TOEIC Part6の「ズルい解き方」
初めに
こんにちは!トムです。
「ステディングリッシュ」というTOEICコーチングをしております。
TOEIC学習者の皆さん、TOEIC Part 6は得意ですか?
この記事では、スピーディーかつ正確にPart 6を解くための「ずるい解き方」をご紹介します!
Part 6が難しい理由
TOEIC Part 6は短文と長文の中間に位置し、問題数が少ないため、対策が後回しにされがちです。しかし、1セット約2分半で解く必要があり、合計で約10分の時間配分を求められるスピード勝負のパートです。
「そんなに早く解けない…」
そう思った方も大丈夫! Part 6にも攻略のポイントがあります。この記事では、誰でも簡単にできる解き方のコツを徹底解説します!
解く際に意識すべき2つのポイント
Part 6を解くときに意識してほしいのは、次の2点です:
文書の種類を確認する
止まって考えない
以下でそれぞれ詳しく解説します。
1. 文書の種類を確認する
TOEIC Part 6の問題文の冒頭には、必ず文書の種類が記載されています。
たとえば、以下のように書かれています:
e-mail(メール)
article(記事)
notice(お知らせ)
文書の種類を事前に確認することで、内容を予測しやすくなり、頭に入りやすくなります。例えば、e-mailなら「お礼やお願い」が書かれていることが多く、noticeなら「重要なお知らせ」だと想像できます。この予測が解答スピードを大幅にアップさせます!
ポイント:文書の種類を確認してから本文を読む
このテクニックはPart 7にも応用できるので、ぜひ試してみてください。
2. 止まって考えない
特にPart 6特有の「文脈問題」では、空欄を含む文章だけで解こうとすると正解にたどり着けないことが多いです。空欄前後の文章を読んで、流れや関係性を掴むことが重要です。
例題:文脈問題#1
単独の文章だけでは「B」か「D」が入りそうに見えます。
ただこれだけではどちらが適切かわかりません
こういった問題がPart6でが出題されます
前の文章にこう書いてあったらいかがでしょうか?
例題:文脈問題#1’
前の文章で「会場とホテルはつながっている」と説明されています。
つまり、「会場とホテルはつながっているのでこの施設は宿泊者にとって〇〇です」という文脈になりそうです。
この文脈であれば選択肢B) convenient(便利な)が最も自然とわかります。
ポイント:迷ったら次の文に進む
わからない問題に出会ったら、その場で立ち止まらずに次の文章を読み進めましょう!
早く解ける問題の見極め方
Part 6には短時間で解ける問題も含まれています。
その代表例が以下の3つです:
動詞問題
代名詞問題
接続副詞問題
これらの問題は、空欄前後の文章を確認すれば高確率で正解を導けます。
それぞれのポイントを簡単にご紹介します。
1. 動詞問題
選択肢に動詞の異なる形が並ぶ問題では、前後の文章の時制がポイントです。
例題:動詞問題
正解は選択肢B)spendsです
問題の日本語訳はこちらです
解説
前の文章は「〇〇は〇〇である」という普遍的な内容で現在形isを使っています。
空欄の文章も最後の文章もそれに加えて同じ方向性の話が続いていますし、
最後の文章にも現在形isが使われているので空欄も同様に現在形が適切だとわかります。
あとは主語のA successful speakerは単数なので正解は選択肢B)spendsになります。
こんな感じで動詞問題のポイントは前後の文章との時制です
2. 代名詞問題
代名詞が選択肢に並ぶ問題では、前の文章の言い換えがポイント。
例題:代名詞問題
正解は選択肢D) thoseです
問題の日本語訳はこちらです
例題:代名詞問題
この〇〇に入るのは前の文章でいうと何でしょうか?
そうです、Visual aids「視覚的な補助」のことになります
ということはVisual aidsの言い換えを選んであげればOKで
複数なことに気をつけると正解は選択肢D) those「それら」になります
こんな感じで代名詞問題のポイントは前の文章の言い換えになります
3. 接続副詞問題
接続副詞が選択肢に並ぶ問題では、前後の文章の関係がポイント。
例題:接続副詞問題
正解は選択肢B) Moreoverです
問題の日本語訳はこちらです
例題:接続副詞問題
この2つの文章は同じ方向性でしょうか?反対でしょうか?
そう、明らかに同じですね
では選択肢を確認してみましょう
選択肢はそれぞれこのような意味です
A) Nevertheless「それにもかかわらず」
B) Moreover「さらに」
C) Otherwise「さもないと」
D) Therefore「したがって」
同じ方向性で文章を繋げることができるのはMoreover「さらに」だけなので正解は選択肢Bになります
こんな感じで接続副詞問題のポイントは前の文章の関係になります
接続副詞問題は接続副詞の意味がわかっていないと解けません。
TOEIC頻出な接続副詞をまとめました。
こちらも参考にご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
今回ご紹介したポイントを押さえれば、Part 6を素早く、そして正確に解く力がぐっと高まるはずです。
最後に
Youtubeにてより詳しい内容を解説しております
ぜひこちらも併せてご覧ください
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
それでは、次回のnoteでお会いしましょう!