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『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 4th LIVE -UNISON』私的ライブレポート

こんばんは。
今回は『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat. 初音ミク』のリアルライブである、『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 4th - UNISON』の大阪公演を見てきました。土曜の公演を昼夜通しとなります。

今回は大阪拠点なので順当にアプリ先行に応募。連番相手といい感じに昼夜それぞれを当てたので互いに交換っこして穏やかに納まりました。

ということで例によって簡単レポ。
今回は東京公演が控えておりますのでネタバレは後半にしつつ進めていきます。今回もライブを楽しむためのオマケ情報は非ネタバレ区域でお話しできれば。
(追記)東京公演終わったのでネタバレ云々の記述を取り消しました。


ライブに望む前に

今年のペンライト

今年のペンライトは購入をスキップしましたが、3rd LIVE同様6ユニット26色、ユニット別にボタンが用意されたタイプが続投されました。
連番相手に見せてもらいましたが、完全鈍器だったカバーの樹脂部分は多少小さくなりましたが頭でっかちは相変わらずのようです。トゲトゲでなくなっただけでも進歩…かも?
後地味な変化として、ボタン類が出っ張っているように変わりました。3rdペンライトは出っ張りがほとんどなく押しにくいと思う場面もありましたがそこは改善。
とはいえ、親指で振っている間に誤爆するリスクも相変わらずです。やはりペンライトカバーだけ挿げ替えてスリムにしたくなっちゃうね。

展示会場について

会場は昨年より賑わっているように感じました。
飲食物販売やフラスタ一式の展示、ドカンと配置されたライブキービジュアル…などなど、展示物も増えたように思います。

▲圧巻のサイズのキービジュアル
▲もってたぬいと合わせてパシャリ

とりわけ人気だったのはMVコーナー。
一定の時間帯で2DMVや3DMVがポンポン流されていていましたがランダムでくることもあり、黄色い声中心に歓声もコールも絶えませんでした。

▲結構な人だかり

また、ネネロボグリーティングも賑やか。
昼夜通しなこともあって並んで撮影をしに行くことはありませんでしたが、一目見ようと写そうと、どっと人が集まってます。

▲光学7.1倍ズームの新スマホのパワーを奮ってきました

そんな感じで、少しずつライブ以外のコンテンツも賑やかになってます。
それにしても…展示エリアを歩いていて、やっぱりマジミラと全然層が違うなぁ、とついつい思いました。
法被は減って痛バッグ持ちが跳ねあがり、学生らしき姿もよりいっぱい。
ライブでも雫の「学生の人~?」の呼びかけへの反応の多さが物語っておりました。もちろんわたしみたくどっちも言ってる層もいるのはわかってるんですがね。

ライブの変化について

セトリについてはネタバレゾーンで話すとして、それ以外で。

まずは映像面。3rdから引き続きメインモニター+サイドスクリーンという構成に違いはないのですが、ステージ内にサイドスクリーン用カメラが設置されました。よくあるライビュ向けカメラをイメージできたら概ねOK。
このカメラを通して、キャラクターたちがファンサしてくれるのだ。モモジャンやニーゴの絵名や瑞希などはこのあたり特にバッチリ。
パフォーマンス中にキャラがサイドに集まったらファンサの合図。サイドスクリーンを見ましょう。MCでもこれを活かした演出をするユニットがおりますよ。

ということで、サイドスクリーンのみに映る映像が大幅増加。文字通り目が足りないを体験できることでしょう。

公演時間はほぼ2時間半かつ休憩なし。この点は昨年同様です。
昼夜公演は今年もガッツリ変更がある上に、一方で初披露、一方は昨年披露済みとなる入れ替え方も発生するため、残念ながら昨年参戦者でも昼夜どっちか見たら安牌という選択肢はなし。どっちか見そびれると悲しい可能性はあります。私はどっちも見れて良かったと本気で思ったタイプのものです。
そういう場合は配信でもいいから押さえたほうが良いと思います。

ということで、ライブ自体の満足度はとても高かったです。ただし昼夜通してみた場合。

セトリ全容

ということで私のライブレポート恒例、セットリスト公開です。
昼公演と夜公演で今回は完全にリストを分けました。
その理由は、後半のユニットシャッフルセクションにおいて披露順序まで変わっているから。
やや見にくいかもしれませんが、添えてある色とユニットの対応表も見ていただけるとよいかと。今年も全曲フルサイズ。

セトリ構成

▲セットリスト&歌唱ユニット対応表。例によって衣装は省略

今年も一公演24曲で日替わり10枠公演全て通して35曲がお披露目。
各ユニットで書き下ろし3枠カバー1枠という点も変わりありませんが、昼夜替わり2枠が書き下ろしとカバー1曲ずつに変わり、新規披露書き下ろし曲が2→3、新規カバー曲が2→1へとバランス変化したのが大きいです。
とはいえ既存カバーは3rd以降のスタイルでは初披露、つまり新規映像になっていました(=曲名後ろに「ReNEW」と記載した曲が対象)。
一方既存書き下ろしは基本的に3rdの映像流用となっています。初っ端のアイムマインについては衣装は違ったはず…
初披露曲総計は昨年同様22曲でした。

セトリ構成としては、まずバーチャル・シンガーズがお出迎えしたのち5ユニットがMCを挟みつつ2曲ずつ、カバーと書き下ろしを披露。そのうち書き下ろしの1曲は進級後追加された新ユニットソング。これらか1期最終曲(「星を繋ぐ」など)のどちらかで来ると思っていたのでこれはまあ順当。
各ユニットのMCは当然のように昼夜別物ですが、昼夜のうち一方はパンフレットの4コマにそのネタ振りといえる描写があったりしました。

そして後半、ミクによるみんなの想いを集めるMCを挟んて昨年のスペシャルゾーンにあたるユニットシャッフルゾーンが2セット繰り広げられることとなりました。
今までは昼夜で披露するユニットのタイミングは変わらなかったのですが、今年のシャッフルは登場順が大分入れ替わるようになっています。おかげでセトリ一覧の書き方に苦心したのだけど

ユニットシャッフルゾーンのうち新規の1曲は事前にSNSアカウントの投稿で匂わせがあったため、「披露する曲がほぼわかってしまったな…」と思っていたのですがその程度の甘い予想は崩されました。

面白い試みPU

M4(夜). チュルリラ・チュルリラ・ダッダッダ!

ユニット4人のみ、バーチャル・シンガー不参加で披露という初事例が観測された楽曲。
これまでも「フラジール」「ベノム」「フィクサー」などデュエットにバーチャル・シンガーが不参加だった事例はありましたが、ユニット曲でそれが成されたことはありませんでした。おかげで一切予想できなかった…
これにより「ハッピーシンセサイザ」「天ノ弱」などを今後披露される可能性が出た、ということになります。
(追記)劇場版プロセカ後の視点で見ると、書下ろしでもバーチャルシンガー不参加のパターンが作られたため、もしかしなくても可能性は生まれていますね。

ちなみにテトラッドのほうでは2サビ後、わんだほいコールをみんなでやるための間奏パート追加などがありました。

M7. トワイライトライト

ニーゴと言えば中間で登場してMCで着席を促すというお決まりじみたところがあるのは定番ですが、そのまま着席したまま聞いてもらった上に自らも座って歌いだすところは例年と違うところ。

M9. 各曲の導入

レオニはMCの中でちょっとしたアドリブフレーズを披露するのですが、そのままスムーズに2曲目のカバーに繋ぐ流れとなっていました。
あらかじめ決められたモーションにちゃんとあったアドリブが生音で聞こえてくるの、いいんですよやっぱり。

M22. NEO

映像自体はほぼ昨年と同じ感じ…でしたが新たな演出として会場にシャボン玉が飛ぶ演出がありました。これがレーザーにあたってチカっとしたきらめきを起こすのでとてもキレイ。めっきり使われてなかったシャボン演出ですがこんな使い方もあるんだなぁ、と。

M23. Be the MUSIC!

さてバーチャル・シンガーは「Journey」でもやるのかな?と多くの人が思ってただろう所にまさかの曲が。予想してなかった人もいるのかな?私はしてました。(「人生」まで範囲にしていた)
これは2023年エイプリール・フールイベント「Music MIKUdemy」に制作された楽曲。セカイVerとして26人全員歌唱、バーチャル・シンガーVerとして6人歌唱が存在しており後者が用いられました。マジミラと言いとにかく意表を書きたいのでしょうねぇ。
何はともあれ、1日限りの曲とせず確かなプロセカの1ページである、と示すかのように披露されたのは良かった。

ライブ全体の感想

特によかったのはサイドスクリーンの使い方。
使いまわしの映像は仕方ないとして、それ以外のほとんどの曲でなにかしらカメラにファンサ飛ばしているのがよいですね。おかげで同じ曲でもメインステージとサイドスクリーンそれぞれを楽しめるという意味では2公演通しての楽しみ方が生まれたのだと思います。

MCはさらにそれを活かしていました。特にビビバス昼公演のMC《オフショットお披露目会》なんかはそこを前面に押し出していたように思います。ニーゴ昼公演《怪談風トーク…と思いきや!?》もその好例かしら。

先を読ませないセトリ構成も良かったです。1曲目によって全ユニット1曲ずつ確定したり公式ツイートで5曲も匂わせがあったのに披露順の入替、新規書き下ろしユニット曲披露数増加で予測をじゃんじゃん崩されたのはいいと思いました。
個人的には昼公演後半戦1曲目の「Glory Steady Go!」がまさにそれ。
凄く聞きたかったけど枠が足りないんだろうな…と思ってた曲筆頭だったので、予想を壊しつつ要望が通ったようでとてもテンションが上がりました。
また、そのままステージがバグってそのまま「バグ」に繋がるのも演出として新しかったです。「はぐ」が同じ公演にあるのは意図的かしら?

M14の披露前にはユニットによる「雰囲気を変える」という旨のMCが入りました。昼夜でMC量に若干の差が生まれた感じです。ついでに「ももいろの鍵」に演出パターン差分が増えたことにもなったとか。

また、めちゃくちゃ聞きたかった「ノマド」もようやく披露されて感無量。
大阪公演直後での参加だったこともあり、あの絵名バナーイベントと「余花にみとれて」を経た後に「聞いてほしい」と絵名に言われて始まるこの曲は、また色々と考えさせられるものがありました…
聴きたかった筆頭が昼夜でそれぞれ披露されたこともあり、今年は現地で両方聴けて大変良かった、と思いました。
東京公演のライブ配信でアレンジをじっくり聴くことも考えられるので心構え的にも大変良かったまである。

昼夜のアンバランス

…さて、ライブの感想を述べてきましたが、大前提として昼夜通してみて良かったという感想になるのです。昼だけ、夜だけではいけない。その理由として以下の表をご覧ください。
バーチャル・シンガー6人歌唱とユニットリーダーズ+ミクの歌唱を除く、5ユニットの曲におけるバーチャル・シンガー歌唱回数を3rd、4thでそれぞれ数えたものです。

▲3rdライブ、4thライブにおけるバチャシン共演数、昼公演夜公演合算の一覧表

昼公演のバランスがとんでもないことになってます。
ミクさんはいつも通りとしてレンくんが5曲登場するのに他はルカさん以外1曲ずつという偏りっぷり。絶句いたしました…
夜公演だけ見るとある程度バランス取れるように見えて、カイト兄さんはレオニ以外では出演していないという点も見逃せません。
ついでに後半にしか出ていないのでほぼほぼ喋ってないに等しい。(地味にレンくんもMCパートは出演ナシ)
楽曲のバランスや、アプリ側での登場頻度コントロールなどもろもろあって調整が困難になるのは仕方ないですが、昼夜でここまで偏りに差があるのは気になっちゃいますね…(珍しい歌唱組み合わせがいよわ氏のカバーばっかりになる、など)

ちなみに今回初登場となったのは教室のセカイのリン&カイト、ステージのセカイのレン、誰もいないセカイのリンとなっています。
未登場のセカイのバチャシンは残り5名。うち3名がメイコなんですがどうなるメイコ。

地味な優遇ユニットの存在

さて、これは4年通して披露曲を集めてみると違和感になるタイプではありますが…

実はレオニだけ昨年からの楽曲/映像の使いまわしがなかったことにお気づきでしょうか。
他4ユニットは3rdライブと同じ楽曲を1つずつ披露しているのですが、レオニのみその枠が「ステラ」となっています。もちろん好きだし、流星が流れるような演出から登場するレオニもとても良かったんですが、同じくミクが参加している「てらてら」でも良かったのではないか?と考える人もいるのではないでしょうか。好みの問題だなーとも思います。
素直にどっち聴きたかった?と言われると私は前者なんですがね。

なお4年通してみると、累計してレオニとワンダショが書き下ろし8曲、カバー7曲、残り3ユニットが書き下ろし7曲とカバー8曲となっています。
この差は2ndライブ時に1stから続けて披露した楽曲がカバーか書き下ろしかで付いたものがそのまま引きずられている格好です。

終わりに

今年も3rdライブで起きた変革からスタンダードに進化したライブを見ることが出来たと思います。

少し注意すべき点として、先述したとおり昼公演も夜公演もどっちも見て初めて完成度が高くなった、と評価できるところが挙げられます。
これは新規披露書き下ろし曲が昼夜に散っているのがその最大の理由。
3rdから追っかけてると新しい曲を拾えたら…と思うのにそれが昼夜で散ってしまうと両方追いかけることが必須になるんですよね。
昨年はデュエットカバーのどちらを拾いたいかでまだ絞れたしカバーの昼夜替わりも2ndまでの披露曲でしたから大きな違いとなります。
必然的に2公演通したくなって今後チケットの競争率が上がりかねない…と思ったり。

そこを気にしなければとても楽しめるようになっていました。カメラを活用したパフォーマンスがぐっと増えているのもとても良いですし、いい感じに豆腐客を煽ってコーレスさせてくれるので迷いにくい。
ペンライトの振りも誘導が多いしバリエーション豊富で飽きも来ない。
終始楽しめるライブでした。

さて5thはあるとしてどんな感じになるのでしょうね。と気になりつつ今回はこんなところで終わりといたします。

ありがとうございましたー。

▲最後は新入りまるくなると一緒に撮った終演後写真タイムから。


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