見出し画像

TOEIC Part5の「ズルい解き方」

初めに

こんにちは!トムです。
「ステディングリッシュ」というTOEICコーチングをしております。

TOEICのリーディングパートでスコアを伸ばすうえで、時間配分は非常に重要です。しかし、その時間配分の最大の壁となるのがPart 5

Part 5は10~15分で解く必要があり、1問あたりわずか20~30秒しかかけられません。このスピード感を求められるパートに苦戦している人も多いのではないでしょうか?

私自身も最初はPart 5に苦労しました。しかし、何度も解いていくうちに「一瞬で解ける問題」を見分け、適切な解き方をマスターすることで、格段にスピードが上がりました。その結果、TOEICスコアは900点を突破しました。

そこで今回は、Part 5を効率よく解くための具体的なテクニックを解説します!この記事を読み終える頃には、Part 5の時間配分が改善し、スコアアップの手応えを感じられるはずです。

Part5の基礎知識を確認しよう

本題に入る前に、まずは前提知識を確認しましょう。
それは「品詞を見分けられること」
そして「各品詞の役割を理解していること」です。

品詞とは、単語を「名詞」「動詞」「形容詞」などの種類に分類するものです。この種類を見分けるポイントは、単語の語尾にあります。例えば、以下のような特徴を押さえておくと良いでしょう。

  • 名詞: -tion, -ment, -ness など

  • 形容詞: -able, -ous, -ive など

  • 動詞: -ate, -en, -ize など

  • 副詞: -ly

また、それぞれの品詞がどのような役割を持つかを理解することも重要です。たとえば、形容詞は名詞を修飾する副詞は名詞以外を修飾するといった基本ルールを押さえておきましょう。


解き方の基本: 「選択肢から確認する」

Part 5では、問題文より先に選択肢を確認することがポイントです。
なぜなら、一瞬で解ける問題を見分けるためです。

TOEIC Part 5には、以下の3つの問題が含まれています。
この3種類は特に早く解ける可能性が高いので、選択肢を見て問題の種類を判別しましょう。

  1. 品詞問題

  2. 動詞問題

  3. セット表現(ペア表現)問題

以下でそれぞれの解き方を詳しく解説していきます。

① 品詞問題

品詞問題は、選択肢が語尾だけ異なる単語で構成されています。たとえば、以下のような問題です:

Mr. Tom, who joined this team just three months ago, has already proved himself to be a _______ employee.
A) value
B) valuable
C) valuing
D) valuation

解き方の流れ

  1. 選択肢を確認し、語尾だけが違う単語が並んでいることを確認する。

  2. 空欄前後の文脈を確認する。

    • 空欄の前に冠詞"a"、後ろに名詞"employee"があるため、空欄には名詞を修飾する形容詞が必要。

  3. 形容詞を選択肢から選ぶ。正解はB) valuable

品詞問題は、文全体を読む必要がなく、空欄周辺だけで解ける問題です。このような問題は素早く解答して、時間を節約しましょう。


② 動詞問題

動詞問題は、選択肢が同じ動詞を異なる形で含んでいる問題です。たとえば、以下の問題を見てみましょう:

All successful candidates ______ a letter of acceptance within a week of their interview.
A) sent
B) sending
C) will be sent
D) have sent

解き方の流れ

  1. 選択肢を確認し、動詞問題だと認識する。

  2. 空欄の前後を確認し、文の主語(S)と動詞(V)の関係をチェック

    • 主語"All successful candidates"は受動態になる必要がある。

  3. 時制を確認する。問題文に未来を示す語句がないため、正解はC) will be sent

動詞問題は、SVの関係能動態/受動態時制の3つの視点で考えると正確に解けます。


③ セット表現(ペア表現)問題

セット表現問題は、文中で特定のペアを探すことで解ける問題です。以下のような例を見てみましょう:

Employees interested in working overseas should attend both the morning ______ afternoon sessions.
A) and
B) or
C) but
D) so

解き方の流れ

  1. 選択肢を確認し、短い単語が並んでいる場合はペア表現問題の可能性あり

  2. 文中からペア表現を探す。空欄の前に"both"があるため、正解はA) and

TOEICで頻出のペア表現を暗記しておけば、知識だけで解答できる問題です。例えば、以下のペアは必ず押さえておきましょう:


まとめ

今回ご紹介した3種類の問題(品詞問題、動詞問題、セット表現問題)は、正しい解き方を身につければ時間を大幅に節約できます。

  1. 品詞問題: 空欄周辺の文脈を確認し、適切な品詞を選ぶ。

  2. 動詞問題: SVの関係、能動/受動、時制をチェックする。

  3. セット表現問題: ペア表現を覚え、文中でその片方を探す。

これらの解き方を実践し、Part 5のスピードと正解率を上げていきましょう。


最後に

Youtubeにてより詳しい内容を解説しております
ぜひこちらも併せてご覧ください

Part 2を効率的に解くためのポイントは、練習すればすぐに実践できます。これらのコツを使って、スコアを素早く伸ばしましょう!
さらにスコアアップを目指したい方は、TOEICコーチングを通じて、個別のアドバイスを受けることもできます。公式LINEで気軽にお問い合わせください。

また、公式LINEでは、全Partの解き方をまとめた42枚のスライドを無料で配布していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、次回のnoteでお会いしましょう!

いいなと思ったら応援しよう!