
【スポーツまちづくり奮闘記(2)】覚悟を決める
企画書を作成する約1年前の2020年からサブ3.5(3時間30分以内で完走する)ために練習していましたが、半年ほど前から10kmほど走ってはお腹の上あたりに痛みが出るようになり、痛みが引くまで歩くことが多くなっていました。
そして、2020年12月。毎年大好きなマラソン大会である「青島太平洋マラソン」(宮崎県)が開催時期でしたがコロナの影響で中止。しかし、代替大会が開催されることになり出走しました。
サブ3.5を目指して中間点まで走っているとやはりレース中にお腹が痛くなり、しばらく走れない時間が続き、最終的にはどうにかサブ4(4時間以内に完走)することになりました。

そこまでは想定内でしたが、その日の夜にホテルに戻ってから原因不明の血便が止まらずトイレに籠っていました。
さすがに自分でもこのことで人間ドックを受けようと医療関係の知り合いに相談したところ「まず内科か循環器科へ行ったほうがいい」とアドバイスをいただいたので、仕事がいったん落ち着く3月下旬に病院へ行って内視鏡検査をしてもらうことになりました。
すると腸閉塞を伴う大腸がんの恐れがある症状がみられるということで、大きな病院へ緊急入院することになり、合わせて検査をすることになりました。
このあたりの話は「がんサバイバー(1st Season)」まとめてあります。
ちょうど「(仮称)熊本港マラソン」が進みだしたところだっただけに出鼻をくじかれたカタチになりました。
しかも、ステージⅢCの大腸がん。
10日間の入院の間に営業資料、見積もり依頼、ランナーズマイスター初級検定の勉強をしながら、今後のことを考えていました。
そして、たどり着いたのは「覚悟を決めて、地域に貢献する」ことでした。
それまで生業としていた仕事の優先順位を下げ、スポーツまちづくりをすることをメイン事業にするよう業態転換することにして、屋号も「クローバーアットネット」から「クローバーフィールズ」(正式に変更したのは2022年1月)へ変更することにしました。
さらにこのまま中途半端ではいけないと自分自身の覚悟として企画として進めていた「(仮称)熊本港マラソン」に全集中するため、基本的に新規の仕事を受けないことにしました。