タイムマネジメント
非現実的な計画ってよくありますよね。
以下、タイムマネジメントにかかわるあるある話。
・最初っからこんなスケジュールなんて無理無理・・・
・この作業、まったくスケジュールに載ってないけどいつやったらいいの?
・見積もりが5人月だから、5人で1ヶ月でやれって・・・チーム作るだけで1ヶ月終わっちゃうよ
・そもそも何作ったらいいのか分からないのに、なんでスケジュールができてんの?
・いつも後ろから線引くスケジュールが出てくるけど、プロジェクトマネジャーって楽だよね・・・
どうでしょうか?
プロジェクトメンバーはこんな状況によく遭遇します。
タイムマネジメントは直訳すると「時間管理」で、簡単に言えばスケジュールをどうやって作ってどうやって管理するかということ。
以下作成の手順と重要なポイントです。
手順1:メンバー全員でWBSを作成する
⇒マネジャーが一人で作ると必ず抜け漏れが発生するので、メンバー全員で作ることが重要。メンバーも聞いてもらうことで責任感もでてくるし当事者意識が高まるとともに、”勝手に”作られたスケジュールではないという自覚が出る。
手順2:WBSの一つ一つの箱の担当者と責任者を決める
手順3:WBSの一つ一つの箱にどれぐらい時間がかかるかを見積もる
⇒先に担当者を決めるのは、やる人によって時間も変わるため。人月の大雑把な見積もりは危険で、人と人数によって時間が変わるということ。
手順4:PDMまたはアローダイアグラムを作成する
手順5:クリティカルパスを発見して是正する
⇒是正はできるだけやりたくないが、プロジェクトの納期に間に合わない場合は手順2に戻って担当者の見直しなどを実施する。
手順6:ガントチャートを作成する
⇒休暇中に仕事は出来ませんので、担当者が長期休暇などを取る予定などを考慮する。
これらの手順がなぜ重要なのかというと、「守れないスケジュールは意味がない」からです。
当然スコープが変わったりした場合はスケジュールを修正します。
なぜなら「実際と合わないスケジュールは意味がない」からです。
最初からできないスケジュールを作っていませんか?????
次回は「リスクマネジメント」、その次は「監視コントロールプロセス」の予定です。