【再掲】頑張りすぎて苦しい貴方へ、癌を乗り越えた私が思うこと。
※卵巣癌の再発以前、2020年11月11日に投稿した内容です。
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今のところ病気の再発なく、
筋肉もだいぶついてきたと思います。
けれども病気をする以前とまったく同じにはゆかないことを、
日常のなかで実感しています。
いつか元の自分に戻る、今は仮の期間、
という謎の自信を握りしめていることに気づきました。
お腹を切って、臓器を取り除いたのだから、
以前とまったく同じように回復するって、
たぶんもう無いよな~って、
そう認めることができたら、
気楽になることができました。
病気だけでなく加齢もどんどん進んでいることですし。
そもそも、自分にとって無理のあるペース配分をしてきたから、
ある日、動けなくなったとも考えられます。
病気が治ったから、さあ、また以前のペースに戻しましょうって、
やっていたら、また病気になるかも知れない。
ささいなことですが、食後はすぐにお皿を洗ってしまうのが、
わたしにとって正しいことでした。
でも、最近、食後すぐに動くことができなくて、
そのことに対して、わたしは出来ていない!
って、怒っていました。
でも、少し休んでからやればいいし、今夜できなかったら、
あしたやればいいのでは? と、思うことができるようになれそうです。
タイムリミットをゆるゆるにしてあげて、
動く速度もゆっくりにしてあげることで、
もう少し楽に生活できるようになるかも知れません。
真面目な人は、自分にたくさんのルールを課しながら、
一生懸命こなしているのではないかと思いますが、
誰かと連携している、期日のある仕事以外は、
ゆっくりやればいいし、責任のある仕事でも、
ときにはヘルプを出したりギブアップしていいと思います。
手を抜くことに慣れていない人は、
こわくてなかなかできないと思いますけど、
本当に大丈夫ですから。
わたしが辞めたら困るはずの介護現場にも、
辞表を出したら、即ひとり入社してきました。
組織も、あなたを本当にあてにできないとわかった途端、
しかるべき対処をしますから、
自分の心と体の健康を、いちばん優先してもいいですよ。
それが、あなたにしかできない仕事です。
わたしは、ゆっくり生きることに決めました。
あなたもご一緒に、いかがですか。