前職忘年会凸(鬼畜の所業)
「私も年を忘れたくて!」と、前職の忘年会に突撃してきた。ヤバい人すぎる。一部の人にしか伝えていなかったので、意図せずサプライズになってしまった。まあでもおおむね笑顔で歓迎していただいた。困惑を隠しきれていない人もいたような気がしないでもないが、何かを察するのは私の仕事ではない。
こんな横暴なことって、よっぽど自分が周囲に好かれている自信がないとできない気がする。先輩たちにまだまだ可愛がってもらいつつ、オバサン的胆力も会得しつつある、32歳がキャリアウーマン最強なのかもしれない。楽しい。
あらためて、同期にたいへん恵まれていることを自覚した。拙者、人間関係保つのが苦手サムライなので、会社の人とも疎遠になるんだろうなと思って勝手に悲しい気持ちになっていたが、物理的に距離があっても同期とは仲良くできそうだし、同期と仲良くしていれば他の人ともうっすら関わりが保てるからそれでいいか、という気持ちになった。ありがたい。
同期の女性が全員、こんなにも付き合いやすい性質なのって奇跡すぎる。好き。べたべたしなくていいのほんとラク!
男性もシンプルいい人と旧知の狂人という二人なので気楽だった。また機会があったら会いたい。
ちなみに、気色悪いはれた惚れたをしでかさない男性として既婚者にはある程度の安心を抱いているのだけれど、逆に言うと独身彼女なし男には極力近づきたくないんだけど、狂人もその点においては多少安心できたりする面白さ。女性の優しさを好意に取り違えるようなクソ凡夫ではないのである。
忘年会に参加することで、前職お世話になった全員と関係を保っていたいという未練が成仏した。南無。
貴方ならどこでもやっていける、と送り出してもらった、退職のあの日。
天元突破よろしく、私が信じる先輩たちが太鼓判を押す我がポテンシャルなので、実際私ならどこでもだいたいそこそこうまくやっていける気がしている。この能天気はなんなんだろう。悲観を実家に忘れてきた。
しかし最近思うにそのポテンシャルを、発揮する能力にムラがあるところが問題なのである。昇給できなかったこの1年半、やりたくないからやらない、という強い意思の上で苦しんでいた。まあ一方で、どういうことがやりたくないのかはっきりさせることができたのはいい経験だった。もて余していたポテンシャルを、いかにして新しい環境で発揮していけるか、その土台作りが当面のやるべき仕事になるのだろうと勝手に思案している。
願わくば、前職で好評だった朝礼発表や日報に近い作業が多少評価されるものになれば嬉しい。当然そういった仕事もあるとも聞いて内定承諾したのだけれど。自分の得意も見つけられたので、それをアピールしていきたいと思う。
自分の美徳を仕事につなげたい、という与太話をかつて仕事中に書いたことがある。私の美徳はたしか、好奇心、ユーモア、審美眼、知的柔軟性、思慮深さ、みたいな感じだった気がする。すごく納得感があるし、仕事と美徳が結びつくとモチベーションになる、ということに意識的になれて、自分の中では大きな指針になっている。義務教育で教えておいてくれ。
気になった方はぜひリンク先を確認してください。
まあだからなんだ、転職であんまり不安とかはないんだけど、そう思える経験や自己との向き合い、他者との関係性を築いたこの一年、最高で最強の厄年だったよ。
きっと生涯忘れることはない年になったと思う、忘年会の帰り道なのでした。