【癌手術】とにかく無事終了
妹の手術が終わった。
一昨日は不安からか一日中LINEが鳴りっぱなしだった。
看護士に対する不満だとか執刀医をはじめ担当の先生方の印象だとか今から何の検査があるだとか手術前ってこんなにも色んなことがあるのだと手術をしたことがない私には想像しただけで恐怖の世界だった。
今回の妹の手術には沢山の医師がついてくれた。
以下全て妹のLINEから得た情報を元に私が推測した域なのだが。
指導医
直接執刀するわけではないが患者の症例に合わせて助言や見解を執刀医に与えているポジションにあるものと思われる。
執刀医
以前も書いたが20代ではなかろうかというピチピチの女医。早口でテキパキした人。
担当医(数人)
この人たちの役割が何なのかは不明だが複数人がポジションについている。
他科スタンバイ医
隣り合う臓器に万が一のことがあった時対応出来るようにそれぞれの臓器の専門医たちが控えている。麻酔科もここに含まれる。
昨日朝。
まだ5時半にならないうちからLINEが鳴った。
このLINEは母と私と妹の3人グループLINEだ。
起床を告げる妹の報告だった。
すかさず母が返信していた。
私も愛犬の画像と共に「応援してます」メッセージを返信した。
その後私はすぐ出勤するための身支度に入った。
7時50分には手術室へ移動するというのでそれまでに自身の支度を終えて妹を見送ってやろうと考えたからだ。
7時前にLINEを確認すると。
「皆もう起きてるんや!今からグループ電話かけるし取ってね」
そして妹と母がグループ電話で10分ほど話した形跡。
「お姉ちゃん。残念」の締め括りの文字。
まさかこのことで私が一生後悔するようなことにならないよね!?
こういう失態をしてしまうといつも私は一生後悔することになったらどうしようと不安に駆られる。
ここからは一生懸命自身の現在の行動をLINEに送信しながらたびたび目を光らせた。
「髪を乾かしてくるね」
「洗濯物を干してくるね」
そして7時半には私の準備が整った。
さぁ!妹を送り出してあげよう。もしかしたら最後に短いLINE電話出来るかな。
しかし妹はその時間術前の色んなあれこれで忙しかったようだ。
携帯を前にした私のスタンバイも虚しく妹からLINEが届くことなく聞いていた手術室移動の時間が来てしまった。
どうかどうか。手術成功しますように。出来るだけいい形で成功しますように。
それだけを祈りながら私はいつものように出勤した。
妹の話だと最長で手術終了は17時になるらしかった。
時間の長さが手術の重さを物語る。
16時半ごろ母から手術が終了したとのLINEが入っていた。
私の就業は17時半までなので終わり次第電話すると返信した。
業務が終わり帰路につく車中で信号待ちをしている時母に電話をかけた。
スピーカーにして手に取らなくても会話出来るように。
何度か呼び出し音を鳴らしたが母は出なかった。
もしかしたら妹がもう麻酔から目覚めて二人で話しているのかも?
それからしばらくして母から着信があった。
私が電話をかけた時は咳が止まらなくて取ることが出来なかったらしい。
妹も心配だが母の病状も心配だ。
母は肺系統疾患で最近あまり具合がよくないのだ。
手術は無事成功し妹が危惧していた最悪の事態は免れたこと、しかし癌がどうやら単発ではないらしいことが妹の彼氏によって母に報告されたようだ。
この時点で医師→彼氏→母→私の伝達ゲームになっているので詳しいことはほとんど分からなかった。
なにしろ彼氏も母もそして私も癌に対する知識はほとんど持ち合わせていないのだから。
とにかく妹が危惧していた最悪の事態にならなかったことだけを素直に喜んだ。
もしなった場合を考えてnoteでは詳しく記述しなかったが危惧していた最悪の事態とは「ストマ」だ。
私にはネットで聞きかじった知識しかないし実際に「ストマ」で暮らしておられる方々も読まれる可能性があることから具体的には記さずにおくが日々の生活にかなり影響があり制限も多くなる。
そうなった時のことなど私には想像もつかないし慰める言葉も見つからないしそれでも前向きに明るく暮らしておられる方の体験談を妹に私から話しても響くことなど何もないであろう。
本日あるいは明日になるかもしれないが少し回復した妹が送ってくるLINEには出来るだけ短時間で誠実に返信してあげることしか今の私に出来ることはないのだなと覚悟しつつ本日も私は仕事に向かうべくこれから支度をする。
いつも読んでくださってありがとうございます。
昨日気を張っていたせいか本日は寝坊してゲーム出来ませんでした。