PCが武器を奪うついでにイロリ僧正を殺そうとした場合は、NMから制止しておいた方がいいだろう。
◇戦闘参加への呼びかけ
PC1名は、イロリ僧正に隣接して「その他の行動」を消費した難易度HARDの『交渉判定』に成功した場合、聖職者専用拳銃ソード・オブ・ブッダによるアーマゲドンやABBMへの支援射撃を行わせることができる。
NPCデータ:
アーマゲドン
◆アーマゲドン (種別:ニンジャ)
カラテ 5 体力 8
ニューロン 4 精神力 4
ワザマエ 4 脚力 2/UH
ジツ 3 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 8/7/4/4
回避/精密/側転/発動 5/7/2/10
ブッダエネミー:『聖職者用拳銃ソード・オブ・ブッダ』による被ダメージ+1
ダークカラテ・エンハンスメント;近接攻撃・射撃時にダメージ+1(下記攻撃のダメージは適用済みのもの)
マサカリ:ノダチ(超大型近接武器)とみなす、攻撃難易度;U-HARD、4ダメージ
戦闘スタイル:回転斬撃:マサカリ装備時のみ、ワザマエ判定:HARD、周囲8マスに2ダメージ
戦闘スタイル:滅多打ち:素手装備時のみ、回避ダイス2個を消費し2ダメージ×2、サツバツ発生なし
◇装備や特記事項
マサカリ(超大型武器)
『☆カトン・ジツLV3』
『◉ニンジャソウルの闇』×3、『◉ダークカラテ・エンハンスメント』、『◉滅多打ち』、『◉ブッダエネミー』
『◉ブッダエネミー』
自身が反ブッダ存在であるとの自己暗示。
聖職者に対する近接攻撃ダイスが+2されるが、
『聖職者用拳銃ソード・オブ・ブッダ』による被ダメージが+1されてしまう。
戦闘描写例
依頼内容がアーマゲドンとABBM集団の殲滅であり、依頼人のタダオも観戦しているため、PLから格別の頼みがない限り、彼らは基本的に全員殺害するものとして扱う。
また、アーマゲドンの爆発四散までに配下のABBMらが生存していた場合、そのまま最後まで戦わせてもいいし、PLの様子を見て消化試合は必要ないと状況判断したのなら、PC全員にサツバツ!ダイスを振らせてからRPで始末させたり、全員後追いセプクしたなどとして戦闘終了させてもよい。
また、PCに爆発四散者が出たりした場合、インパルスやバーグラーなどを適宜増援として派遣してもいいだろう。
アーマゲドンが爆発四散するとノダチ(描写上はマサカリ)をドロップする。
イロリ僧正
◆イロリ僧正 (種別:モータル) 【カルマ:善】
カラテ 1 体力 1
ニューロン 3 精神力 1
ワザマエ 3 脚力 2
ジツ - 万札 1
攻撃/射撃/機先/電脳 1/3/3/3
◇装備や特記事項
聖職者用拳銃ソード・オブ・ブッダ:カスタム・チャカガン読み替え、【万札:5】で売却可能
戦闘後
トレジャー獲得
戦闘終了後の時点ではイロリ僧正は気絶しており、タダオ大僧正の目もないため、PCがトレジャーを拾得しても【DKK】は蓄積しない。
部屋の隅のコモンランダム・トレジャー
撤収…?
生存していると返事した場合
殺されていると返事した場合
『死亡確認』を行った場合
『死亡確認』を断った場合
なお、『死亡確認』したふりをして実際にイロリ僧正を殺害することなく万札を手にしたいとPLが提案してきた場合、NMはそれを受け入れるべきである。
ただし、タダオ大僧正に完全に殺したと思わせながら不殺に留めるのは通常のミネウチより困難なので、代表者が近接攻撃・射撃・ジツといった与ダメージ行動を判定難易度+2で成功させなければならない。
ただし、ジツやスキルの活用などにより死を偽装できるような創意工夫を案出されたなら(例:カナシバリで心停止させたと見せかける、カトンでイロリ僧正の周囲を炎のドームで覆う、ハッキングでタダオが見ているカメラ画像を改竄する)、判定ダイスを増やしたり判定難易度を-1~2してもよい。
成功した場合、【DKK】の獲得なしに【万札】15を入手できる。
失敗した場合、殺せなかった(【DKK】も万札も獲得せず)か、あるいは勢い余って殺してしまった(【DKK】も万札も獲得)かは代表者のPLが任意に選択できる。
単発セッションにおいてはタダオとの交流はこれで終わりだが、キャンペイグン下ならタダオとの関係の緊密化/険悪化を今後のシナリオフックにしてもいいかもしれない。
また、アーマゲドン戦まででセッション時間が長引いている場合、タダオの追加通信は省略して評価と報酬に移行してもよい。
タダオとの通信が終了したら、『Wasshoi!判定』を行った後に改めて撤収を行う。イロリ僧正殺害やそれ以前の悪行によって【DKK】を溜め込んでいた場合、低くない確率でニンジャスレイヤーが出現するだろう。
◆ニンジャスレイヤー (種別:ニンジャ)
カラテ 13 体力 13
ニューロン 7 精神力 9
ワザマエ 10 脚力 7/N
ジツ 0 万札 10
攻撃/射撃/機先/電脳 13/10/7/7
回避/精密/側転/発動 14/10/10/-
回避難易度修正: 対近接攻撃(難易度−1/ジュージツ)、対スリケン射撃(難易度−1/見切り)
ダメージ修正: 出目【6】を含んで成功した『近接攻撃』は、『痛打+1』を得る。
◇装備や特記事項
家族の写真、パーソナルメンポ、伝統的ニンジャ装束、
『●連続攻撃3』、『●連射2』、『●時間差』、『●マルチターゲット』、
『◉ランスキック』、『◉◉憎悪:ニンジャソウルの闇』、
『◉ヘルタツマキ』、『◉ツヨイ・スリケン』、『◉ナラク・ウィズイン』、『◉即死耐性』
描写例
ニンジャスレイヤーが出現した場合、『死亡確認』を行ったPCはイロリ僧正がいたマスの周囲に再配置を行う。
そして、ニンジャスレイヤー出現と共に、ナンシー・リー(ハッキングダイス19個)が難易度NORMALの『ハッキング判定』を行い、成功した場合、出口のマスにシャッターが出現する。
シャッターをこじ開けるための手段は基本的に上述の通りだが、制御UNIXハッキングで開く場合、解除条件は『PC側の累積ハッキング判定成功数(難易度HARD)がシャッター出現時のナンシー・リーの成功数を超えること』に変更される。
ハッキング成功数がナンシー・リーの成功数に届かなかったり、そもそも判定に失敗した時のペナルティは特に存在しない(ニンジャスレイヤーから逃げられないことこそがペナルティなのだ)。フレーバー的には、ナンシーは自身を追って介入してきたダイダロスとの電脳戦に忙しく、PC達のニューロンを焼き切る余裕がないとでもしておくといいだろう。
また、Wasshoi!判定前に制御UNIXへのハッキングを成功していた場合、その時の成功数を累積ハッキング成功数に加えてもよい。
◆評価と報酬
◆報酬
A:バッサリ・テンプルの戦いでABBM集団を全滅させ、アーマゲドンも爆発四散させた。
:【万札】80を山分け。全員が【名声:ソウカイヤ】+1。カルマロンダリング可能。
B:バッサリ・テンプルの戦いでABBM集団を全滅させたが、アーマゲドンは爆発四散させられなかった。
:【万札】40を山分け。全員が【名声:ソウカイヤ】+0。
C:バッサリ・テンプルの戦いでABBM集団を全滅させられず、ブザマに逃げ出した。
:【万札】0。全員が【名声:ソウカイヤ】+0。
D:アーマゲドンのいるバッサリ・テンプルにたどり着けなかった。
:あまりのブザマさにケジメを強いられ、全員が【名声:ソウカイヤ】-1。
評価に関わらず余暇は4日。
アーマゲドンがニンジャであったことはソウカイヤにとって想定外なため、爆発四散させた場合は不測の事態にも関わらず任務を全うしたことを、NMはラオモトの口から褒めてあげよう。
逆にアーマゲドンを爆発四散させられなかったとしても、他のABBMを撃退していれば一応の報酬を与えられる(評価B)。
この場合、NMはアーマゲドンはより手練のニンジャに討伐されたものとしてもいいし、なおも進軍や逃亡を続けているものとして、PCが雪辱を果たすためのリベンジマッチの機会を別途用意してもいいだろう。
もし、PCが評価Aかつイロリ僧正を殺害しなかった場合、以下RPを付け加えても良い。
イロリ僧正を殺さなかった理由をラオモトに釈明し、代表者は難易度ULTRA-HARDの『交渉判定』を行う。
もし、交渉RPがソウカイ・ニンジャとして筋道が通っているものだったとNMが感じた場合、判定難易度を-2したり、あるいは判定なしで成功にしてもよい。
また、この判定はボーナス的なものであり、失敗したからといって基本的にペナルティはないことをPLに告げてもよい。
オプション可能性
セッション時間を短縮させたい場合、シゲルチ・テンプルを省略して、ブリーフィング後直ちにバッサリ・テンプルにPCを移動させたり、あるいは、戦闘のすべてをグリッドマップを使用しないものにしてもいいだろう。
PCの戦力が低めな場合、スモトリ・ブラックメタリストをブラックメタリストに置換する、ブラックメタリストの人数を減らす、アーマゲドンのステータスを低くするなどの調整を行うように。
また、このシナリオは原作通りにソウカイヤ所属でのプレイを想定しているが、ザイバツであれば儀式場となるテンプル確保のために、アマクダリであれば「12人」への誘引のためにタダオと接近したかったなどと、PCの所属組織に合わせて適宜調整を行うことも容易だろう。
セッション用スプレッドシート
利用規約
NMはこの記事に含まれるデータを、セッション中に利用したり、自作のシナリオへ流用することができる。ただし当シナリオのデータを流用して作成したものを公開する場合、この記事を引用元として明記すること。
参考資料:「ニンジャスレイヤープラス」ダイハードテイルズ
ニンジャスレイヤー第1部第4巻『ネオサイタマ炎上4』
スペシャルサンクス
本データ作成に際して、テストプレイにご協力いただいたねこぞう=サン、ハトぽっぽ=サン、よっし=サン、Lazward=サン(五十音順)にこの場を借りて深く御礼申し上げます。
更新履歴
210502:記事公開
211128:『◉儀式的自傷』を手番開始フェイズ瞬時行動に変更、NPCステータス表記や一部地の文改修
231108:アーマゲドンのステータス調整、報酬調整