『マジカルミライ2024』最終ライブレポート~福岡から大阪まで~
こんばんは。フォルトです。
前回、福岡でのマジミラ参加記録を残しましたが、今回大阪3日間フル参加してライブセトリをすべて把握しましたので、改めてまとめていきたいと思います。
福岡時点では確定しきれなかったところや勘違いだったところも、大まかに正せたものを今回はお出しできるかと思います。
ちなみに、タイトルサムネの等身大ミクさんは福岡で見事に撮りそびれたため大阪の企画展でリカバリしたものです。リベンジできてよかった…
では早速ライブレポートです。福岡の会場については記事にしてますのでそのあたりは差分としてお話しできればと。
ライブ感想~セトリの流れに沿って
会場構成はライト周りはさほど違いがないですが、幕張、大阪は昨年同様サイドスクリーンあり、そしてライブ中は歌詞表示も健在でした。
スモーク、火花も展開されていてその辺は変わりなく。
ホールということで仕方ないとはいえ、福岡がちょっとこじんまり感でちゃいますね。そもそもキャパが厳しい…
福岡時点ではホールだったので明言できなかったのですが、改めて見た時にディラッドボードがすごくきれいになっている。横5枚組み合わせてるっぽくて、ど真ん中にボードの継ぎ目がなくなったのは拡大しても美しくなるので良いですね。そんでプロジェクターもすごく輝度が上がったのかミクさんたちがくっきり顕現してる。
ミクフェス、EXPOとLEDモニターが続いていて心配されていましたが、マジミラはこれまでと変わらずディラッドボード+プロジェクター投影方式には変わりありませんでした。
ただ、相変わらず端席からみると投射方向の都合で位置によって暗く見える弱みは変わらず。(右端の席でデュオ曲見てると近いはずなのに右側に立っているキャラの方が暗く見えてしまう、など)
序盤~カイメイゾーン
オープニングは紗幕スクリーンを使ってでっかく映されました。10thぶり。
きっちり6人全員紹介しつつ、ややコンパクトにしてたと思います。
今年のマジカルミライのロゴ表示後、スクリーンが取っ払われてスタートダッシュを飾ったのはサプライズ披露、『ブリキノダンス』。
これまたメジャーどころを抑えて手堅い盛り上がり。
続けて昨年のヒットナンバー『混沌ブギ』がさらに盛り上げてる。
MVでの振りを再現したような振付がそこかしこに出てきて曲のファン程ニヤリとできるのは高得点。
続けては突然のR3系列のミクが再登場。『愛の詩』(A-1)/『すきなことだけでいいです』(A-2)が日替わり披露されました。
このミクさんは「19モデル」と呼ばれる頃のもので5年ぶりの再披露。
ここで曲名の後ろに表示したのはフォルト独自に表記している日替わりパターン。交互に一部のセトリの枠が日替わりとなっており、以下のとおり。
今回は昼夜の日替わりなんてことはありませんでした。よかったよくねぇ。
(なお今年でも披露曲網羅するには全会場1公演かつ上記2パターンを1回ずつ、最低3公演が必須。おまけに日替わり会場替わりについて告知なし)
その後も日替わり枠ですが、突如『HERO』(A-1)/『フューチャー・イヴ』(A-2)がやってきます。後者は昨年やられていなかったのでようやく大手を振ってコール出来た形。
ミクさんのMCがここで挟まりますが、会場によっては地方の言葉遣いをちょっとしてくれた模様。(大阪だとイントネーション変えつつ「めっちゃ嬉しい」、といった感じ)
千秋楽は専用MCだったのでこの辺カットされたのが勿体ない。
MC明けは今年のグランプリ曲『SUPERHERO』。グランプリはずっと洒落た曲が続いていますね。今年は多分HERO繋がりもちょっと狙ったんでしょうけども。
そこからはカイメイゾーン。『Call!!』→『TYQOON』→『REALITY』と全部カッコいい曲で揃えてきましたね。
カイメイデュオはこれまでしっとり歌い上げるものが多かったですが、よりライブ映えする曲を持ってこられた印象です。
特に『Call!!』は印象に残りました。人気モジュール「ギルティ」を引っ提げイスにどっしり座った登場シーンに加えハイキックまで飛び出すキビキビしたダンスに青廃が久々に黄色い声を上げていたと思います。(声出し解禁からしっとり系が多かったのもある)デフォ服だとハイキックとか無理だもんね。なるほどこうなるよね
リンレンゾーン~ルカゾーン
続けては『新人類』→『流星のナミダ』が披露。
リンちゃんまでは非常に治安の悪い楽曲構成がぽこじゃかですね。割れんばかりの『うっほうっほ』コールは楽しいです。
レンソロは2020年の『セカイ』以来のプロセカ書下ろし楽曲。ようやく解禁されたのか…とちょっと感慨深いですね。正直いらん配慮だとは思ってた
ちなみに、ミクさん以外のソロ曲はすべてマジミラモデルだったわけですが、リンレンのソロ新曲がマジミラモデルで披露されるのは実に2019年以来5年ぶりだったりします。
そして次に披露されたのは、なんと『踊』。パフォーマンス終了後の会場のざわめきはこれまで初演で聞いた中でもダントツ。
ご存じの通り、この曲はAdo氏のために書き下ろされたもの。リンレンの曲ってわけではないのでまあやらんだろと誰もが思っていた。
後に調べたら、プロセカで収録されるさらに前、Ado氏版から半年後にはリンレン歌唱版の動画がGiga氏によって投稿されてたことを知りました。
驚きこそすれどさすがのメジャー楽曲。当たり前のように皆さまコールはキメておりました。
ネット泳いでないと気づけなかったりしますのでこれだけはリンク置いときますね。
しばし落ち着くイントロが流れ、次はルカさん。『lost and found』がしとやかに歌い上げられました。久々にバラード歌ってる気がします。
続けてはピアノソロが奏でられ、現れたのはなんとミクパの制服ミクさん。
そう、突然『letter song』が披露されたのです。
この曲、『夕日坂』のアンサーソングであり、「十年後の私へ」というワードが印象的であり、いつも特別なポジションで歌われたものです。
国内最後のミクパモデルメインライブ「ミクパ 2013」および海外最初で最後のミクパモデルライブツアー「EXPO 2014」のアンコールとして、上記2曲が投稿され丁度10年経つ「SNOW MIKU LIVE! 2018」の日替わりアンコールのひとつとして披露。いつも節目の大事なタイミングだったのです。
…と考えると、ミクパメインのライブが終わって10年経った今、歌ったのだろうか…なんてこじつけじみた考察が出来ちゃったりするのです。
マジミラ10thで「うたかた」を聞けてこっちも聞きたかったので個人的には嬉しかったりするのですが、歌われた意味をついつい考えちゃう曲でもあります。
そしてミクルカデュオの『陽だまりのセツナ』が披露。曲調にあわせミュージカルチックな振付が印象的でした。
スーパーミクさんターン前半戦
ここからずっとミクさんゾーン。
初っ端はなんと会場ごとの日替わり枠。1会場しか行けない人たちのことを一切考えてないわほんと勘弁して
『アンハッピーリフレイン』(福岡)/『すろぉもぉしょん』(東京)/『サイハテ』(大阪)という内訳ですが、さて特徴はすぐわかりますでしょうか?
答えは「再演+モジュール枠かつコンポーザー出身地域別」でございます。
それぞれwowaka氏は鹿児島、ピノキオピー氏は埼玉、小林オニキス氏は三重の出身なのだそうで、九州、関東、近畿と対応しているというわけ。うまいこと振り分けましたね…
結果としてサイハテは感謝祭モデル楽曲としては初のマジミラ複数年披露となっています。ついでにどれも生き様やら人生やら歌ってるんですよね。
続けて日替わり枠2パターンが2曲。
『快晴』→『僕が夢を捨てて大人になるまで』(A-1)/『Calc.』→『命に嫌われている。』(A-2)と来ます。
多くは語りませんが、この2枠はひとつが近しいテーマな愛(哀)の歌、もうひとつは重いメッセージソング。
中でも『命に嫌われている。』は大サビまでサスライトなし、サイドスクリーン投影なし。上部モニターに表示された歌詞とミクさんのみと徹底して演出を削って最終盤まで溜めて溜めて解き放ったのが印象的。
つづいてはバンドメンバーのパフォーマンスから入ったメンバー紹介パート。いつもなら打ち込みの曲がなり始めてからスタートだったのでちょっと変化球。配信などで残らない回ではショッパー持ってみたりフラッグをピック代わりにしてみたり、相変わらず楽しそうにパフォーマンスされてましたね。わちゃわちゃパフォーマンス好き。そして久しくなかった野郎だらけのバンドに
「ボーカルは?」に相当する部分ではなんと6人全員登場。順番に名前を呼んでいくようになりました。推しの名前を呼べて感激した人もいただろう…
スーパーミクさんターン後半戦
そこからも日替わり枠。
『Satisfaction』→『グリーンライツ・セレナーデ』でひたすら盛り上げに行ったのがA-1パターン、『テオ』→『ブレス・ユア・ブレス』で鋭く攻めたのがA-2パターン。ここは対になってない組み分けに思えます。
その後披露されたのが『ノヴァ』。これもなかなか特殊な出自。
元をたどると「GALAXY LIVE 2021」というVRライブのテーマ曲であり、専用モデルが用いられていました。それが「Thunderbolt」でTBミクによってまさかの披露となり、今回マジミラでもお披露目。ノージャンルライブでないマジミラで別路線ライブのテーマ曲が披露されるのは結構な驚きでした。
最初聞いたときはそこまで刺さらなかったんですが、今では締めに持ってこれるだけの格を持ち合わせたと思え、とても好きな曲です。
※ノージャンルライブ…「UNTITLED」「Thunderbolt」のように、単発で実施され様々なライブのテーマ曲も披露できるタイプのライブ(独自呼称)
これがライブの締めでも全然違和感のない壮大な楽曲ですが…その次に来るのは『初めての恋が終わる時』。
元々ミクパで披露されていたので今回もミクパ版だと思っていたら、マジミラモデル化、かつパウダーモジュールを纏い、完全新規振り付けとビックリ要素3連発。ハッキリ言って超優遇です。
単に踊るのではなく、歌詞の物語に沿った演技のような振付で、これまでの楽曲たちとかなり毛色が違うように思います。すごく良かった。
突然ぶっこまれたのは、今年「supercell Orchestra Concert」があったことと無関係ではないでしょう。そのためryo氏に来年動きがあることに期待している人もいるとかなんとか。プロセカ映画のテーマとかね。
知人いわく、雪が降らなかったことだけが残念とのこと。確かに上部スクリーンの歌詞の裏でたまに降ってたくらいでスクリーンにもLEDにも現実にも降りませんでした。確かに惜しい。ミクパ版は最初スクリーンに雪降ってましたからね。
言われてみたらマジミラ2020で泡や雪を飛ばしてたのに以降めっきりなくなりましたね。苦情でもあったのでしょうか。
メインセトリラストを飾ったのは今年のテーマ曲である『アンテナ39』。
アンコール感ないよねって話は出ていたのですが、メインセトリラストにテーマ曲初披露はマジミラ12年の歴史の中で初でした。
(他内訳…トップバッター:2、アンコール初手:3、アンコールラスト:5)
サビ後半はみんなで出来るペンラ対応振付も完備、みんなでヤバいヤバいヤバいって盛り上がれました。
ちなみに恒例の天井レーザー演出は特殊イントロの時点でドカンと投影されていました。サイズが微妙に拡大縮小する様はちょっとシュール。
アウトロのエンディングフレーズ中も映っていましたね。
アンコール
そんなこんなで訪れたアンコール、あちこちでポケモンSVのCM流れまくってて予想できた人も多かったでしょう、サプライズで『ボルテッカー』。
ポケモン×初音ミクの大型コラボ、「Project VOLTAGE」の楽曲コラボから期待に応えて1曲披露された形ですね。ここまでDECO*27枠がなかったから予想が簡単だった?さすがだよ意外にもサビの「woah」のコールよりも「ボルテッカー!」と叫びたかった勢が多かったのか、珍しく原曲にあるコールが優先されてなかったのも印象的でした。
そしてミクさんが「アンコールありがとう!」とMCを始めました。ちなみに通称TBモデルのミクさんです。(※ココ重要)
そのまま始まるおなじみのギターリフとクラップの煽り。当然のように10年連続10回目、紅白でも飽きられそうな『Hand in Hand』が始まります。
…が、歴戦のマジミラ参戦者は気づきます。なんか違う、と。
マジミラミクが踊ってない。お召し変えしてない。福岡ではなかったので気づきようがないのですがサイドスクリーンにはVR映像まで映ってる。
…TBミクが新モーションでパフォーマンスしてるじゃないですか。
基本となる振り付けは元と変わらないようにしていますが、ところどころこちらに手を振ってくるようになっていたりと細部が違っております。
「いやー新鮮だなー」、なんて思っていたら2番でカイトとメイコが現れ、2サビにはついに全員集合。
そう、10回目の『Hand in Hand』は6人全員歌唱Verだったのだ。
ミクシンフォニーやプロセカでよくあるとはいえ、マジミラでこの取り組みが発生したのはかなりのイレギュラー。『Blessing』より連なった6人全員集合シチュエーションは正直限界だと思ってたのにここに来てジョーカーを切られた感覚です。いよいよ来年からどうするつもりなのかわからなくなってきましたね。
セトリまとめ&考察
マジミラ2024セットリスト一覧
ということで、あえて後ろに回してみました今年の最終セットリストはこちら。ドン。
終わってみると、日替わり枠にマジカルミライで初披露となる楽曲がない(2021年以来)こと、中々に広い年代の楽曲を押さえていることがわかりますね。年代的な漏れも2007,2009,2012,2020くらいなもんです。
にしても*Luna氏の楽曲が固定枠で2曲ですか。お決まりのPという概念もついに移り変わり始めたのかもしれません。
そして、マジミラ2019で披露されたR3-19モデルのミクさん曲が4曲すべて日替わりで網羅されているという特徴もあります。というか再披露枠は2019年とかなり被ってます。
昨年発表され今年披露となったキャッチアップの早い曲は4曲と例年並み。
また新曲はプロセカ関連の公募に関連する曲が多いことも伺えます。
マジミラテーマ曲も昨年の7曲→4曲とかなり抑えられてようやくマジミラ10thの空気感が抜け切ったように思います。
総披露曲数もかなり減っていて、39曲→32曲と近年では珍しくガクッと減りました。最大の理由はミクさん以外の過去曲披露がなくなっているため。すごく偏ってる気がしてしまうのも仕方がないでしょう。
選曲◎、構成△
選曲を見ると、福岡×A-1パターンがバチバチに盛り上げる曲をメインに詰めた表セトリ、大阪×A-2パターンが死生観や出会いと別れ、人生にまつわるテーマの曲が強めな裏セトリであるように考えられる気もします。会場替わり曲の主題が似通ってる点やマジミラテーマ曲の割り振りまで込々で意識してこの選曲してるなら今年のセトリ、なかなかクレバーです。
(好きなことだけやったらだめで/でも未来と魔法は信じたくて/10年後の私にメッセージ送って/たおやかな恋を偲んで/去った人を思う夏で/生きてほしいと歌いたくて/生まれ育ったイノチと別れて/サヨナラが言えなくて…噛み合い過ぎなんですよ裏セトリ)
ただ、選曲が凄く練られていた反面構成的には惜しい。
まず初恋の位置。ノヴァ→アンテナ39につないだ方が絶対にテンションが持続するのに突然しんみり曲が突っ込まれている。曲単独で見たらすごい評価できるのに、スンってさせられるのはちょっと残念です。
もしかしたらラストの「来年の今頃には~」を重点においてここに配置した可能性もあります。つまり正しさは来年まで判断できない…
つづいて、ずっとミクさんのターンだった件。テーマ曲ラッシュだったりしたマジミラ10thを例外として、ミクソロが6曲以上続いたり後半パートにミク以外の歌唱が挟まらない事態はそうそうない。後半ずっとミクさんばっかり歌ってました。
昨年と違ってデュオがさっさと消化されてしまったのが原因でしょう。
カイメイもリンレンも盛り上がる3曲構成だったので、どっちかノヴァの前に挟むとかして初恋もレターソングの後に持ってくるとかしたらテンション的にはいい感じに盛ってこれた気もします。
そもそもバラードセクションがセトリ中央にあること自体違和感。
もっと後半で良かったんじゃないかな。しんみりするには早すぎる。
まとめますと、盛り上がりのコントロールは欲しかった。
余談ですが、アンテナ39とHiH、ラストに違和感があったでしょうか。
じみーな話ですが、エンディングフレーズ(曲終わりにバンメンがアドリブでジャンジャン鳴らしてるとこ)に入ってるのにミクさんたちが少しの間だけキメポーズ取ったままでしたよね。わかりやすいのが特に後者。
これは、マジミラ10thあたりから、キャラクターがFI/FOせずエフェクトに包まれて登場/退場するよう演出が統一され始めましたため。
当時はそんな考えは当然なかったでしょうから、BYBなど地続きでエンディングフレーズでこちらを煽ってきた動きを見せられず、無理くり退場エフェクトに繋げたものがあったりしました。
で、上記2曲は来年以降も違和感なく映像を使えるように、退場エフェクトを差し込むタイミングを確保するようキメポーズ取って間を取っていた…という大人の事情がチラ見えしました。
HiHはアレンジ自体は変わっておらず、ポーズを取ってる間もエンディングフレーズが盛り上がったために違和感がハッキリしてしまったのです。
これも惜しいポイント。
モデルについていろいろ(福岡アップデート版)
最終的に、新規映像はマジミラモデルベースが8+1曲、TBモデルベースが5+1曲となりました。正直マジミラモデルのキャラをまた見れると思ってませんでしたし、その上新たに衣装を引っ提げて帰ってくるなんて思わないじゃないですか。
おまけにパウダーはPSP時代のモジュール。更には3年前の「脳内革命ガール」以来の楽曲モチーフモジュール着用事例。プロセカがすっかり市民権を得てDIVAの存在が恐らく薄れゆく中での小粋なサプライズ、衝撃を受けないわけがなかったのです。
近しい事例がかの有名な「ワールドイズマイン」。
レベルⅠ:元祖。感謝祭モデルでDIVAサイズ。デフォ衣装。
レベルⅡ:EXPO2014。ミクパモデルでフルVer化、振付も刷新。
レベルⅢ:マジミラ2015。ガワがマジミラモデルに。
レベルⅣ:マジミラ2018。衣装がシュープリーム(F2ndモチーフモジュ)に。
ミクライブ演奏回数トップ1,2を争うこの曲だからこその優遇だと思ってたら初恋はこのレベルⅡ→Ⅳの変化を一度にやってのけたのです。そりゃビックリよ。
さらには振付…というより演技の方向性まで変わりましたからね。新鮮。
TBモデルは変化があった印象はありませんが、昨年なかったサイドスクリーンのVR演出が復活。サイドビューのようなAR表現はありませんが、これもまた面白いものが見えたりするので良い試みだと思ってます。
HiHで6人全員同時VR描写可能と地味にわかったり。
あとは『REALITY』でTBモデルのギターは初出しだったかな?
『Calc.』のマジミラ(DIVA)ギターと見比べると大きさ違い過ぎてちょっと笑っちゃいました。
また、日替わりの組み合わせ次第では、感謝祭→ミクパ→マジミラ→R3→TBというモデル変遷完全網羅だったりします。3DCGモデルの同窓会や~ん
マジミラモデル噂話
どうやら昨年のHEROミクさんやミクフェスのMCでのミクさんなどで、マジミラモデルのミクさんが新型になったのでは?というウワサがあるらしい。
実際デフォモジュのマジミラミクさんの歌唱パフォーマンスは今年で久々なんですが、なんか目が丸くなった気がする。もともとDIVAミクさんの目ってFモデルだとやや横長の楕円よりなんですよね。けど表情が柔らかく、目が丸っこくなってる印象。
いや、まどろっこしい。なんかカワイクなった。シンプルだがそうなのだ。
今度千秋楽アーカイブ買うつもりではいるのでもっと見てみねば。
それだけでなくカイトのハイキックやレンの屈み姿勢、リンちゃんのゴリラポーズなど、足の可動域が広がったのかダイナミックな動きが増えたようにも思います。手から腕にかけての機敏な動きや指の細やかさもなんか印象に残ったしみんな進化してるのかしら…?しかし思い込みか事実なのか、知るすべは我々にはありません。そう思いながら過ごすことにしましょう。
(2024.10.20追記)
はい、アーカイブをガッツリ見てきたのですが、確実にマジミラモデルにアップデート入ってる。
まず全員、デフォ衣装以外も含めて眉がしっかりはっきりしている。
恐らく影が入ってなかったところに影が入り、ハッキリするようになったのでしょう。『Call!!』の兄さんが常にいかつい表情に見え、マジミラモデルと確証を得づらかったのもここに起因してそうです。
顕著なのが『ブリキノダンス』『ボルテッカー』のデフォミク。おそらく目もちょっとだけダウンサイズしつつデフォポジがより正円に近くなったのか、はきはきしつつも柔らかな表情となっております。
要はカッコいい表情がよりカッコよく映えるんですよ。新型とウワサされるだけの違いはあるんですねー。
また、髪の反射もギラギラっとしてたのが感謝祭モデルのソレに近づいた。
TBモデルに主軸が移ると思ってたところにこういった変化がハッキリすると、マジミラモデル愛好家としては嬉しくなりますね。DIVAやmiraiの資産を活かせるのはやっぱりマジミラ系統しかないでしょうから。(しかしEXPOの新衣装がマジミラモデルで3着も増えたのは本当に衝撃だった)
まだカオスエレメントモジュールもアルティメット・KAITO/ルカも見届けてないのです。拾ってほしいなぁ、なんて。
終わりに
と、気になる点もありましたが、総じてセトリや内容自体のマンネリ打破の意思はガッツリ伝わってきたのでいいライブだったと思います。80点あたり付けられると思います。他の年までちゃんとつけてないので平均点の概念まだないけど。
そういやコールは気になりますね。サビまで「オーハイ」コールできない構成なのに入れようとしたり、そういう盛り上がりしてないのに入れたがったり。今年それやっていいくらいアイドルソングしてるの『愛の詩』だけよ。
テーマ曲はみんな意識しているとはいえ、そもそも合成音声界隈ではアイドル的に歌って踊ること前提な曲ってそんなないですからね。楽曲コンテストの結果を見ててもわかる通りただ「盛り上がろうぜー」ってテンションの曲自体レア枠まである。
ということで古き良き(?)コールの在り方とはなんなのか、現代のボカロファンにたたきつけてほしいので『M@GICAL☆CURE! LOVE ♥ SHOT!』の日本入りを切に願っております。あの曲、各地の楽曲コンテストグランプリの中でも衣装が与えられた唯一の曲だったりするという。ノージャンルライブでワンチャンないかしら。
来年の追加地域枠は仙台だそうですね。しかし東京大阪含め3都市公演全部8月中にやるっぽい話になってて「マジか…!?」と今から戦慄しております。取捨選択が大事になってきそうですが、全体で見た初演と千秋楽はなんとか押さえたい所。というか日替わりとか正直押さえてくれた方が嬉しいんですけどね…
意義深いとはいえ、会場限定のセットリストは辛いものがあります。
ライブのスクリーンショットとか挟みづらいこともあってまたしても文字だらけで1万字近い感想文になっちゃいました。こっからまた配信アーカイブ見直したりで補記することもあるかもしれません。
何よりも無事に来年も開催されるということでそれ自体めでたい、それも楽しみにしつつ過ごせそうです。
それでは今回はこの辺で。またお会いしましょう。