《PIST6》2024年9月 第3戦 結果と感想
はい!今回は、先日行われたPIST6の9月第3戦について振り返っていきます!
まず始めに「 PIST6 」とは…
●TIPSTAR DOME CHIBAで開催される競輪種目の一つです。
一般的にイメージされる競輪とは違い、国際規格の競技場と国際ルールの「 ケイリン 」に沿った1周250mの屋内の木製バンクを使用して行うレースです。
※ちなみにカタカナ表記の「 ケイリン 」は、柔道に次ぐ日本生まれの五輪種目です!
●毎月4戦開催されています。
DAY開催として6レース、NIGHT開催として6レースで1日12レース行われ、それが2日間あるので、1戦あたり合計24レースも楽しむことができます👍
※ちなみに選手は1人4レース走ることになるためかなりハードです💦
●オリンピックの競技に近しいレースが見れて、しかも賭けることができて、選手の登場演出やインタビューなどエンタメ要素も多々あって、たくさん楽しめるイベントとなっています✨
↓それでは、今節の振り返りをしていきます!
{出場選手}
黒瀬浩太郎、荒川仁、安倍大成、梶原海斗、伊藤信、畝木聖、原田亮太、鈴木陸来、田川翔琉、塩崎隼秀、長尾拳太、小林史也、藤岡隆治、鈴木伸之、小嶋敬二、伊勢崎彰大、中野真吾、谷口力也、菅田和宏、長松空吾、布居大地、吉田晏生、池邉聖、吉田裕全、赤星俊光、出口謙一郎、河上陽一、保科圭太、野中祐志、原田礼、阿部宏之、佐野梅一、勝部貴博、三澤勝成、喜納隆志、飯島淳
9/18(水)
[DAY開催]
1R 1次予選
大方の予想通り、菅田和宏が積極的に前をとり、原田亮太がその上をさらに先行する展開。原田亮太の粘り強い逃げの走りに畝木聖以外の選手は差すことができませんでした。
※菅田和宏は毎回積極的に前を取りに行くのでレースが面白くなります👍
1着:畝木聖
2着:原田亮太
3着:菅田和宏
2R 1次予選
残り1.5周からのスパートは、PIST6における伊藤信のよく見られるの戦い方ですが、流石に強かったですね。きちんとマークできていた佐野梅一、脚を溜めて捲りにかかった鈴木陸来の加速も素晴らしかったです☺️
1着:伊藤信
2着:佐野梅一
3着:鈴木陸来
3R 1次予選
自力で走力のある若手選手が揃ったレースで、先頭を守り切る逃げを魅せてくれた梶原海斗。地元選手の伊勢崎彰大が番手に付けなかったのは惜しかったと共に、付けさせなかった田川翔琉はお見事です。
1着:梶原海斗
2着:田川翔琉
3着:布居大地
4R 1次予選
吉田晏生は良いペースで踏み続けましたね〜。安倍大成が捲れたのは予想通りではありましたが、小嶋敬二と塩崎隼秀の猛攻に耐えたのは評価されるべきレースでした💯
※実は、吉田晏生はかなり体格に恵まれているんですよね💪身長:191cm 体重:90.4kg
1着:安倍大成
2着:吉田晏生
3着:小嶋敬二
5R 1次予選
徐々に先頭に上がっていった池邉聖に追走して絶好の形で捲りに行った荒川仁の圧勝。
その加速を受け取りつつ2着に入る出口謙一郎も実力のある若手選手だなと思いました🤔
長尾拳太や鈴木伸之などの準決勝常連選手がいる中、3着に入った池邉聖の仕掛けタイミングは上手かったと思います💯
1着:荒川仁
2着:出口謙一郎
3着:池邉聖
6R 1次予選
気づけば黒瀬浩太郎の後ろを取っている藤岡隆治。さらに、長い距離外並走したにも関わらず、小林史也との2着争いに競り勝つ自力を持ち合わせているレースの上手い選手です😍
黒瀬浩太郎は力が違いましたね。今節では頭抜けているのが分かる走りでした😶🌫️
1着:黒瀬浩太郎
2着:藤岡隆治
3着:小林史也
[NIGHT開催]
7R 2次予選
外をまわされたとは言え、思っていた以上に畝木聖が伸びなかった印象です。先に仕掛けて先頭争いをしていた選手が着内に残る形になりました。
3連単が36,700円と出ていましたね。荒れました😯
1着:塩崎隼秀
2着:布居大地
3着:長尾拳太
8R 2次予選
今回も残り1.5周から仕掛けた伊藤信ですが、先行していた小嶋敬二の逃げが良くて、最後の直線まで抜けずにいましたが差し切りました👏
その2人にそれぞれマークしていた田川翔琉と鈴木伸之が最後に小嶋敬二を差す結果にはなりましたが、54歳の元S級S班小嶋敬二の走りは天晴れでした💯
1着:伊藤信
2着:鈴木伸之
3着:田川翔琉
9R 2次予選
梶原海斗は流石。池邉聖は上手くマークした。
このレースで一番感動したのは、吉田晏生が早い段階から踏んでいるのに3着に残ったこと。今節での調子の良さが伺えます☺️
1着:梶原海斗
2着:池邉聖
3着:吉田晏生
10R 2次予選
安倍大成の仕掛けタイミングの良さに、加速し始めからトップスピードに到達するまでが早いから誰も追いつけず🥹
出口謙一郎はTTの割に毎回自力のあるレースをするので予想が難しいですね😅
121期と123期の若手3人が着内に入るレースとなりました🎉
1着:安倍大成
2着:出口謙一郎
3着:長松空吾
11R 2次予選
またレース展開が荒川仁の味方をした。菅田和宏の先行に番手でつき、残り0.5周から仕掛ける最高の形。そこに追走した藤岡隆治も良い加速を魅せてくれました。とても堅い結果となりました👍
1着:荒川仁
2着:藤岡隆治
3着:菅田和宏
12R 2次予選
喜納隆志の積極性はいつも見ていて楽しいのですが、走力が追いついていない感じがして惜しいです。これである程度の粘りを魅せてくれたらカッコイイのですが…🥺
やはり実力が抜けている黒瀬浩太郎の圧巻の走り。ワープをしてマークをした伊勢崎彰大の匠さ。離されはしましたが、確実に黒瀬のスピードをもらって2着に入りましたね。作戦勝ち💯
1着:黒瀬浩太郎
2着:伊勢崎彰大
3着:原田亮太
〜1日目終了〜
9/19(木)
[DAY開催]
1R 順位戦
仕掛けが遅かった…
ほぼ開始そのままの順番で本加速し始めたので、完全に前にいる選手が有利になりました。
また、万車券が出ましたね🫣
1着:長松空吾
2着:三澤勝成
3着:野中祐志
2R 順位戦
最初から先行していた小嶋敬二ですが、番手にずっとついていた吉田裕全も自力がある選手なので最後差されてしまいました😭
それでも非常にパワフルな真っ向勝負な走りで格好良かったです👍
1着:吉田裕全
2着:小嶋敬二
3着:佐野梅一
3R 順位戦
このメンバーでは実績が頭1つ抜けている長尾拳太は、谷口力也の積極的な仕掛けも難なく捲りゴールしました。その捲りに上手くついて行った2人も谷口を差しました。
1着:長尾拳太
2着:河上陽一
3着:中野真吾
4R 準決勝
まず、原田亮太が最後方から仕掛けますが、簡単には出させなかった先頭の畝木聖。残り2.5周から既に全体がかなりのスピードになっていました。
残り1.3周辺りから全員が本踏みし始め、3車並走になるも、先頭に躍り出たのは畝木聖。梶原海斗は外を走る形となりかなり消耗しましたね。
さらにここで、安倍大成の神技炸裂。大外並走にされずに内に一旦入り、再度捲りに外を走る美しい走りを魅せてくれました🥰
1着:安倍大成
2着:畝木聖
3着:吉田晏生
5R 準決勝
全員の仕掛けが遅く、1走スタートの荒川仁が実力のある早いペースで終始先頭を駆け抜けました。
番手にずっといた伊藤信にとっては絶好のレース展開で見事差し切りました👏
1着:伊藤信
2着:荒川仁
3着:菅田和宏
6R 準決勝
ペダルオン早々、小林史也が少し膨らんだところの内を突き黒瀬浩太郎のマークに付く藤岡隆治。しかし、残り2周で黒瀬の加速に離されてしまい、2着争い集団の外並走を、残り1周ですることになり厳しくなりました🥺
良い位置で走っていた順にそのままゴール。黒瀬の圧勝には違いありませんでした🙂
1着:黒瀬浩太郎
2着:塩崎隼秀
3着:布居大地
[NIGHT開催]
7R 順位決定戦
鈴木陸来の残り1.5周からの加速に追走する谷口力也が最後差し切るレース。
そこについていた中野真吾も差しそうでしたが、鈴木陸来がなんとか残しました💪
シンプルに3人の自力が表れた結果となりました。
1着:谷口力也
2着:鈴木陸来
3着:中野真吾
8R 順位決定戦
このように実力が拮抗しているレースは、いかに先頭の方を走っているかが重要で、選手の仕掛けが甘い場合は、ほぼスタートの順番が着順になります。
何はともあれ勝部貴博さんPIST6初参戦の初勝利おめでとうございます🎉
1着:勝部貴博
2着:保科圭太
3着:飯島淳
9R 順位決定戦
小嶋敬二が最初の周を様子見て抑えた結果、力強い逃げの走りに繋がりました。本人曰く、作戦勝ちとのことで実に良いレースでした。インタビューの感じだと、今節4レース目にして1着を取れてホッとした様子でしたね☺️
1着:小嶋敬二
2着:長尾拳太
3着:三澤勝成
10R 順位決定戦
原田亮太、伊勢崎彰大の千葉勢以外が先に激しくやり合う展開で、序盤からトップスピードになっていました。
脚を溜めて残り1.8周から徐々に追い上げる原田亮太。そしてビタ付きのマークをする伊勢崎彰大。しかし、藤岡隆治の脅威の粘りが最後まで原田亮太を外並走にさせ消耗させ、伊勢崎彰大が差す余地を与えました。
実力が勝っていても、このように展開次第では勝てなくなってしまうのがレースです🧐
地元千葉県勢のワンツーfinish決まりました👏
1着:伊勢崎彰大
2着:原田亮太
3着:藤岡隆治
11R 順位決定戦
このレースも梶原海斗以外が先に激しくやり合う展開になりました。やり合う中でも脚を溜めて仕掛けのタイミングが上手かった出口謙一郎と吉田晏生が抜き出ました。
梶原は捲れそうでしたが、仕掛けが遅かったように思います。距離が足らなかったです🥺
1着:出口謙一郎
2着:吉田晏生
3着:梶原海斗
12R 決勝
1周は様子を見合った6人。
今節メンバーで実力が頭一つ抜けている黒瀬浩太郎がどこから仕掛けるのか注目でしたが、思い切って残り2周から大逃げの加速をしました。
そのえげつないスピードの加速にさほど車間を空けさせることの無く追走する伊藤信。
1走スタートで良い位置で本加速に入れた畝木聖。
黒瀬の優勝が堅いのは分かっていましたが、伊藤が1/2車輪まで差しかけるとは予想していませんでした。ちなみに伊藤は最後の周の時速70kmを超えています😳😳
☆河端朋之、堀江省吾、佐藤幸治辺りの選手なら差せていたかもしれませんが、黒瀬はやはり速いですね。
1着:黒瀬浩太郎
2着:伊藤信
3着:畝木聖
【結果】
✨✨✨優勝:黒瀬浩太郎✨✨✨
✨✨準優勝:伊藤信✨✨
✨第3位:畝木聖✨
感想
黒瀬浩太郎は123期で24歳と若く、まだ現行競輪ではA級2班の位置づけにはいますが、スプリント力はS級1班にいておかしくないと思っています。将来が楽しみです☺️
それとPIST6は、40代でも50代でも60代でも、若い世代に競り勝つ選手が沢山いて、見ていると勇気づけられますね💪
以上、ありがとうございました🙇
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