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Staywayがリモートワークを続ける理由と人事評価。 実際のメリット・デメリット
今回の記事は社員Uと社長への取材に基づいてお送りします。
コロナ禍を経て、最近は、米テスラ社やLINEヤフー社など、リモートワークを廃止する企業も増えています。
一方、Staywayは創業時からリモートワークを推奨しており、これからも続ける予定です。
【参考】弊社Staywayのリモートワーク概要 (↓)
対象:全社員
時期:2017年〜現在
概要:オフィスへの出社は月2〜4回(出社頻度は所属オフィスにより異なる)のハイブリッド。リモートワーク時の勤務場所は自宅やサテライトオフィスなど。毎日9:30〜10:00の社内オンラインミーティングで各自の1日のタスク・進捗状況・相談事項を共有
今回の記事では、実際に社員が感じるリモートワークのメリット・デメリットと会社がリモートワークを続ける理由について、社員Uと社長への取材から掘り下げました。
リモートワークを内側から知る機会になると思うので、ぜひ読んでみてください!
【社員視点】リモートワークのメリット・デメリット
まずは、弊社でカスタマーサクセスを担当している社員Uさんに、リモートワークのメリット・デメリットを聞いてみました。
Uさんは、月2回の出社とお客様訪問以外は大阪の自宅で仕事をしています。
〈以下 Uさん談〉
【メリット】環境を最適化できる
勤めていた頃は、オフィスの蛍光灯の明るさが苦手で頭が痛くなることがあったのですが、今は自分で明るさを調整できます。ライトやモニターなどの備品は、一緒に暮らしているパートナーがもともとリモートワークをしていて家に一通り揃っていたのですが、椅子は作業しやすいものを新たに買いました。
【メリット】 朝の身支度と出勤時間が短縮
Staywayは毎朝9:30からミーティングがあります。私は8:00から働く日もあれば9:30のミーティングからスタートする日もあります。起床時間の目標は7:30ですが、8:00〜8:30に起きることも。着替えや化粧など身支度にかかる時間は、外に出る日と比べて30分ぐらい短縮になっています。また、個人的なことですが、毎日出勤していた時は洗濯物を干す時間がなく諦めて家を出ることも多かったので、今はそれができるのも嬉しいです。
【メリット】家族と一緒に昼食をとれる
前述の通りパートナーも家で働いているので、お昼休憩の時間を合わせて一緒に食事をできるのはいい点だと思います。
【デメリット】コミュニケーション不足
これは実際にリモートワークをしてみて初めて気づいたことなのですが、私はけっこう、仕事中に誰かに話しかけられたり、雑談するのが好きなんです。だから寂しさを感じることもあります。もちろん、忙しい時に話しかけられなかったり、固定電話を取らないといけないということはないので、良い面もありますが。
対策:Slackでメッセージをやりとりするだけではなくて、上司や同僚に「今、話せますか?」とSlackのハドルミーティングやZoomを繋いで話す時間をもらったりしてます。その際、基本は業務について話すのですが、その前後でちょっと雑談することもあります。
【デメリット】繁忙時は仕事の終わりがない
通勤していれば、時間が遅くなると「そろそろ帰ろうかな」と仕事を切り上げやすいのですが、家で働いていると帰宅の必要がないので、極端に言えば寝る直前まで働くこともできてしまいます。
対策:オンオフの切り替えをしやすい作業スペースはどこなのか、ときどき場所を変えながら探っています。1年間で3回ほど移動してみて、ベッドルームに近いと心理的に良くないことが分かったので、今は生活スペースと完全に分けた部屋で仕事しています。
【デメリット】運動不足
iPhoneのヘルスケアアプリを使っているのですが、リモートワークになってから「1日の平均歩数が2000歩下がりました」という表示が出たんですよ。体重が増えたこともあり、実は今まで通勤がいい運動になっていたんだなと気づきました。
対策:夜に散歩するように心がけています。それでもまだ歩数は前と比べて低いですが…。
〈Uさん談 終了〉
人それぞれの部分もあると思いますが、Uさんの話から、メリットだけではなくデメリットもあることが分かりました。
コロナ禍を経て、最近では、リモートワークは「効率的でなく生産性が低い」「評価や管理が難しい」「同じ場所で働くことによる化学変化や偶然の産物が生まれにくい」などの意見も耳にします。
では、そんな中で、なぜStaywayはリモートワークを続けているのでしょうか?
社長にも聞いてみました。
【社長視点】Staywayがリモートワークを続ける理由
Staywayがリモートワークを続けている理由は3つあります。
1. パフォーマンスの向上
■ 移動時間の短縮
通勤が片道1時間だとしたら往復2時間を短縮し、そのぶん仕事ができます。もちろんリアルに対面して話したほうがいいケースもありますが、そうではない場合はわざわざ移動することもないと思います。オンラインとオフラインを臨機応変に使い分けているという感じですね。
■ 環境の最適化
Uさんの話にもありましたが、自宅のほうがデスクトップ周りの働く環境を自分に最適化しやすいです。例えば僕はモニターを使って3画面で仕事をしていますが、みんなが同じ空間でそれぞれに快適な環境を作ろうとするよりも、それぞれ違う場所で行ったほうが手間が少ないと思います。
2. リモートワーク環境でも適正な人事評価が可能
■ 成果主義の人事評価
よく、どうやって人事評価をしているのですか? と聞かれるのですが、Staywayでは、定量的評価をベースに成果主義で人事評価を行っています。単なる勤務時間の長さではなく、実際の成果を可視化し、リモートワーク環境でも適正な評価ができる仕組みです。発生した売上を基に賞与として還元しているので、リモートワークでありながら年収3,000万円を超える社員もいます。
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■ 業務内容が成果で測りやすい
上記の人事評価は、すべての会社、すべての業務に適用できるわけではないと思います。弊社の業務内容はもともと成果で測りやすいものが多いため、リモートワーク環境でも評価・管理しやすいのです。
3. すでに仕事の経験を積んだ人に適した働き方を提供し、優秀な人を集める
会社は、人脈を作ったり周囲との繋がりを持ったり経験を培うことができるコミュニティでもあります。とくに新卒や20代の方にとっては、出社することで得られるメリットが数多くあると思います。
ただ、ある程度社会人経験を積み、仕事の要領、成果の出し方、時間の使い方が分かっていて、さらに家族のことなどプライベートでもやることが増えてきたという方にとっては、リモートワークが適度に組み合わされていることで働きやすくなると思います。実際にStaywayにはそういう人が多いです。リモートワークを推奨しているからこそ、会社に優秀な人がリテンションしているのだと思います。
まとめ
Staywayは、移動時間の短縮や環境の最適化によるパフォーマンスの向上のためにリモートワークを取り入れています。
実際に働く社員はメリット・デメリットをそれぞれ感じているようですが、全体的には、すでに経験を積み仕事の要領を掴んでいる、かつ家族のことなどプライベートでもやることが増えてきた人にとっては、働きやすい環境だと思います。
リモートワークの生産性が疑問視されていたり、評価や管理の難しさが課題に挙げられることもありますが、仕事を適正に評価できる仕組みがあればメリットのほうが大きいと現状は考えています。
弊社のリモートワークは、あくまで数ある実例のひとつでしかありませんが、この記事がリモートワークのイメージを一段深めるきっかけになれば嬉しいです!
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