労働生産性改善の方法
では、労働生産性改善の方法についてですが、いろんなアイデアはあると思いますが、大きく2つあるかと思います。
①ITやAIなどの技術革新による改善
ITと言う言葉はもう既に30年以上前から言われておりましたし、既に”ITバブルははじけた”とも言われています。
とはいえ、一口にITと言っても時代とともに発展していますので、新しい技術はどんどん取り入れるべきです。
ところが、前回も書きましたが、日本という国は古い文化や風習にしがみつく習性が強く、新しいことを取り入れることが苦手です。
また、労働生産性改善ということが企業の命題になっていないと、IT化に抵抗する人がいるため、なかなか改善できないのが実態です(下記の記事を参照してください)。
なので、IT化すなわち「新しい道具を使う」のが方法としては有効ですが、考え方が浸透していないと、なかなか進みません。
近年ではRPA(Robotic Process Automation)というToolがかなり企業内で取り入れ始めております。
RPAは特に単純かつ量が多い業務をロボット化して労働生産性を向上させる非常に有効なToolですが、現状にしがみついている「人」を引っ剥がすのが大変だということです。
②仕事の5S
これは非常に地道な作業になりますが、やはり仕事の整理整頓なのです。
無駄な会議、無駄なプロセス、業務遂行のために必要な情報の整理、・・・などなど上げれば切りがありません。
そもそもの5Sは「お客様の信頼を得るための戦略的投資活動」という定義でありますが、仕事の5Sも同様で、労働生産性を向上して効率的に有効な商品やサービスをお客様に提供できるようになるために、投資をして改善する必要があります。
なので、職場のメンバーで5S活動を推進して、いろいろなムリ・ムダ・ムラを整理整頓する必要があります。
下表の右側が「仕事の5S」です。
特に、「整理」の記述にある「低い(価値が)仕事を止めること」ですね、優先順位を低くするのではなくて”止める”です。
外部環境の変化によって価値が低くなったを仕事は、きっぱり止めましょう。
(次回に続く)
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