【備忘録】中国物価上昇7年ぶり+豚肉高騰
"【北京=原田逸策】中国国家統計局が10日発表した2019年11月の消費者物価指数(CPI)は前年同月より4.5%上昇した。上昇率が4%を超えたのは2012年1月以来、7年10カ月ぶりとなる。アフリカ豚コレラ(ASF)のまん延による豚肉の高騰が原因だ。
CPIの上昇幅は10月(3.8%)から拡大した.1〜11月の平均で2.8%上昇した.政府は19年通年のCPI上昇率を3%としており,近づいている.前月ヒデ0.4%上昇し,上昇幅は10月から縮小した.
原因は豚肉だ.11月は前年同月比110%上昇した.豚肉だけでCPIを2.64%ポイント押し上げた.豚肉の代替需要が高まった牛肉や羊肉も1〜2割値上がりし,CPIを押し上げた.----日経新聞"
要点
中国の物価が上昇傾向にある
理由:豚に感染する病気が流行っている.他にもお肉を食べる祭りの時期と重なるなどの理由がある.
・アフリカ豚コレラってなにさ
"ASF(アフリカ豚コレラ)は、ASFウイルスが豚やいのししに感染する伝染病であり、発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病です。
本病は、ダニが媒介することや、感染畜等との直接的な接触により感染が拡大します。
本病に有効なワクチンや治療法はなく、 発生した場合の畜産業界への影響が甚大であることから、我が国の家畜伝染病予防法において「家畜伝染病」に指定され、患畜・疑似患畜の速やかな届出とと殺が義務付けられています。
我が国は、これまで本病の発生が確認されておらず、本病の清浄国ですが、アフリカでは常在的に、ロシア及びアジアでも発生が確認されているため、今後とも、海外からの侵入に対する警戒を怠ることなく、本病の発生予防に努めることが重要です" ---- 農林水産省 ASF(アフリカ豚コレラ)について)
・アフリカ豚コレラ 予防的殺処分 迅速に 議員立法も視野 通常国会で先行改正
"アフリカ豚コレラは伝染力や致死率が高いが、有効なワクチンが存在しない。
このため政府・与党はこの通常国会で家伝法を改正し、一定地域内で、感染していない家畜も含めて殺処分する「予防的殺処分」の対象にする方針を固めている。現行法では、口蹄疫だけがその対象だ。" ----日本農業新聞
色々記述されていたので,まとめると・・・・
ASF(アフリカ豚コレラ)とはASFウイルスが豚やいのししに感染する伝染病であり、発熱や全身の出血性病変を特徴とする致死率の高い伝染病.
アフリカ豚コレラは伝染力や致死率が高いが、有効なワクチンがまだ存在しない。
2005年以降、世界で59の国と地域で発生が確認されている(11月10日現在、農水省調べ)。国際獣疫事務局(OIE)の報告によると、発生件数は飼養豚と野生のイノシシを合わせ、少なくとも3万件を超える。
アジアでは18年8月に中国で感染が確認されて以来、11の国と地域に拡大した。OIEには12月8日時点で、豚の飼養施設と野生イノシシの発生を合わせて約6500件の報告があった。
日本では、飛行機で来日した外国人が持ち込もうとした肉製品から、ウイルスの遺伝子が検出された例はこの1年間で80件を超え、水際での警戒が強まっている。
スーパーで安い細切れのお肉が食べられなくなるのはちょっといやかも・・・・.
ちなみに以前豚コレラについて記事を書いていた.
(備忘録とか書いてたのにすっかり忘れてた・・・).人への感染を心配していたけれど,どうも,まだ人には感染しないようだ.それにしても,三万引きに感染しているだなんて,すごいな.現在三万匹が感染していて,存命中なのか,それともみんな死んでしまったのか.
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