「CHIAKI BIRTHDAY LIVE /一ノ瀬千秋 単独公演 ~ひとりじゃできないもん!2021~ゲストミュージシャン:DEZERTな皆様~」@TSUTAYA O-EAST
コロナ禍でのライブ。2021年初のDEZERTライブに行ってきました。
生憎の超強風。台風か?というような天気でした。
嵐を呼ぶバンドなんて古い言葉がありますが、果たしてDEZERTにその格はあるのでしょうか。
もっとライブ直後の熱意や記憶があるうちにこれを書ければ良かったんですけど、結局3日経った今書いているのでMCはあまり覚えていません。
この日の千秋は髪の毛をセンターで分けていて、数日前にアップしていた短髪からはエクステをつけたのか普通に長髪の毛先は赤でした。
歌は昨年のLINE CUBE SHIBUYAの時よりも上手かったと思います。
というか、昨年のライブは久々だったからかわかりませんが、序盤全然声出てなかったですよね?君の子宮を触るの1サビ原曲キーで久々歌ってましたが、あれ?でてなくね?って思ってしまいました。中盤からは緊張が解れてきたのか声出てきてましたが、終盤は声枯れちゃってましたね。
まぁそんなことよりO-EASTのライブです。
キャパは600程度らしいですね。全席椅子で立たずに座ってみるスタイルでした。左右席は空けずに普通にギュウギュウです。
自分は、エンジニア系なのにテレワークもなく普段ずっと出勤して仕事しているので慣れてるし、こんなんでコロナ感染なんかするわけないということも身体で理解しちゃってるけど、慣れてない人には「うっ・・・」って思った人もいたのではないかなと思いました。
1曲目は「明日暗い月が出たなら」
千秋のソロ新曲ですかね。ミドルテンポの曲でしたが歌詞が少し暗い感じのでした。サビは千秋っぽいなぁというメロディでしたね。
2曲目と3曲目はDEZERTから「みぎて」と「天使の前頭葉」
ツアー行けないままコロナになったので初めてライブでは聴きました。
ツアーはみんな払い戻ししないから開催できずに中止だそうです。残念です。箱は確保してるままだから大きめの箱は再発売で別のライブやるかもと言っていたのでリキッドルームはライブいけるのではないかと期待しています。
4曲目は斉藤和義カバーで「歌うたいのバラッド」
カバーはラジオでも毎回やっているので特に新鮮さはないのですが、ラジオと違って大真面目に歌う千秋はなんか新鮮でした。
5曲目からはMCで「演らなくなった曲をたまにはメンテナンスしてやらないと」と言って始まった「異常な階段」
聴けて嬉しかったのですが、そこまで最近やってないか?とは思いました。ただ本当に聴けてよかったです。サビの「孤独になる」が「一人になる」に変えて歌っていました。
6曲目はそのまま「Ghost」。
こちらは大分久々の演奏。かなり人気ある曲だと思われるのだが、あまりやってくれませんね。音源化されたものとは違ったアレンジでドラムの入りのタイミングも違いアウトロもありました。定番曲になってもいい曲だと思うのですが、定番化したらそれはそれで安っぽくなってしまいますかね。たまにやるからこそこの曲は輝くと思います。
7曲目から9曲目はまたカバー。
9曲目のジョンレノンのImagineはSORAくんがピアノで千秋がボーカルのみでの演奏でした。SORAくんと絡むときの千秋は、SORAくんに合わせているのか振る舞いがちょっとだけオラつくのが良いですよね。
10曲目は「さくらの詩」
ライブでは初めて聴いたのですが、いいアレンジでしたね。最近はいつもこんな感じで演奏なのでしょうか。このアレンジで再録してみてもいいんじゃないでしょうか。
11曲目は堂本剛カバーでBreath
良い曲ですよね、河口恭吾さんは良い曲作ります。千秋は完全に堂本剛の歌い方に寄せてましたね。
12曲目は「ともだちの詩」
「最高の食卓」に入らなかった没曲ですが、ちょいちょいライブでは披露されてますね。前ギターのキラのことを歌っている感じなのでしょうか、ちゃんと歌詞を1回見てみたいです。良い曲ですが、ちょっと今のDEZERTに新曲として収録だと合わなくなってきているのと、経緯を考えても今後音源化はないだろうなとは思います。
13曲目は「春夏秋冬」
こちらも没曲ですね。これはかなり良い曲でした。もったいないですね、音源化して欲しいものです。サビがほんのちょっと弱い印象はありましたが、多分何度か聴けば癖になる曲な気がしました。
14曲目はI'm sorryで最後はSteadyでアンコールはなしで終幕。
千秋のMCが今回も長すぎたため30分オーバーで終了。
ここからは私の考えを書かせてください。
DEZERTの今後についてです。
DEZERTは今年で10周年ですが、これからどのような道を歩んでいくのでしょうか。メンバー達は売れたい欲を隠さず言うようになってきているように思えますが、それにしては行動が伴っていないかなというのが正直な僕の印象です。
千秋は歌が上手くなってきており、メンバーの演奏力も高く、色々な事に挑戦していてスキルアップもしてきているのが目に見えてわかります。
曲の完成度も高く、正直いって現在のビジュアル系界隈では圧倒的に頭抜けていると思います。だからこそそろそろそこから一歩抜け出した先を見てみたくもあります。
他のバンドにも勿論いい曲・アルバムはありますが、やはり何度も聴いていると飽きがきてしまいます。その飽きがDEZERTにはないのは売れるバンドの証拠だと私は思っています。
メンバーもいつの間にやら、もう30歳代。LINE CUBE SHIBUYAでも千秋は言っていましたが、もう足踏みしている暇はないはずなんです。
2000人キャパ程度のライブを続けていくのだったら、今の活動のままでもいいと思いますが、千秋が宣言している武道館ライブを成功させるには今のままでは絶対に到達できません。
これはもう今の時代、良い曲を作ってライブしていればいつかは売れるという時代ではないのです。
おそらくメンバーはそんなことは十分承知だと思います。
だからこそ次のステップへの動きを見てみたいものです。ちょっとコロナになってから(コロナになる前からもでしたが)動きが鈍すぎてこっちがもやもやしてしまいます。
まぁなんだ、だらだら書いたけど一言でいうと「早くメジャーデビューして1発当ててくれ」ってことです。
まぁでもバンギャと呼ばれる方々はめんどくさそうなので大変そうですけどね。ライブも規模はこのままでいいし、なんならひと昔前の怖い千秋に戻ってくれって思ってるファンも多数いるでしょう。
こちらも変わらないといけないのかなと思いました。偉そうですね、なにを言っているんだ。全く。