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【新入社員研修】内定者研修は?入社後のカリキュラムは?懇親会も含め詳しく解説
こんにちは!双日テックイノベーション株式会社(以下「STech I」)の採用広報担当です!今回はコーポレート統括本部人事部人材開発課の仲綾さんに、STech Iの新入社員研修について説明していただきました。
新入社員研修のカリキュラムをはじめ内定者向けの研修や懇親会、また研修担当者として大切にしていただきたいことまで語っています。STech Iに興味をお持ちの学生さんにとって役立つ記事となっていますので、ぜひご覧ください!
新入社員は伸びしろがあり無限の可能性が広がる存在、研修で挑戦する姿勢を身につけてほしい
-プロフィールをご紹介いただけますか。
コーポレート統括本部人事部人材開発課の仲綾です。STech Iには2015年にキャリア採用で入社しました。
大学卒業後、大手流通小売企業に新卒入社して3年ほど店長を務めました。結婚を機に退社しSTech Iには派遣社員として入社しましたが、当時の部長にお声がけいただき約9ヶ月後にキャリア採用されたという経歴です。
人事総務部に配属されましたが、私は前職で店長として勤務していた際にマネジメントや人事業務にも関心を持っていました。現場から管理部門に異動していくキャリアプランも想定していたため、STech Iの人事総務部で経験を積める機会をいただけて感謝しています。
入社後は4年ほど新卒採用や新入社員研修を担当してから、リスク管理部に異動して与信管理や大型案件の稟議対応などバックオフィス業務を経験しました。その後別のセクションで社内のエンゲージメント向上やコミュニケション活性化に資する施策に従事しましたが、2023年2月から産休・育休を取得して2024年4月から職場復帰しています。
復帰後は再び人事業務を中心に新卒採用や新入社員研修、社内のエンゲージメント向上施策を担当するとともに採用ブランディングチームのメンバーにもなっています。
-新入社員にはどのような期待を寄せていますか。
新入社員には社会人としての経験がまだありません。その分、伸びしろがあり可能性は無限に広がっていると考えています。
まずは新入社員研修を通じて挑戦する姿勢を身につけていただきたいですね。思っても言わないのではなく、思ったことはしっかりと発信し、周囲に伝える力を養って欲しいと期待しています。
新入社員研修を実施するにあたって、テーマを3つ掲げています。研修ではこれらを網羅して早期の戦力化を図っており、受け身で受講するのではなく、グループワークやチームスタディを通じて積極性を発揮していただけるようなカリキュラムとなっているのが特長です。
STech Iパーソンとしてのマナー・マインドセットを醸成する
STech Iのビジネス・強み・ルールを理解する
「ITで未来を切り拓く先駆者」となるためのIT基礎技術を習得する
積極性を発揮していただけるカリキュラムで挑戦する姿勢を身につけ、自分の可能性を活かして「STech Iで、キャリアを切り拓こう。」を実現していただくのが新入社員研修の大きな目的です。
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オンラインの内定者研修は自ら計画を立てた時間に受講、交流を深められる懇親会も複数回ご用意
-入社前の内定者研修についてお話しください。
STech Iでは入社に先立って内定者研修を実施しています。内定式から入社までの約5ヶ月間のうち、ご自分の計画でオンライン研修を受けていただく内容です。
現在は3つの講座が対象になっています。
ITパスポート取得に向けたオンライン講座
Officeツールに関する基礎講座
ビジネスマナー・コミュニケーションについての講座
すべて受講しても20~30時間の内容ですから学業との両立はそれほど大変ではないと思います。また、3つの講座以外にも、ITリテラシーや会計基礎などいくつかを推奨しており、自身に必要と考えるカリキュラムも自由に受講していただけます。
-内定者同士や役員・社員との交流イベントはありますか。
内定式までの期間には、本社で先輩社員との座談会が複数回開催されます。内定式では各事業本部について本部長や先輩社員が説明を担当するほか、懇親会では役員や社員との交流もあります。
内定式から入社するまでの間にはいくつかの交流イベントをご用意しています。まずオンライン上に交流用スペースを設け、内定者研修の進捗やプライベートの近況などを記入していただいています。
趣味のこと(最近見てるアニメや、どんなところに旅行に行ったか、など)を書いてくれるメンバーも多く共通の趣味があると内定者同士、活発なやりとりが発生するケースもあります。人事部のメンバーを起点に話題が広がるケースも少なくありません。
ほかにも、カジュアルに交流していただくための内定者懇親会を2回開催しています。もちろん自由参加ですから必須ではありませんが、出席率はかなり高いですね。
地方の方には交通費を支給してご案内しています。懇親会では金髪の方もいますから、内定式と印象が違ってわからない場合もあります(笑)。
入社後は同期の仲間同士で食事会や飲み会などが頻繁に行われているようです。
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STech Iの新入社員研修は2ヶ月とやや短くし、リアルな知識・技術が身につくOJTでの実践を重視した構成
-新入社員研修の特長を教えてください。
STech Iの新入社員研修は集合研修の期間は約2か月程度と比較的短く設定されています。他社の場合、集合研修が3~6ヶ月におよぶケースも少なくありませんが、STech Iでは実務の場での成長を重視しているためです。
授業形式の集合研修は教科書的な知識の習得が目的となりますが、自分の成長に必要なリアルな知識や技術が身につきにくい面もあるため、OJTを重視しており、最低限の知識をしっかりと習得していただいてから早めに職場に慣れていただきたいと考えています。
もちろん、OJT担当である先輩社員が手厚くサポートします。そのため、入社1年目から実践的なスキルを身につけられるのが特長です。
-新入社員研修の概要を説明してください。
集合研修は4月1日の入社後、2025年で言えば6月1週目までです。配属される事業本部は4月1日の入社式で発表されますから、自分がどんな仕事をしていくのかある程度イメージした上で集合研修に参加できますのでご安心ください。
集合研修は営業・エンジニアなど職種ごとの違いはなく同じカリキュラムを学びます。ただしエンジニア職は技術面についてより深く学ぶというカリキュラムの年もあったりと、上司やOJT、研修受講者の新入社員の方の声を取り入れた上で、毎年見直しをしています。
研修は社内研修とビジネスマナー研修、IT技術研修・営業職研修から構成されています。社内研修はSTech Iの担当者が各種制度や就業規則、社内システムの利用法などをレクチャーします。
ビジネスマナー研修は外部の専門講師による、社会人としてのマインドセットやビジネスマナーに関する講義です。IT技術研修と営業職研修も外部講師に担当していただいており、IT技術研修ではネットワークやセキュリティの基礎講座からサーバーにクラウド、またプログラミングまで学びます。
研修は基本的に本社で行いますが、一部のカリキュラムは豊洲エリアのNETFrontier Centerを利用する場合もあります。研修終了後は各事業本部に配属されOJT形式で研修が続きますが、夏以降には基礎力強化オンライン研修を用意しており、自分のスケジュールを調整しながら自由な時間帯を選んで受講していただける形です。
また、11月には集合形式のフォローアップ研修を開催していますので、各事業本部に配属された同期の皆さんが再び顔を合わせる機会となっています。
-集合研修に座学以外のカリキュラムは含まれますか。
豊洲エリアにあるNETFrontier Centerと品質管理センター(Quality Control Center)への見学もカリキュラムに含まれています。STech Iの研究開発拠点であるNETFrontier Centerと、物流・検証施設である品質管理センターについて学んでいただきます。
座学といってもワークショップ形式を多く取り入れていますから、席に座って話に聞く形式のカリキュラムはそれほど多くありません。STech Iのブランドコンセプトを自分ごととして捉えていただくためのワークショップなどがありますね。
STech Iの社外向け事例を調査していただき、事例研究を通じて会社の強みを深く理解していただくグループワークを含め、多彩なカリキュラムをご用意しています。
新入社員研修でいちばん大切なのは同期同士の絆を深めること、一緒にいられる貴重な時間に価値がある
-STech Iが新入社員研修で大切にしていることは何ですか。
研修内容は数年たつと忘れてしまうこともあると思います。入社して数年の社員から「新入社員研修ってなにやりましたっけ?」と言われることもあります(笑)。
全部とは言わないまでも、それぞれ点で頭の片隅に置いておいていただき、実際に実務で関連することと出会った際に、点と点が線になる形で活かしていただければそれでいいと思いますし、何より新入社員研修で一番大切な点は、同期同士の絆を深めることにあると考えています。
新入社員研修で苦労を共にしながら、同期としての仲を深められるのは配属されてからではできない経験ですから。大事な期間に同期同士で関係を深め、配属されてからも連絡を取り合える仲間になって欲しいな、と思いながら研修を担当しています。
毎年、みんなが仲よくなっているのを見るのはうれしいですし、研修を担当してよかったな、と感じられる瞬間です。
-研修担当者から学生さんへメッセージをお願いします。
STech Iに興味をお持ちいただきありがとうございます。研修を担当する中で、入社前の学生さんから、IT業界ってハードルが高そうとか、ITを勉強していないと難しいですよね、と質問を受ける場合があります。
そんなことはないです、と話していますが、改めて伝えたいと思います。STech IはITについての知識がなくても一人前になれる環境ですから、入社してからの新入社員研修で学んでいただければ大丈夫です。
安心して入社してください。実際、文系出身者でITについてほとんど知らなかったけれども、新入社員研修をきっかけにエンジニアとして活躍している先輩社員もたくさんいます。
また、当社では「STech Iで、キャリアを切り拓こう。」を掲げており、キャリアチェンジの制度も整っています。入社後に新たな分野にチャレンジする社員も多いですから、ぜひ、STech Iで自分自身のキャリアを切り拓いていただきたいですね。
新入社員研修はSTech Iや技術についての理解を深めていただくのが目的ではありますが、同期になる皆さんと一緒にいられる貴重な時間であることにもっとも価値があります。挑戦する姿勢を身につけるとともに、その時間をしっかりと楽しんで絆を深めてほしい、そんな想いで研修を担当しています。
皆さんとお会いできるのを楽しみにしています。
※取材時の部署・役職・氏名を記載しています。
(取材日:2025年2月12日 聞き手:垣本陸)