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【MS事業本部】ITシステムを安定稼働させるマネージドサービスと製品保守を提供
こんにちは!双日テックイノベーション株式会社(以下「STech I」)の採用広報担当です!今回はマネージドサービス事業本部(以下「MS事業本部」)の古川武義事業本部長に、MS事業本部の役割や仕事のおもしろさを語っていただきました。
MS事業本部の組織構成や働く環境についても含まれています。STech Iに興味をお持ちの学生さんや、転職をお考えの皆さんにとって役立つ記事となっていますので、ぜひご覧ください!
ITインフラやアプリケーションを安定稼働させる「マネージドサービス」と「プロダクト保守」領域で企業を支援
-プロフィールをご紹介ください。
MS事業本部の古川武義です。神奈川大学外国語学部中国語学科を卒業後、独立系のSIerでプログラマーやSEとして勤務した後、2002年に日商エレクトロニクスの前身であるニチメンコンピュータシステムズ株式会社(2004年に双日システムズ株式会社へ社名変更)に入社しました。
入社後はITインフラの担当SEとして日商岩井とニチメンの企業合併プロジェクトに参画し、その後2008年末から4年間、双日(中国)有限公司に出向しました。双日の中国地域7法人15拠点、駐在員が100~150名ほどおり、現地でIT環境整備やIT組織作りを担当したんです。
2013年に帰国してからは双日の海外IT担当として東南アジアのIT支援などを行った後、2017年に双日グループ向けITインフラを担当する部署の部長、2024年にMS事業本部の前身にあたるSG事業本部の事業本部長に就任しました。MS事業本部は双日グループ(SG)向けに提供してきた運用保守サービスをSTech Iのストックビジネスとして外部企業にも展開していくため、マネージドサービスの名称を冠しています。
-MS事業本部はどのような役割を担っているのでしょうか。
MS事業本部の役割は大きく2つあります。ひとつがマネージドサービスで、企業向けにネットワークやサーバー基盤などのインフラや会計や販売システムなどのアプリケーションを安定稼働させる役割を提供しています。
障害対応、メンテナンスなど運用・保守業務やヘルプデスク、セキュリティ管理、改善提案、IT企画支援まで広い範囲をカバーしているのが特長です。
もうひとつの役割がプロダクト保守です。STech Iが販売している製品、例えばJuniper社やNutanix社などの故障受付や本体や部品の交換、デリバリーを担当しています。
本来はメーカーが担う領域の事業ですが、STech Iは複数メーカーのプロダクト保守を行っているため、いくつものメーカー機器をお使いのお客さまに対してワンストップでサービスを提供できるのが強みです。NW事業本部、CS事業本部、AP事業本部がそれぞれの領域でお客さまに提供したソリューションのサポートや保守を担当するのがMS事業本部の役割です。
-MS事業本部では今後、どのような事業への取り組みをお考えですか。
今後というよりすでに取り組んでいるのが、双日グループへのマネージドサービス提供を通じて獲得した知見を、外部に対して広く展開していく事業の強化です。そのため、私たちはマネージドサービスの高度化やコスト削減に取り組んでおり、独自性のあるサービスやプロダクトの開発を進めています。
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マネージドサービスの面白さはお客さまにとっての「BE YOUR BEST PARTNER」として寄り添っていられること
-MS事業本部の組織構成を教えてください。
MS事業本部は第一SGサービス部、第二SGサービス部、第三SGサービス部、インフラサービス部から構成されています。SGサービス部がつく部署は双日グループ向けのITインフラ構築から基幹・業務系システム、情報系システムの運用保守に内部統制・セキュリティ業務支援、またヘルプデスクなど多岐にわたるマネージドサービスを提供しています。
基幹・業務系システムとは企業や組織の事業活動にかかわる重要なシステムで、具体的には経営資源統合管理であるERP、リスク管理・財務などの管理システムなどが該当します。情報系システムは事務処理を効率化するシステムで、電子決裁やワークフロー、電子帳票などが含まれます。
そしてインフラサービス部ではITインフラの運用保守やコンタクトセンター、またネットワーク機器などのプロダクト保守を担当しています。社員数は各部とも35~50人前後で、MS事業本部全体では社員数約170名となっています。
-一般的に、運用や保守はマニュアルに従って業務するイメージがあります。マネージドサービスの面白さを教えてください。
イメージのとおり、運用・保守は決められたことを手順とおり決められたタイミングで行います。これをおざなりにすれば、障害が発生したり、正常にシステムを利用できなくなります。
決まりごとはお客さまとの約束ですから、いかなる時でもきちんと遂行しなければなりません。決して簡単なことではありませんが、お客さまにとっての「BE YOUR BEST PARTNER」として寄り添っていられる充実感のある業務です。
MS事業本部ではお客さまと継続的に接しながら運用・保守サービスを提供しますから、関係が深まります。常日頃からお客さまに寄り添いながら、いざという時には頼りにされる存在であり、評価もダイレクトに受け取れます。
お客さまに寄り添って、自分が支えているんだというプライドを持てるからこそ、万一障害が発生した場合にいち早く回復させるため熱意を持って取り組めます。お客さまにとっての「BE YOUR BEST PARTNER」であると実感できるのが、MS事業本部の醍醐味なのではないかと考えています。
資格を取得しやすく有志の技術勉強会も充実した挑戦しやすい環境、海外出張の機会も
-MS事業本部の働き方を教えてください。
保守と聞くと24時間体制の交替勤務をイメージされるかもしれません。MS事業本部ではお客さまに対して24時間365日サービスをご提供していますが、社員が24時間勤務はしておりません。働き方はほかの事業本部と変わりありません。
24時間の対応は外部のパートナー企業様にご協力いただいているためです。ただし、MS事業本部に限らず、各事業本部ともエンジニアは夜間作業や休日作業が発生する場合はあります。
お客さまの都合だったり、平日昼間にサービスを止められないなどの事情からです。
-海外メーカーの製品を扱っていると、海外出張はありますか。
SGサービス部は双日グループ向けにマネージドサービスを提供しているため、双日側の要望で出張する機会は少なくありません。
双日の海外拠点は多く、ベトナムやタイ、インドネシア、インドなどアジア以外にもアフリカや中東に出張する社員もいます。先日もアメリカとヨーロッパに出張した社員から報告を受けたところです。
出張の期間は短ければ数日、長い場合は1~2ヶ月程度となります。いわゆる導入作業はある程度の期間が必要ですが、その前段階にあたる現地説明を目的とした出張なら、短期間で帰国できます。
-MS事業本部の社員コミュニケーションは活発ですか。
本部としては年に2回のキックオフと懇親会を開催しています。MS事業本部はパートナー企業様とも密に連携しており、彼らまで含めると全体で300名以上の大所帯ですから、本部としての行事を増やすのはなかなか難しい面があります。
その代わり、社員同士のコミュニケーションは活発で、趣味のグループがいくつも立ち上がっているようです。ゴルフや麻雀、投資、アウトドア、ガンダム好きが集まるグループもありましたね(笑)。
それぞれが情報交換したり飲み会を開いたり、自由に活動しています。
-MS事業本部の教育研修について教えてください。
MS事業本部は社員の95%以上がエンジニアですから、技術力の向上に力を入れています。社員が資格を取得する場合には本部が費用を負担しているほか、資格を維持する費用も補助しています。おかげで、MS事業本部は資格取得者が多いのが特長です。
エンジニアは有志の勉強会も開催していますね。業務に関係ないプログラミング言語や技術についての勉強会もあり、最新技術に関心を持つエンジニアを中心に参加しているようです。
MS事業本部にはすでに資格を取得している先輩社員が多いので、新卒・キャリアともに入社いただいたエンジニアにとってはスキルを高めやすく「STech Iで、挑戦しよう。」を実現しやすい環境だと感じています。
技術力の向上以外では、管理職向けの研修プログラムにも力を入れています。管理職になる手前の社員にグロービス学び放題を受講していただいたり、管理職向けのセミナーに参加していただくなどの施策を行っています。
STech Iにはマネジメントコースとスペシャリストコースがありますが、エンジニアの場合はスペシャリストコースを選択する方が多いんです。そのため管理職の数がどうしても不足しがちであり、研修プログラムも手厚く用意して魅力を感じていただけるよう努めています。
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MS事業本部なら文系出身者も活躍できる、IT技術とマネジメントに興味ある方にぜひ来て欲しい
-新卒入社の学生さんに期待したいポイントを教えてください。
エンジニアというと理系出身者限定のイメージがあるかもしれません。でも、MS事業本部では文系出身者も数多くエンジニアとして活躍しています。
新卒入社の場合、技術レベルは重視していません。技術に対してしっかりとした興味をお持ちであること。そしてコミュニケーションが好きであること。この2点が大切です。
-どのような学生さんがMS事業本部を志望されますか。
マネージドサービス「を」やってみたいという学生さんはあまり多くありませんが、マネージドサービス「も」やってみたいという方は少なくありません。
将来、プロジェクトマネージャーとして活躍したい方などが、キャリアパスの一環としてマネージドサービスを学んでおきたいと考える場合があります。また、マネージドサービスではさまざまな技術を取り扱いますから、基礎を固めるために希望する学生さんもいます。
STech Iにはキャリア・ディベロップメント・プログラムが用意されています。毎年自分のキャリアプランを上司や人事部と話し合いながら、キャリアを切り拓いていける制度です。
MS事業本部で経験を積んだ後に、別の事業本部で新たなスキルを学びたいと希望する社員もいます。STech Iではキャリアチェンジを全社的に推奨していますので、有効活用してください。
もちろん、MS事業本部へのキャリアチェンジも大歓迎です(笑)。
-選考ではどんな点を重視していますか。
新卒採用では技術とコミュニケーションのポテンシャルを見ています。
キャリア採用は年齢にもよりますが基本的には実績から判断するようにしています。それからコミュニケーション力、そして自分のキャリアを今後どうしたいか。この3点ですね。
これが我々の条件にマッチする、あるいは一緒にやっていくとお互い成長できるな、と感じられる方とは、一緒に働きたいと思いますね。
-学生さん・求職者の皆さんにメッセージをお願いします。
新卒採用・キャリア採用に共通する想いとして、私たちは「技術を身につけたい」「技術でお客さまや社会に貢献したい」と考える方を歓迎しています。それが私たちとお客さまそれぞれの成長につながると考えているからです。
共感していただける方に、ぜひ、門を叩いていただきたいと思います。また、MS事業本部の名前にもなっているマネージドサービスは、「顧客のITをマネージする」つまりマネジメントであり、その土台の上に技術が乗っている形です。
従って、私たちの事業の土台であるマネジメントに興味がある方にも、ぜひ来ていただきたいと考えています。MS事業本部なら早いタイミングからマネジメントに関する学びを経験できます。
興味のある方はぜひ、MS事業本部で一緒に仕事しましょう。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています。
※取材時の部署・役職・氏名を記載しています。
(取材日:2025年1月28日 聞き手:垣本陸)