【SW2.5】川のほとりの黒猫亭レギュレーション


NPCの行動指針

 NPCはそれぞれが独自の行動指針を持つが、シナリオの進行を能動的に行うことは無い。
 例えば「特定の場に連れて行く」事で物語の進行が進むことはあっても、「ダンジョン内で自発的に進行を決める」事は行わない。
 戦闘中にNPCに指示を出す場合は「簡潔な内容なら補助動作(⚪︎⚪︎に△△しろ)」、「複雑な内容(⚪︎⚪︎に△△しつつ◻︎◻︎を判断して××しろ)は主動作」として判断する。
 この指示を出す行動はPCの手番以外でも行えるが、1ラウンドに指示を出す事ができるのは1人1回のみとする。(戦闘準備でも可能)

変更点

キャラクター制作ルール

 能力値決定ダイスは以下のいずれかのルールで振ることができる。

  1. 能力決定ダイスを3セット分振り、任意のセットを選択する形式

  2. 能力決定ダイスを振った後、任意の能力2つを選択して交換する形式(1dと2dの入れ替えは不可)

  3. 能力決定ダイスを振った後、不要な能力1つから出目を2減らして任意の能力1つに2足す形式(ダイスの範囲を超える調整は不可)

経験値の配布ルール

 卓中に倒した最もLvの高い敵×500
 ファンブル×50

成長のルール

総経験点7,000点未満は1,000点につき1回
総経験点7.000点以上、16,000点未満は1,500点につき1回成長
総経験点16.000点以上、106,000点未満は2,000点につき1回成長
総経験点106.000点以上、221,000点未満は2,500点につき1回成長
総経験点221.000点以上は3,000点につき1回成長


追加仕様

雇用システム

 コネを持つ冒険者NPC、及びGMの認めた参加者の別PCを[PT平均レベル×250]ガメルで雇用可能。支払いは報酬から天引き(PC時でも送金される事はない)。
 雇用したNPCのレベルは「最も高い技能のレベルがPT平均レベル」「2番目に高いレベルが平均レベル-2」となり、それ以外のレベルは元々のレベルと同じになる。
 このNPCは探索中はPCの指示に応じて行動し、戦闘時は補助動作を用いて指示を出す事が可能。指示が無い場合はNPC毎の行動方針に従って行動する。
 消耗品や食料はPCが買い与えることで使用する。

 また、HPが1未満になった場合即座にPTを離脱し帰還する。帰還した場合でも報酬から雇用料金は引かれる。
 なお、冒険者の不文律を犯すような行動はこれらのNPCとのコネクションの消失を意味する。(身代わりにする等)

敵側のアビスシャード強化

 剣の欠片と同じく、Lv個のアビスシャードで強化できる物とする。
 この強化は剣の欠片での強化と重複でき、効果は合算される。


一般技能

 一般技能は以下のテーブルで取得できる物とする。また、1人のPCが取得できる一般技能は3つ、上限は合計5まで、1技能当たり(冒険者技能/3)Lvを上限とする。
 GMはロールプレイ等の結果として、PCに一般技能を1Lv進呈しても良い。

Lv1 50点
Lv2 250点
Lv3 500点
Lv4 750点
Lv5 1000点

コック(料理人)技能

 コック技能を持つPCが調理(調味料を使う物)を行う場合、以下の判定を行う。
(2d6+コック技能+器用B)
 この食事を食べた者は、判定の達成値の分だけHPを回復する。
 この効果は1日1度のみ有効。時間は1時間を要するものとする。複数人数分の食事を作る際には、その分だけ食料を用意する事。

ウェポンスミス(武器職人)技能

 Sランク以下の魔法の武具では無い物に限り、購入額の7割相当のガメルを消費することで製作する事ができる。
 制作には判定が必要。目標値は買値の1/100にランク毎の難易度増加を含めた物。また、ブラックスミス技能+器用Bの修正値を得る。
この判定は1日の時間を要する物とする。

Bランク +1
Aランク +2
Sランク +4

 この判定で制作した武具の名称は「⚪︎⚪︎(製作者)製の」と命名する事。この装備は売却時に製作者の技能レベル×0.1)の額で売却できる。
 つまり500ガメルの武器は350ガメルで製作に挑戦でき、完成したものは「買値:350」の武器として扱う。売却の際は製作者がブラックスミスLv1であれば「350×(Lv1×0.1)」で35ガメルで売却可能ということ。
 この判定で「種別:ガン」の武器は製作できない。

クレリック(聖職者)技能

 プリースト技能でアルフレイム大陸以外の神を信仰する際に必要になる技能として指定。
 技能を持たないとアルフレイム大陸以外の神は信仰できず、レベルが足りない場合(+1/+2)のMP消費増加が発生する。
 なおこの技能を以ても、データ互換のない神の信仰はできないものとする。

Lv1 アルフレイム大陸以外の大神信仰可能
Lv2 アルフレイム大陸以外の小神信仰可能
Lv3 小神のMP増加-1に軽減
Lv4 大神のMP増加なし
Lv5 小神のMP増加なし


スポットルール

信仰によるMP増加

 ルルブ2-109頁記載のMP増加は発生しないものとして扱います。これはデータの軽量化を目的とした物です。

2.0時代の神々のコンバート

 一般技能“クレリック”のレベルに応じて習得できる物とする。詳細はクレリック技能を参照。

時間の概念

 シナリオに記載が無い場合は「早朝」「午前」「午後」「夜間」の4枠を1日とし、朝の6時は「午前」の開始時として設定。
 「早朝」「夜間」の行動は暗視が必要なものとする。この概念は移動中などの行動を簡略化する物であり、ダンジョン攻略は1枠内での行動として扱う。(つまり6時間以上必要とする行動はダンジョン内では行えないこと)

レンジャー技能の回復の改良

 レンジャー技能による薬草(知識)、ポーション(器用)の回復力の強化は非戦闘中、同行時に限り「同パーティ内に居る最もレベルの高いレンジャー」と同じ条件で全員が使用する事ができる物とする。
 どうせ非戦闘中はレンジャーに使って貰うので簡略化を目的としています。

 例えば冒険者レベル「5」、器用さB「3」のレンジャーがパーティ内に居る場合、非戦闘中はレンジャーが同行している間に限り全員がポーションを使用する際に「8」点追加で回復できます。

索引

高レベルスタート ルルブ3-72

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