『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 2nd - Will』私的ライブレポート
こんばんは。
今回は『プロジェクトセカイ カラフルステージ feat. 初音ミク』のリアルライブである、『プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 2nd - Will』の東京公演1日目昼、つまり初演を見てきました。
ということで簡単レポ。当然ながらネタバレ前提ですのでご留意を。
セットリスト
まずはざっくりセトリをドンと。
ここから見れる、昨年からの変更点は以下の通り。
全ユニット、新規披露が3曲、『1st Link』からの続投が1曲
5人、6人でパフォーマンスされる楽曲のみ。過去にあったシブヤの住人のみ、デュオやトリオでの披露はなくなった
書下ろしとカバーのバランスは変化なし、ただしセクションごとの棲み分けではなく混ぜてある
ミク以外のバーチャル・シンガーの登場回数の増加。ユニット曲への参加が1曲→2曲ずつに。全体だと2曲→4曲に
というかミク以外の歌唱曲数が4曲でほぼ統一。5曲歌ったのは他にユニットのリーダーのみ
セトリは少なくとも東京公演では同一内容。差異は開演前、休憩中MCの担当ユニットのみのようです。
私が見た1日目はLeo/needとリンレンが担当。志歩のバースデー前日ということで休憩中のMCはバースデーイブのプレゼントを題材としていました。
今回のライブでスクリーン初お披露目となったバーチャル・シンガーは以下の通り。
教室のセカイの鏡音レン
ストリートのセカイの鏡音リン
ステージのセカイの巡音ルカ、カイト
割と省エネな追加だなーというのが正直な感想です。
ピックアップ感想
やはり、なんといっても初演はどんだけ予習しても驚きが溢れ出すもの。
適度な声出しが解禁されたことで、曲が始まるごとのどよめきがわかりやすく伝わってくるようになりましたね。
このどよめきが聞きたくて初演来てるまである。
千秋楽は円盤に収まるけど、このどよめきは基本聞けませんからね。これが現地勢の愉悦ってもんです。
セトリのネタバレ上等だけど初演にはなるだけ参戦するのは、こういう体験が楽しいからです。予習した上で驚くのが嗜みですって。
ではここからは特に印象に残った曲をピックアップしていきます。
基本ユニットごとに2曲ずつ。
ピックアップ:M2. Calc.
初手レオニは予測の範疇でしたが、MCのバンドメンバー紹介が面白い試みでしたね。
そこから続いた選曲が…
プロセカ2周年前後の追加曲であり割と早めの選曲であること
前半からカバー曲が投入されたこと
そして往年のボカロファンに刺さること
という3重の理由でどっとどよめきが沸き起こった曲。
個人的にはセカイVerの調整が普段のプロセカミクと変わっていて印象に残ってましたが、ここで来ましたか。
間奏やアウトロでのツインギターの掛け合いが良かった。
ちなみに、今年はこれが一番古い曲です。だいぶボリューム層を見極めてきたなという印象。
ピックアップ:M3. モア!ジャンプ!モア!
全力でコールしたい曲の代表にある曲が、声出し解禁とともに初披露。
なぜか今のみのりを考えるとダンスが元気だけどたどたどしいな…?と疑問に思いつつコールしてました。
この曲に限らず、今回のセトリではしっとり系がほぼなし。アクセル踏みっぱなしで行かせようとする構成でした。
ピックアップ:M6. ECHO
まさか全編英語のこの曲をブッコむか!?と驚いた曲。
ただ、ダンスパフォーマンスしてたりするユニットであると考えると、歌唱時間が短めが功を奏し、じっくりダンスパフォーマンス出来るわけですね。
初演では冬弥が躍る度に限界ボイスが客席横から聞こえてきて懐かしい光景だと思ってしまったなど。
あと、英語を歌いこなすルカさん、ボカロライブ全部ひっくるめても一番輝いてるまであった。
なおMCでは収録時の苦労がネタとして昇華されておりました。
ピックアップ:M8. 踊れオーケストラ
聴きたかったカバー楽曲が来てくれましたが、ここで面白かったのはルカさん登場シーン。
本番だろうとやっぱりおねむなルカさんはえむちゃんに引っ張られて登場するという「らしさ」全振りなのがよい。
また、ワンダショのセクションは世界中に笑顔を届ける集団「ペガサス団」が試験を行う体で一貫してショーを行うスタンス。
ワンダショの劇団名がついぞ一度も出ないまま押し切るというショーユニットならではの魅せ方でした。
ピックアップ:M10. フォニイ
唯一ミク以外のバチャシンが連投となるのがニーゴ。
色々とレパートリーを加味してバランス取った結果ではあると思うのですが、代わりにニーゴメイコのスタンスを存分に使ったMCにして、違和感は持たせない流れになっていました。
曲としてもオリジナルからして特徴的な歌い方であるのもあり、そこの歌い方が見どころですよね。
ピックアップ:M13. にっこり^^調査隊のテーマ
曲の振りが非常に素晴らしかった1曲。レンが「着替え忘れたー!」といった時点では5人歌唱への繋ぎかと思いましたが、その後のメンバーのフリで会場の全員が察するくだりが楽しかったです。
(実はえむの「団長に提案があります!」からフリだったという)
2Bメロで忘れ物を取りに司が袖に引っ込むなど、本当に芸達者なパフォーマンスでした。
これは余談ですが全編通して寧々がおしとやかにジャンプするの好きです。
ピックアップ:M15. 心予報
実は「テレキャスタービーボーイ」がカバーかつ昨年披露というのが地味にダメージで、10秒ほど「メルティランドナイトメア」と勘違いしてました。
よくよく聞いたらバックのリズムこそ似てなくもないけど全然違うやん!!
これは、私が普段プロセカではアナザーボーカルでやってるせいで「5人歌唱あったっけ?」と選択肢から消えていたのも一因。
プロセカプレイあるあるにまさか私が遭遇するとは…というちょっと違う記憶なのであった。
ピックアップ:M16. 街
聴きたかった書下ろし楽曲最上位の一曲。コネクトライブでは披露済みですが、それはそれ。
生バンドサウンドで聴くにはこの場でないと聴けないのですから。
この曲への想いを語るMCと曲中の語りと相まって、郷愁を駆り立ててきてグッときました。
ほんとによい曲ですよねぇ…アコギがいいんですよホント。
ピックアップ:M19. ロウワー
フォニイで撒いた種を回収するように披露。「ニーゴにも楽しんでほしい」と推察してたメイコですが
私としては「救いがあってくれ」としか4人には願えないのですが…
今回披露された全楽曲の中で、バンドアレンジが一番出てた印象。
原曲はもっと鋭い音使いだったと思うのですが、ちょいとまるくオシャレな感じが出てました。
ピックアップ:M21. ステラ
『ヒバナ』が来たので新規書下ろしはほぼ確定、そしてMCが示す楽曲は既存含めて2曲しかない…
ということでメインパートラストが初イベのこの曲。締めくくりとしてはベストな選曲だった。昨年はカバーで〆る流れだったので思い出ボムが不足してちょいと尻すぼみでしたが、そういう意味でも今回の混ぜこぜ構成は大正解。
最初期を飾る思い入れの強い楽曲なのもあって、テンションも最高潮に。アイマスに限らず思い出ボムは大正義なんですよ。それだけで観客は泣くの。
上部スクリーンの映像ではオリジナルMVの意匠も使われてましたね。
何度聴いても大サビからのくだりがいとおしいです。
ピックアップ:アンコール
最初に登場するキャラはその日の担当MC。その後全員集合。
『群青賛歌』は来るかな、と思ってましたがバーチャル・シンガー6人で披露するのはちょいと予想外でした。
コネクトライブでも披露された『Blessing』が最有力候補でしたから。
きっちりと身長差も身体能力も考慮されて6人向けにモーションも新規に起こされてる凝りよう。
一方、『Journey』に関してはまあ予測できているのでこれといって言えることはないという。
強いていうなら、ラストに歌うノリの曲ではないのよ、コレ。トップバッターのほうが合いそうなのよ。
全体を通して
個人的には、『1st Link』の流れを順当にパワーアップさせた内容であり、満足できるラインナップでした。
じわじわとイベント曲へ参加するバーチャル・シンガーも増え、レパートリーを増やせたが故のセトリでしょう。
ユニットは5人パフォーマンスに縛ったことで出番の偏りとミク以外のバチャシンの出番もだいぶ増えました。(レオニは5人歌唱でなかったりはした)
もちろん、ペア歌唱が特に多いニーゴやビビバスにある意味不憫感がなかったわけでもないですが…
こればっかりは仕方がないようにも思われます。実装曲はただひたすら増えていくばかりですもん。コネクトライブでこの辺は回収していくのかね?
また、ほとんどの曲が2017年以降にオリジナルが発表されたものであり、ターゲティングが進んだ印象もあります。
なにより、クリプトン直系ライブである『感謝祭』『ミクパ』『マジミラ』では絶対できない楽曲群。これはプロセカならではだなぁと思わされます。
提供クリエイターもかなりばらける様になってました。重複ありはEve氏とDECO*27氏。後者はメインパートで被ってるのがもう…マジミラ含め選曲控えてもろて…
昨年に引き続き、MCも含めてバッチリライブらしい流れが作られていてこの点は非常に良かった。
テンションの持っていき方に関してはセカイを巡る都合で持ってる雰囲気もそれによるテンションもコロコロ変わる羽目になるのはなかなか難しいとこです。
今後もこんな感じでやっていってもらえたら行こうと思えます。
以上、今回も私の感情を封じ込めさせていただきました。それでは。
…会場別でセトリ変わらないよね?今後も日替わりとか…ないですよね!?
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