地球(せかい)の終焉(おわり)に
~天の邪鬼とガルーダ~
あれから〇千万年後、とうとう人類の血は途絶え、地球は氷河期となり、海の水さえもほぼ全て凍り付き、全てが流氷の海と化していた。更に○億年後には、他のありとあらゆる屈強な生物さえも生活出来なくなり、ついに絶滅を迎えて、世界の終りが近付こうとしていた頃の事。
全ての神も仏もこの世からは完全に姿を消しており、異次元で眠りに付くようになっていた。もう自然を自然とは呼べない無秩序の地となっていた。
しかし、まだ残る者はあった。そいつは、「天(あま)の邪(じゃ)鬼(く)」と言う名の鬼だ