2輪免許教習1日目
普通2輪MT(マニュアル)の教習を受けています。あまりに自分が要領が悪い人間なので、教えて貰ったことを書き留めて次に活かせるようにしておきます。
ほぉほぉこれがプロテクターで、全身の関節に付ければ守護ってくれるのか。
ヘルメットのサイズ色々あるけどLLが1番収まり良いかな。
被って、ってこれ横もガッチリ守護ってくれるから、被る時めちゃくちゃ眼鏡と干渉してくるじゃないか。
あ、でも上手いことやれば眼鏡つけたまま被れる…
バイクを倒してまた起こす練習をするみたい。
バイクに跨った状態からバイクが倒れる時、倒れる側に足があるままだと巻き込まれて折れるので、「倒れる側の足はこう、逃がしてください。」
そう言って足を軽く蹴り上げるような動きをする。
なるほど、そうすれば股の下で勝手にバイクが転んでくれるのか。
お、僕が最初に実践か。見た通りやるだけだ。安心しろ。
…え?これ、倒れる側の足を蹴りあげたら、地面につく予定の足は反対側の足になるよね?
え、でもその足、まだバイクのステップの上に乗ってて、このままだとバイクの上で片足立ちすることになるんですけど?
え?先生どうやってた??
これは、やるしかない!!
バイクの上で片足立ちだ。うおお!
いや無理ぃぃぃぃぃぃ
僕はバイクが倒れた方向と逆方向に飛び跳ねて行った。
先生、そんな顔しないで。
(え、なんでそうなるの?)みたいな顔しないで。分かってます。絶対に何かを間違えていることは分かっているんです。
先生にもう一回やってもらうと、先生は蹴り上げた足でそのまま蹴り上げた足方向に着地していました。
反復横跳びと同じような動きというのかな。バイクの上から地面に横跳びで着地するような感じに僕には見えました。
体育は大事ですね。
バイクおっもぉぉ!?
倒れたバイクを起こす練習をしているのですが、え、これ持ち上がる?
いや、いける。これは万人に持ち上がるように作られた文明の利器だ。じゃなきゃ皆あんなの公道でブンブン言わせる前に重すぎて扱えずに困ってるはずだ。
そう。これは万人に持ち上がるように作られている。僕だけが持ち上げられない道理はない。
後輪横のバンパーを右手で、左ハンドルを左で握る。左ハンドルは自分側に寄せる。
膝は立てて、胸はシート近くに付ける。こうすれば全身の力でバイクを持ち上げられる。すべて先生が教えてくれたこと。
あとは僕の力量次第。
行け。
うぉぉぉぉおおおお!!
行けた!!!!!
そう。これはコツさえ掴めば万人に持ち上げられる文明の利器なのだ。
次の人。最初は苦労するだろうけど頑張ってくれ。
え、なんでそんな簡単に持ち上がるんですか?え?何で?
エンジンとハンドル周り
次は実際に跨ってハンドル周りの計器とかスイッチ類とかを教えてくださるみたい。
スピードメーター。タコメーターとも言うの?
ほぉほぉこれがライトのスイッチで、これがエンジンをかけるためのセルスイッチ。場所をしっかり覚えておこう。
次はクラッチレバーとギアチェンジについて。
大丈夫。これは予習してきた。なんかエンジンの歯車とタイヤの歯車の結合具合を調節できるのがクラッチレバーというものなのでしょう?
あ、握ったら歯車が離れて、離したら歯車がくっ付くんだ。なるほど…?
ということは…?え?
ギアチェンジは左足の方にあるチェンジペダルをつま先でチョンと上げたり下げたりすることで変えられるらしい。
さっきのクラッチレバーと一緒に考えると、さすがに歯車同士がくっつきながらだとギアは変えられないだろうから、クラッチレバーを握って一回放してあげて、そうしてからチェンジペダルを操作してギアを変えるということ?
え?合ってる?というかもう何言ってるか分からなくなってきた…。
とりあえず言われたことをやってみる。
もうエンジンは点いてる。次はギアチェンジ。
今はニュートラルにギアが入っている。ニュートラルだけはハンドル周りにNマークのライトがあるからこれが点灯しているときがニュートラルだと一目瞭然。
さっき言った通り、クラッチレバーを握ってから、チェンジペダルを下に強めに蹴って、ギアを1速に。ニュートラルは1速と2速の間にあるから、ニュートラルから1つ下げるようにチェンジペダルを操作すると1速になる。
今ってまだタイヤは回ってないのかな。どうなんだ?分からない。後ろ向いて転倒しても困る。初心者だから、どこまで安全な行為なのかが分からない。
一応センターペダルを立てた上で跨っているので、後輪が回っていても前進することなく、空回りするだけ。だからもし後輪が回っていても、突然前進するような危険はない。
考えているうちに次はギアを2速に上げるように指示される。
だからチェンジペダルを一度つま先でチョンと上げると、ニュートラルに戻るはず。
しかし、ニュートラルになったら光るはずのNマークランプが光らない。
え?なんで?
待て。今は何速だ?
もしさっきのペダル操作で力が弱すぎて1速から変えられていないなら、今は1速だ。というかそれしかありえない。今は1速で、試しに一度チェンジペダルをつま先で下げてみる。本当に1速なら、硬くて下がり切らないとさっき先生が言っていた。
踏んでみると実際に踏めたような感触。
おかしい。
もう一度踏んでみると、もう下がらない。
だから今は1速。
今度は少し強めにチェンジペダルを上げる。今は1速だから、今度こそニュートラルになるはず。
しかしNマークのライトが光らない。
チェンジペダルを下げてみる。
下がるような感触がした。
Nマークは光っていない。
もう一度踏んでも、もう下がらない。
…何が起こっているんですか?
まるでニュートラルのギアが消えてしまったかのような。
先生は遅れている人に合わせる程の教習時間を残していないようで、次にアクセルの説明を始めた。
待ってください!僕のバイクは今何速なんですか?!(内なる叫び)
しょうがない。今はアクセルを覚える時間だ。
消えたニュートラル
アクセルは手前に右手のグリップを回すことで動作し、手前のメーターで回転数が見える。2.5辺りの数値でキープするように言われるが、結構アクセルグリップの感度が良く、軽く回すだけで思いっきり回転数が7くらいまで行くので結構難しい。
次は半クラッチの説明。
え、もうアクセルグリップのキープは終わったから放していい?
それをキープしながらやるよって話になっているのかと思いました…。
半クラッチというのは、クラッチレバーを握り切ってチェンジペダルを操作した後に、クラッチレバーを半分まで軽く戻し、そこからさらに少しずつクラッチレバーを開放していくことでスムーズにエンジンの力をタイヤに伝えることができるというものらしい。
半クラッチは動作自体は何も難しくない。ちょっとずつクラッチレバーを戻していくだけ。ただ、どういう時に半クラッチをするのかという使い方の面で初心者には難しい。
まずは1速で半クラッチを行う。完全にクラッチレバーを放しきったら、アクセルを回す。多分アクセルを回さない限りはタイヤは回ってないんだろうな。
アクセルグリップを放し、2速にするように指示される。
ここが問題だ。
チェンジペダルを操作すると、さっきから1速からニュートラルを飛ばして2速になってしまっている気がする。
まただ。やっぱりニュートラルの時に光るNマークのライトが光らない。
本当に今は2速なのだろうか?
「すみません!今何速かわからないんですけど!」
どうしようもないから先生に聞いてみた。
「それは俺にも分からないわ!」
おおおおぅいいい!?マジか、これでほっとかれちゃったよ!
やばい、本当にどうしようもない。
そうこうしてたら先生がニュートラルにギアチェンジするよう指示した。
ごめんなさい、それもできないんです。
何故かニュートラルが消えてしまったんです…。
先生は僕に1速から2速にした後に、かかとでコンコンするようにチェンジペダルを踏んでニュートラルにするように言った。
僕は何を言われてるのかすぐには分からなかった。
ん?つまり一回ステップから足を上げてからかかとでチェンジペダルを踏めということ?
半信半疑でやってみるが、やっぱり上手くいかない。
先生にバイクを明け渡すと、先生は本当に2速に上げてから、かかとでチェンジペダルを踏んで、3回ほど踏んだところでニュートラルのNマークのライトが光った。
つまり2速から軽く踏めばニュートラルに出来るが、強く踏んでしまうと1速になってしまうということか。
うわあ、全くわからなかった。というか、本当にそれであってるの?
ともかく、これで今回の教習が終わった。
本当に分からないことだらけなのだけど、明日も教習で自動車学校には来る予定だから、教習の前に誰か先生を呼んで質問しよう。
今日のまとめ!
バイクは反復横跳びで避ける!
ニュートラルのギアにはそう簡単には入らない!
それでは、また明日!