意外と古本屋は忙しい(査定で)
こんばんは。シビレル古本屋(仮)でございます。
本日から3連休ということで、売上の方が少し期待できるかなぁと思ってたんですが、3日連続で東京都は「コロナ感染者が500人を超えた」ということもあり、客足は伸びずと言う感じでした。
お客さんが20人で9160円の売上ですので、客単価が低いですね。1000円くらいの単行本が売れれば全然違うんですが、売れたのは100円とか60円の本ばかりだったので…まぁ仕方ないかなっていう感じです。
話しは変わり、昨日の初めてのNOTE投稿のアクセスを調べてみたんですけど、当たり前ですけど全然誰も見てないんですよね。
だから、毎日時事ネタ的な話をしても、いつ誰が見てくれるかもわからないので、3年後に読んでもらってもいいような、ちょっと面白なーと思ってもらえそうな話をしてみたいと思います。
今日は古本屋は意外と忙しいって話をします。
実はですね、うちのお客さんの中にテレビのクイズ番組に出てる人がいるんですけど、先日その人に言われたんですよ。
「古本屋さんは本読み放題でいいですよねー」
いやいや、それば大きな間違いですよ!
実はですね、古本屋ってね、本に囲まれていて本読み放題で素晴らしい環境に見えるかと思いますが、実は忙しくて本を読む時間がないんですよ。
何が忙しいかって言うとですね、具体的には以下の3つです。
1、査定(買取)
2、値付け(出品)
3、梱包(ネット)
今日は最初の査定についてちょっと話してみたいと思います。
査定は忙しい
実はウチの古本屋はちゃんとした古本屋ではなくて、どちらかと言うと新古書店と言われるタイプになるんですね。
なので、店主が本を見ただけで「これはいくらだ!」と決めるんではなくて、お客さんが持ってきてくださった本のバーコードをピット読ませて、インターネットの中にあるデータと照らし合わせて、一つ一つの商品の買取価格を決めています。結構同じシステムのお店って多いんじゃないかなーと僕は思います。
この買取査定方法はお店ごとに違うと思うんですけど、ウチは色々試した結果、ネットのデータと比較して決める方法に辿り着きました。だからブックオフなどの大手さんよりは高く買取はできると思います。そうやって高値で買取をして、いい本を売ってくれるお客さんを集める作戦を立てています。
でも、これが結構めんどくさいんですよ。
例えば今のブックオフであれば、バーコードをピッって読ませると、買取価格が表示されるシステムです。また、昔のブックオフは、きれいであれば100円買取。汚れていれば10円買取とか非常に簡単なシステムでした。だからバイトでも査定ができるっていうのがウリでしたね。
ちょっと話が入り組んでしまいましたが、昔風の古本屋であれば店主が即断即決で買取価格を決めます。でも、ウチは僕がそれほど知識があるわけではないので、すべてインターネットに頼っています。だから遅い。
また、またブックオフのような大手チェーン店であればピットやって買取価格がすぐ表示されるシステムを構築しています。実は個人店向けに、このような買取査定システムを提供している会社はあるのですが、ウチは売上も少ないし、お金があまりないので契約しておりません(汗)
と言うわけでですね、本を1点1点調べていると、査定に時間がかかってしまうんです。
でもですね、このウチの無料のシステムにも、1ついいところがあるんです。一つ一つの本を調べながら査定しているので、査定中にその本の人気や評価がわかるんです。だから買取が終わったら、面白そうな本は真っ先に読みます。そうなるとますます仕事が終わらないんですけど(笑)
と言うわけで、今日は古本屋は意外と本を読む時間がない。そしてその理由の1つは、査定に時間がかかるからだと言う話をさせて頂きました。明日は値付けの話をしたいと思います。
お読みいただき、有り難うございました。