福祉*ひとりの人間として
B型就労支援施設で働く20代後半女子の
感じたり、考えたり、学んだり
そんな日々の記録です
どんな障がいがあったって同じ人間
ご本人、親御さんとの面談シーズンの中
上手く伝えることができなかったり
作業の中でもミスを繰り返してしまい
落ち込んだ一週間をわたしは過ごしていました。
みなさんはいかがお過ごしでしたか??
こんなぽんこつなわたしですが
上司や周りの方々が優しすぎるので
余計に甘えてしまっており…
自分で自分のおけつを叩くべく
積読している書籍を読んでいました。
『自閉症の僕が跳びはねる理由』著・東田直樹
こんなに衝撃を受けた書籍は初めてです。
この世の「普通」に則るならば
彼とのコミュニケーションは諦められてしまうほど
人との会話が困難な著者が
文字盤を手に入れ自身の思いを表現し
13歳で執筆したそうです。
13歳だからこその純粋な思いに
わたしの考えを真っ直ぐ射抜かれたような
そんな感覚に陥りました。
感情が乏しいと思われがちな彼らには
私たち以上の感情があること
それを表現することができなかったり
自分が思っている方法以外の表現になってしまうこと
なにより自分の状況を理解して苦しんでいること
たとえば、わたしが声を失ってしまって
言葉や文字以外でしか思いを伝えられなくなったら
誤って相手に伝わってしまったら
もどかしくて仕方がないだろうし
話せないから理解できていないと勘違いされて
まるで小さい子に話しかけるような口調をされたら
情けなさと怒りでいっぱいになるだろうな
もしかしたらそんな思いを
施設利用者にさせてしまっているかもしれない
そう思うと、自分を殴りたい気分になりました
どんな表現をしていようとも
同じように感じ、考えるひとりの人間として
彼らの思いと支援がちぐはぐにならないよう
接していきたいです