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小規模放送局向け簡易APS「LwAPS」

弊社製品RadioDJ-APSを改良し、一般的な放送局のAPSにさらに近い環境で動作させることができるLwAPSをご紹介します。

制御アプリとミキサーの組み合わせ

LwAPSは、制御アプリと物理的なオーディオミキサーが完全に分離しているため、不具合が出にくく安定した長期動作が可能です。また、OSとしてLinuxを採用。これは世界中のサーバー用OSとして動作しているもので、Windowsのような強制的な再起動が発生せず、長期間にわたり無停止の状態で稼働させることが可能です(セキュリティアップデートの際は再起動が必要ですが、利用者のタイミングで実施できるため、意図しない放送の中断は発生しません)。

実際の動作画面

LwAPSは制御アプリのほか、運行表示をWebサーバとして搭載。同じLANの中にあるほかのPCから、ブラウザでアクセスする事で表示可能となります。このため、表示用にモニターケーブルを引き回す必要がありません。

4系統の入力ソースに対応

入力は最大ステレオ4系統。ただしこのうち一つはLwAPSから録音音源(CMや完パケ番組など)を再生するために利用されるため、3系統を自由に利用することが可能です。スタジオ音声2系統のほか、AUXなどを接続していただくことが可能で、自由度の高い設定が可能です。
音声入出力部はデジタルミキサーBEHRINGE FLOW8を採用しており、音声の遅延等は全くありません。
また簡易的ではありますがFCモード(Fade out-Cut in)にも対応しているため、SB入り時刻が変更される場合でも自動的にフェードアウト処理が可能です。※アンタイムには対応していません

ご提供価格

本製品はサブスクリプション方式のみでのご提供となります。

ご利用料金 月額42,000円
初回導入費用 120,000円(導入先の環境に合わせて若干のカスタマイズが可能です)
※いずれも消費税が加算されます

開発中の関連商品

さらに規模の小さい放送局様むけに(おおむねスタジオが1つでAPS未導入を想定)、Raspberry Piをベースとした超小型APS「EasyAPS」を開発中です。

開発中の製品
開発中の製品(背面)

10インチの小型画面の背面に本体を装着。音声制御用のオーディオインターフェースとの組み合わせでスタジオ音声の制御と、録音音声の送出を実現します。スタジオ音声はオーディオインターフェースの「ループバック(入力された音声をそのまま出力する)機能」を利用して送出されるため、数msの遅延が発生しますが、オンエアを聞きながらの放送には支障は出ません。

またこちらもLinuxをベースとしているため、強制再起動の心配もなく、安定してご利用いただけます。2025年春ころまでにベータテストのご案内ができるよう開発を進めてまいります。

お問い合わせ

Office Stray Cat
info@stcat.com
050-6883-3812

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