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【大手製造事務】リモートワーク不可業種のコロナ対策

マズイことになった。

アナログ業務が多すぎてリモートワーク不可な私の職場。

狭い事務所で最大20名ほどがオフィスワークをしている。

対策として先週よりマスクが必須となった。

私は人口密度が限りなく低い田舎暮らしであり今までインフルエンザに罹った経験もないことからこれまでマスクをする習慣がなかった。

・息苦しい

夕方ともなると酸欠状態を感じつつ命令としてのマスク着用を断るわけにもいかず中国の支社から大量に送られてきたマスクを毎日つけて業務を続けた。

この時点では県内感染者は一桁だった。

それが先週末にはとある企業でのクラスターで一気に数十名に増えた。

皆が危機を感じ出す。

様々な業務の変更が必要なことからリモートワークの導入は見送られたのだが何か対策が必要だということで今週から取られた措置は。

コンビニなどに導入されたという透明の間仕切りを事務所内に張り巡らせるというもの。

コンビニと違い各々が立って動き回る事務所で間仕切り有効?という疑問はともかくお手軽な対策として昨日より透明間仕切りの事務所で仕事をしている。

・酔う

PCから目を逸らすと辺り一面が歪んだ世界。

同僚の顔もカレンダーの文字も揺れる。

直視できない。

数年前の思い出したくもない記憶がよみがえる。

メニエール病の初期症状。あれに酷似しているのだ。

あの時は原因が完全に排除出来るものだったので大事には至らなかったのだが今回は排除できない。

私一人が酔うからという理由で透明間仕切りを撤去は出来ない。

私の業務は要所要所で同僚とコンタクトを取りながら同じシステムを使用して進めていく必要があり斜め向かいの同僚とまずアイコンタクトを取り次に単語で業務進行を確認して仕事を進めていた。

同僚と目が合うまで間仕切り越しにアイコンタクトを送れない。

しょうがないので視線をPCに合わせたまま同僚と目を合わさずに単語を発したが作業に夢中な同僚には届かなかった。

3度目結構声を張って単語を発したところでやっと同僚に届いた。

非効率的で精神的に疲弊するのでメールを飛ばす。

向かい合わせに座っているのにメールでのやり取り。

上司に相談したところスカイプのチャットを提案された。

なるほど。チャットならメールより簡単だ。

使ったことのなかったオフィスPCのスカイプにログインすると大量のログイン者が見えた。

メールソフトと連動しているので大勢のCCが入ったメールには各自のログイン状態が色付きのアイコンで示されている。

あぁもう少し都市部の自社工場では皆すでにこのやり方しているんだな。

営業や企画などリモートワークに突入している社員のログイン状況も分かる。

これは効率的でいいかもしれない。

リモートワークの人は常時スカイプを起動させるというルールになっているのだがアイコンに色が付いていない=スカイプ起動していない人も結構いる。

起動していない人は自宅で何をしているのだろう。

知らなかった方がよかった事実に若干の不公平さを感じつつ昨日は業務を終えた。


私は普段あまりニュースを見ないので世の中の細かい情勢に疎い。

同僚の話によるとドアノブやタッチパネルでも感染するとのこと。

事務所のドアは不特定多数の人が開閉する。

私たち内部で働く従業員はもちろん外部から来た納入業者や郵便局員や内部他部署の人間など一日の延べ人数は100人以上になるだろう。

ドアノブ汚染されてない?

事務所の複合機は私たち事務所内の人間はもちろん現場の人がコピーを取りに来たりもするので結構な人数が操作している。

複合機のボタン汚染されてない?

社食に入り入口の手洗い場で念入りに手を洗い消毒液を吹きかけてから目当ての列に並びタッチパネルで自身のメニューを選びカードで精算する。

カードのチャージ機は食堂内にあるため手を洗ってから現金チャージを済ませて並ぶ人も多い。

人気のあるメニューに並んでいる人はスマホ操作したりして順番を待っている。

食堂のタッチパネル汚染されてない?


どの職場でも排除しきれない感染源があり私たちは常にクラスターに怯えながら日々業務を遂行している。

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金色
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