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ステップ6~8. 対策の立案・検討~効果の確認

次は
・ステップ6、対策の立案・検討
・ステップ7、対策の実施
・ステップ8、効果の確認
です。

このステップでは要因分析で抽出した「真因」に対して対策を立案するのですが、最重要なことは、「最初は実現性を考えず、自由な発想で数多く立案する」ということです。

ともすると最初から、”そんなの無理”、とか、”常識外れ”、とかの判断をしてしまうことが多いのですが、これだと発想が限定されてしまって新たな対策がまったくでてこないので、ブレークスルーが起きません。
本当に実現性が無いかどうかも検証してみないとわからないので、今までの枠で考えてしまわないように注意して下さい。

次に重要なことは、「とことん考え抜く」です。そのためにはできるだけ多くのメンバーに参加してもらって、ブレーンストーミング的に、他にはない? を繰り返して、雑巾から水を絞り出すイメージで取りかかって下さい。

そうして多くの対策を立案してテーブルに並べたら、次に対策案の評価をします。
・実現性(ここで初めて登場)
・有効性
・コスト
・二次障害
の4つの軸で点数を付けて、必要ならそれぞれの項目に重み付けして、総合点を算出した上で取るべき対策案を選んで下さい。
実現性のところですが、ここはメンバーだけでなく、できるだけ上司や経営層も巻き込んでください。そうすることで実現性の評価が変わります。

昨日までの例で対策立案すると、
A)についての要因分析:
・スタート音を認識して反応するまでが遅い→反射神経が鈍い→鍛えた経験がない→鍛え方がわからない(なぜなぜ分析)
→【対策立案】(評価は5点満点で点数が高い方がBetter)
案1)反射神経専属コーチを雇う(実現性=2,有効性=4、コスト=1、二次障害=5、⇒総合点=12)
案2)訓練方法を本で調べて取り組む(実現性=5,有効性=3、コスト=5、二次障害=5、⇒総合点=18)
⇒まずは案2をやってみて、有効な手段があるか検証する

B)についての要因分析:
・ジャンプ力が弱い→キック力がない→足の筋力が低下している→昨年足を骨折した
→【対策立案】
案1)毎日筋トレ(実現性=4,有効性=3、コスト=4、二次障害=2、⇒総合点=13)
案2)冬はサッカー部に入部(実現性=2,有効性=2、コスト=4、二次障害=2、⇒総合点=10)
案3)プロテインを飲む(実現性=4,有効性=1、コスト=1、二次障害=3、⇒総合点=9)
案4)自転車通学にする(実現性=4,有効性=4、コスト=5、二次障害=2、⇒総合点=15)
⇒案4と案1をやってみる。1ヶ月後に筋力測定をして効果を検証する。

その他は割愛しますが、こんな感じです。
できるだけ真因(複数あり)に対して個別に対策を検討&実施して、効果の確認の方法まで決めてください。

よろしければサポートをお願いします。また、何かコメントがあれば情報交換したいので是非お願いします。